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眼瞼下垂~第6章 : まぶたの持ち上がりを強くする際の注意点

公開日:2020年9月11日

更新日:2020年9月18日

一般的に眼瞼下垂の手術と言えば、まぶたの持ち上がりを強くする手術のことを指します。

どこに糸を通すかによって目の開きの大きさが変わってきます。また、開いた時の目の形も変わってきます。

眼瞼下垂~第6章 : まぶたの持ち上がりを強くする際の注意点 目次

よくみかける症例1:やたらと開きすぎる目

眼瞼下垂:やたらと開きすぎる目

未熟なドクターが起こしやすい症例は、とにかくまぶたの上がりがよくなればいいからと言って、患者さんの年齢や希望を考えずに、目の開きをやたらと強くしてしまうことです。

年配の方で目がギョロッとしていても、怖いだけで可愛げがありませんよね。

眼瞼下垂:やたらと開きすぎる目

また、ギョロ目を気にされるのは高齢の患者さんだけではありません。

次の患者さんは、まぶたが原因で肩凝りがあると診断されて大学病院で眼瞼下垂の手術を受けたそうです。

しかし、手術の後、目が見開いたようになって、黒目の上の白目が向いてしまうため、今度は違うクリニックでまぶたを下げる手術を受けたそうです。

そうしたところ、まぶたが下がったのはいいのですが、予想外の三重になってしまい、目の形も妙につり目っぽくなってしまったので、それらの修正のためにヴェリテクリニックに来られました。

よくみかける症例2:妙なつり目

眼瞼下垂:妙なつり目

先ほどの患者さんが気にされていた、妙につり目っぽい目の形というのも、未熟なドクターが起こしやすい症例です。

つまり、まぶたの外ばかりが上がって内側が上がっていない目を作ってしまうことです。

まぶたを持ち上げる筋肉は内側の動きが弱くて外側の動きが強い。また、縫合固定する腱膜も内側は薄くて弱いが、外側は厚くてしっかりしている。そのため、手術をする時、まぶたの外側のほうが開きを強くしやすいのは事実です。

眼瞼下垂:妙なつり目

また、正面を見た時黒目の中心はまぶたの中央よりも内側、つまり鼻に近いほうにあります。

それに気づかず、まぶたの中央にピークを作ると外側が上がった形になってしまいます。

こういった事情で妙なつり目を作りやすい傾向がありますが、それは術者のいいわけに過ぎません。

[眼瞼下垂の手術後つり目になっていたのを修正]

眼瞼下垂の手術後つり目になっていたのを修正

ドクターの注意と技術でいくらでもそれは防ぐことができます。

目の開きの大きさと形の調整

目の開きの大きさと形の調整

まぶたの開きの大きさと形の調整は手術中に行います。

患者さんに起きあがってもらい、目を開いてその大きさと形を確かめながら、糸を通す位置を調整する必要があります。

私は満足な大きさと形になるまで何度でも調整を繰り返します。

左右差を防ぐ

手術中に左右差をそろえるのは肝心ですが、それだけでは十分ではありません。

1週間後の抜糸の時に、再度、目の大きさや形の左右差を確認します。というのは、術中には麻酔薬の影響があるからです。

左右差を防ぐ

麻酔薬がまぶたを持ち上げる筋肉に作用しますと、目を持ち上げる力が弱くなります。

右と左の両方に同じように麻酔薬が効いているならいいのですが、片方の筋肉にだけ麻酔が強く働いていることもあります。

その状態で目の大きさを合わせると、麻酔の効果が切れた時に、麻酔が強く効いていた方の筋肉の力が強くなって、反対側より目の開きが大きくなります。

そのため、私は術後1週間の時点で明らかな左右差があれば、その場で修正します。

左右差を防ぐ

2011年1月15日の日本美容外科学会の研究会でも、目の左右差を防ぐため、どんな工夫をしているのか何人もの先生方が発表されていました。

しかし、どれも完全なものではありませでした。

わたしとしては、術中にできるだけそろえる。また、1週間後に再度確認して必要なら修正する。それでも、その後に左右差ができた時は、3ヵ月後に修正する。

とにかくあきらめないことだと思います。


第7章は「切開法を用いた眼瞼下垂の手術」です。

眼瞼下垂の手術には、全切開法による二重まぶたの手術も含まれていてもれなく、二重が付いてくる・・・

ヴェリテクリニックが選ばれる理由

形成外科を経験した医師のみが在籍

ヴェリテクリニックの医師

ヴェリテクリニックには、形成外科での豊富な経験を積んだ医師のみが在籍しています。

中でも、大学病院などで形成外科を専門とする医師が多く所属する、日本美容外科学会の厳しい基準をクリアし、「専門医」として認定された医師も在籍しております。

この「専門医」は、学会の正会員の中でも限られた医師だけが認定される資格です。

また、ヴェリテクリニックでは、患者様によりご満足いただける医療を提供するため、医師同士が積極的に意見を交わしながら、常に技術と知識の向上に努めています。

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ヴェリテクリニックでは、過去に美容整形手術を受けたものの、結果にご満足いただけなかった方へのサポートにも力を入れております。

特に、修正手術を得意分野の一つとしており、他院では対応が難しいとされるケースや、症例数の少ない特殊な手術にも可能な限り対応いたします。

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一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富な専門医が丁寧にカウンセリングを行い、最適なご提案をいたします。

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ヴェリテクリニックでは、術後の検診を丁寧に行い、手術部位のトラブルを未然に防ぐことはもちろん、ダウンタイム中の不安やご質問にも、誠実に対応しております。

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手術が終わってからが本当のスタートです。術後の経過をしっかり見守りながら、患者様が「このクリニックにしてよかった」と心から感じられるよう、責任をもってフォローいたします。

カウンセリングのみのご来院も大歓迎!

ヴェリテクリニックでは、患者様がご自身の意思で安心して治療をお選びいただけるよう、丁寧なカウンセリングを大切にしております。

まずは理想やお悩みをじっくりとお聞きし、施術の可能性だけでなく、リスクや限界についても正確にお伝えいたします。

そのうえで、患者様の状態をしっかりと確認し、無理のない最適な治療プランをご提案させていただきます。

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