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何を減らせば小顔に見える? PART1~解剖学的な構造を理解しましょう

名古屋院 李 院長 プロフィールはこちら

公開日:2020年9月12日

更新日:2020年9月18日

「フェイスラインを小顔にしたいけど、何をすれば小さくなるのか判らない」

そうおっしゃる方は少なくありません。例えば、正面からみた頬のフェイスラインを小さくしようとした場合、当然その部分のボリュームを減らすことを考えると思うのですが、何を減らすかついてはいくつかの選択肢があります。

具体的には、脂肪、筋肉(咬筋)、骨(エラの骨=下顎角)の3つになります。本当はこれに皮膚自体のたるみというファクターを加えなければならないのですが、この後の話を単純化するため、今回はあえてこれを外した3つについてお話ししていきたいと思います。

  • 脂肪を減らす治療にはメソセラピーや脂肪吸引があります。
  • 咬筋のボリュームを減らしたいのであれば、ボツリヌス菌を注射して筋肉を委縮させるか、もしくは咬筋切除という手術を行います。
  • 骨については、当然手術で削らないと小さくなりません。

頬のフェイスラインの解剖学的な構造を理解しましょう

では、どんなタイプにどんな治療が向いているのでしょうか?これを考える上では、頬のフェイスラインの解剖学的な構造を理解する必要があります。

そこで、今回はCT(コンピュータ断層撮影)画像を利用して、これを確認してみようと思います。体の内部の構造を確認するのにCTは非常に有用です。特に最近は水平だけでなく様々な角度の切断面を見ることができるので、とても助かります。

エラの角(下顎角)の高さの水平の断面

今回は、水平と垂直の両方のスライスで見ていきましょう。まず、エラの角(下顎角)の高さの水平の断面を見てみましょう。

矢印で示す場所がそれぞれ脂肪、咬筋、エラ骨です。

CTでは、骨は白く、筋肉はグレー、脂肪は黒っぽく写ります。

エラの角(下顎角)の高さの水平の断面

さらにそれぞれをわかりやすくするため、色分けしてみました。

フェイスラインのボリュームに影響しているものが、前と後ろでは違う事が解ります。

つまり、前から真ん中くらいまでは脂肪、真ん中より後ろになると咬筋、一番後ろの方はエラ骨(下顎角)がフェイスラインに影響しています。

前方、中間、後方の垂直断面

今度は、前方、中間、後方の垂直断面を見てみましょう。

前方では頬全体で脂肪が占める割合が大きいことが解ります。

前方、中間、後方の垂直断面

ここから後方にいくに従って、脂肪が減り咬筋のボリュームが増えてきます。

もう少し後方になると脂肪層が非常に薄くなり、咬筋の占める割合が大きくなります。

前方、中間、後方の垂直断面

一番後方のレベルでは、特に下の方で咬筋より骨の影響が大きくなりことが解ります。

小顔の適応

つまり、

  • 頬の前から真ん中あたりががぽっちゃりしている方は脂肪
  • 真ん中よりやや後方が張っている方は咬筋
  • 一番後方の下の部分が大きい方は骨を小さくする

適応があるという事になります。

ご自分がどのタイプか見分けるためには、正面から見たフェイスラインの輪郭が前方から後方までのどのレベルで構成されているかをチェックする必要があります。

つまり、鏡で正面の顔を見て、一番外にある部分がどこかということです。これを簡単にチェック法できる方法があります。

鏡を見ながら人差し指の指先で後ろの方から前に向かって頬をなぞっていって、どこで指先が見えるかを調べる方法です。(強く押さずそっとなぞるようにするのがポイントです。)指先が見えたところがフェイスラインのピークという事になるので、指先が最初から見えるようであれば骨、その少し前であれば咬筋、真ん中くらいでやっと見えてくるようであれば脂肪を減らすことがその方の小顔治療の第一選択になります。

単純ですがこれはとても大切なポイントで、この選択の順序を間違えると治療が逆効果になってしまうことや必要ない手術をすることになりかねません。例えば、後方にフェイスラインのピークがあるのに頬の脂肪吸引を先にしてしまうと、頬の前方だけがこけて却ってエラが張って見えたりします。逆に、正面から見てエラのある後方部分がその前のボリュームに隠れて見えないような方が、頑張って骨を削る手術をしても、少なくとも正面から見た顔はあまり小さくなりません。他にも、最後方ではなく、その少し前方にフェイスラインのピークがあるのであれば、骨を削らなくてもボツリヌス菌だけで小顔を目指せる可能性が高いと言えます。

小顔治療を考えている方は、是非一度鏡の前でチェックしてみてください。


つづきは「何を減らせば小顔に見える? PART2~頬の小顔治療」へ

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