目頭切開~第2章 : 目頭切開の注意点
目頭切開~第2章 : 目頭切開の注意点 目次
目頭を沢山切開したからといって、きれいな目になるわけではない
ここで注意しなければならないのは、目頭を沢山切開したからといって、きれいな目になるわけではないと言うことです。
沢山切開したことによって、変な目になる人がいます。
ここでお見せするのは、目頭切開を受けたことのある患者さんの目元です。
目頭のピンクの肉の形が尖った三角形をしていると、違和感がありません。
しかし、ピンクの肉が四角かったり、丸かったり、鳥のくちばしのように細長すぎたりすると、異様な感じがあります。
目頭切開をする前に確認すること
目頭切開をする前に、目頭のピンクの肉の大きさと形を確認することが大切です。
もし、四角や丸や長すぎるタイプならば、
患者さんが望むなら
もちろん、患者さんが目頭の形がちょっとぐらい変でも、目と目をできるだけ近づけて欲しいと希望されるならば、蒙古襞をしっかり切開することはできます。
二重と蒙古襞の位置関係
末広型になるのか平行型になるのかは、二重の線と蒙古襞の延長線の位置関係によって決まります。
蒙古襞を全部切開すると、末広型の二重は平行型になります。
蒙古襞を一部残すように控えめに目頭切開をした時には、末広型の二重がそのまま、末広型になることもありますし、平行型の二重になることもあります。
どちらになるかは、二重を作っている二重の線の高さと残った蒙古襞の位置関係によります。
蒙古襞によってできるシワの線が二重の線より高いと末広型になりますし、低いと平行型になります。
控えめに目頭切開をした後で二重が末広型になった人が平行型になりたいと希望するなら、二重を広くする必要があります。
第3章は「目頭切開の手術法」です。
ヴェリテクリニックで私が行っている目頭切開の手術法は、Z法とリドレープ法です。稀に、皮膚切除法も使います。