鼻のオーダープロテーゼについて
鼻のオーダープロテーゼについて
3Dプリンターで骨格モデルを作成
今回は、鼻のプロテーゼについて当院で行なっていることを紹介したいと思います。
ホームページにもございますように、市販のシリコンプロテーゼはフィットが完全ではありませんから、ずれたりしやすいという難点があります。
その難点を解決するために、当院では骨格に合わせたプロテーゼを作成しています。
CTを撮影して、そのデータから3Dプリンターで、骨格モデルを作成します。
鼻筋をどれだけ高くしようか、鼻先はどうしようか、鷲鼻にするのか、ストレートにするのか、それにはプロテーゼは何ミリくらいどこから必要かなどを綿密に計画した上で、ゴアテックスや、オーダーシリコンの元になる型を時間をかけて作成しています。
もちろん手術中に実際入れた感じや、延長や軟骨移植をした後の鼻先に合っているかによっては、手術中に多少の修正を入れたりはしています。
鼻だけではなく、額形成や、鼻翼基部プロテーゼ、顎プロテーゼ、骨切りなどのシミュレーションにもモデルは活用しております。
多少の費用はかかりますが、手術の精度や結果に大きく反映しますので、かなりの患者様に作成をお願いしています。
ですので、クリニックには頭蓋骨がたくさんあります。
プロテーゼがずれたくない、浮いたように見えたくない、思い通りの形にしたい、など皆様が希望するところを追求しながら手術を行なっています。