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重瞼術~第4章 : 上まぶたの脱脂術

公開日:2020年9月11日

更新日:2020年9月18日

一般的に行われている上まぶたの脱脂術というのは眼窩脂肪と呼ばれるまぶたの比較的奥にある脂肪を取り除く手術です。

そのためには少なくとも3㎜ほどの切開が必要です。残念ながら、脂肪吸引のように針で脂肪を吸い出すことはできません。

普通は二重を作る手術に併せて脱脂術を行いますが、すでに二重のある方には脱脂術を単独で行うこともあります。

重瞼術~第4章 : 上まぶたの脱脂術 目次

脱脂術に必要な皮膚の切開

脱脂術に必要な皮膚の切開

上まぶたの脱脂術を単独で行う時や埋没法による重瞼術と併せて脱脂術を行う時には、重瞼線に沿ってまぶたの内側と外側の2ヶ所で皮膚を3㎜切開します。

そこから、眼窩脂肪と呼ばれる脂肪を引っ張り出して、取り除きます。

脱脂術に必要な皮膚の切開

この眼窩脂肪という脂肪はまぶたの隔膜と呼ばれる固い膜より奥にあります。

まぶたの皮膚を10㎜ほど切開して二重を作る小切開法でも、眼窩脂肪を切除します。また、まぶたの皮膚を目頭から目尻まで切開する全切開法でも、通常行われている方法ではこの眼窩脂肪だけを切り取っています。全切開で通常切除されるのが眼窩脂肪だけです、とわざわざ書いたのは他にも切除する脂肪があるからです。それについてはあとで説明します。

眼窩脂肪を切り取る脱脂術の影響

眼窩脂肪を切除すると目を閉じている時にみられる上まぶたの膨らみが小さくなります。

また、目を開いた時の二重の外側にできる小さな膨らみが小さくなります。また、眼窩脂肪を取り除くと、手術で作った二重が消えにくくなります。

眼窩脂肪を切り取る脱脂術の効果

眼窩脂肪が下の方まで降りてきていると、埋没法の糸が脂肪と絡んでしまいます。

眼窩脂肪を切り取る脱脂術の効果

脱脂術をすると埋没法の糸が脂肪を挟まなくなります。

上まぶたの浅いところにある脂肪

上まぶたには眼窩脂肪の他に、まぶたの皮膚に張り付いた脂肪があります。専門用語では、この脂肪を隔膜前脂肪とかROOFと呼びます。

上まぶたの組織を表面から奥へ順に言いますと、まず皮膚組織があり、その下にはまぶたを閉じる働きをする眼輪筋という筋肉があります。

上まぶたの浅いところにある脂肪

この筋肉の下に隔膜前脂肪やROOFがあります。さらに奥には、眼窩隔膜という硬い膜があり、その奥に眼窩脂肪があります。

眼窩脂肪の奥にはまぶたを持ち上げる働きをする眼瞼挙筋とその腱膜があり、その下が結膜です。

このまぶたの比較的浅いところにある脂肪は眼輪筋の下面にありますので、ROOF(日本語に訳すと後眼輪筋脂肪)あるいは隔膜前脂肪と呼ばれますが、ここではわかりやすく皮下脂肪と呼んでおきます。

厚ぼったいまぶたの治療

上まぶたが厚ぼったく見えるのは奥にある眼窩脂肪が原因のこともありますが、むしろ浅いところにある皮下脂肪が原因となっていることがたくさんあります。

[全切開で眼窩脂肪をとりましたが、厚ぼったいまぶたになっています]

厚ぼったいまぶたの治療

こちらの症例は全切開術で二重を広くし、併せて眼窩脂肪を切り取りました。しかし、術後のまぶたはかえって厚ぼったくなっています。

これは、まぶたの皮下脂肪が原因です。生きた人のまぶたの断面を画像診断で調べた結果、目を開いた時にまぶたの皮下脂肪がおりたたまれて厚くなることが分かりました。

厚ぼったいまぶたの治療

目を閉じている状態では、皮下脂肪は引き延ばされていますので薄くなります。

厚ぼったいまぶたの治療

目を開いた時にまぶたの皮下脂肪がおりたたまれて厚くなる。

厚ぼったいまぶたの治療

ちょうど、イラストの赤い点線で囲まれた部分が厚ぼったいまぶたの原因です。

厚ぼったいまぶたの治療

奥にある眼窩脂肪が原因となっているのは黄色で示した範囲です。

厚ぼったいまぶたの治療

一方、皮下脂肪のうち隔膜前部はピンクの範囲、ROOFはオレンジの範囲に相当します。

従って、厚ぼったいまぶたをスッキリさせるには、通常行われている眼窩脂肪を切り取る手術だけではなく、皮下脂肪も切り取らなければなりません。眼窩脂肪は卵の黄身のように軟らかいため、小さな穴から引っ張り出して取り除くことができます。

しかし、皮下脂肪は比較的硬くて周りの組織に張り付いていますので、引っ張り出すことはできません。直接見ながら筋肉や隔膜から剥がして取る必要があります。それには、どうしても全切開や上眼瞼リフトのような長い皮膚切開が必要になります。

ヴェリテクリニックの上まぶた脱脂術

[ヴェリテクリニックの上まぶた脱脂術 症例(術後)]

ヴェリテクリニックの上まぶた脱脂術

厚ぼったいまぶたをすっきりさせるために、ヴェリテクリニックでは全切開法で二重を作りながら、皮下脂肪と眼窩脂肪を切り取る手術を行っています。

眉骨のところがふくらんでいる方には骨の上に乗っかっている皮下脂肪(ROOF)も切除しています。


第5章は「二重の幅とかたち」です。

二重まぶたの手術を希望される患者様はひとりひとりどのような目になりたいかというこだわりをもっていらっしゃいます。

ヴェリテクリニックが選ばれる理由

形成外科を経験した医師のみが在籍

ヴェリテクリニックの医師

ヴェリテクリニックには、形成外科での豊富な経験を積んだ医師のみが在籍しています。

中でも、大学病院などで形成外科を専門とする医師が多く所属する、日本美容外科学会の厳しい基準をクリアし、「専門医」として認定された医師も在籍しております。

この「専門医」は、学会の正会員の中でも限られた医師だけが認定される資格です。

また、ヴェリテクリニックでは、患者様によりご満足いただける医療を提供するため、医師同士が積極的に意見を交わしながら、常に技術と知識の向上に努めています。

他院修正もおまかせ

ヴェリテクリニックの医師(鼻整形)

ヴェリテクリニックでは、過去に美容整形手術を受けたものの、結果にご満足いただけなかった方へのサポートにも力を入れております。

特に、修正手術を得意分野の一つとしており、他院では対応が難しいとされるケースや、症例数の少ない特殊な手術にも可能な限り対応いたします。

実際に、仕上がりに納得できなかった方の修正手術や、医師の高度な技術が求められる困難なケースのご相談・施術実績も多数ございます。

一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富な専門医が丁寧にカウンセリングを行い、最適なご提案をいたします。

安心のアフターケア

ヴェリテクリニックのアフターケア

ヴェリテクリニックでは、術後の検診を丁寧に行い、手術部位のトラブルを未然に防ぐことはもちろん、ダウンタイム中の不安やご質問にも、誠実に対応しております。

「今の状態は問題ない?」「腫れはいつまで続くの?」といった、ちょっとした疑問でも構いません。どんなご相談にも、医師・スタッフが寄り添いながら、安心していただけるようきめ細やかにサポートいたします。

手術が終わってからが本当のスタートです。術後の経過をしっかり見守りながら、患者様が「このクリニックにしてよかった」と心から感じられるよう、責任をもってフォローいたします。

カウンセリングのみのご来院も大歓迎!

ヴェリテクリニックでは、患者様がご自身の意思で安心して治療をお選びいただけるよう、丁寧なカウンセリングを大切にしております。

まずは理想やお悩みをじっくりとお聞きし、施術の可能性だけでなく、リスクや限界についても正確にお伝えいたします。

そのうえで、患者様の状態をしっかりと確認し、無理のない最適な治療プランをご提案させていただきます。

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