眼瞼下垂~第7章 : 切開法を用いた眼瞼下垂の手術
福田 医師
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さて、一般的に眼瞼下垂の手術と言えば、まぶたの持ち上がりを強くする手術のことだといいましたが、もっと詳しく言いますと、切開法を使って筋肉とまぶたをつなげる手術のことを指します。
眼瞼下垂~第7章 : 切開法を用いた眼瞼下垂の手術 目次
もれなく二重まぶたになる
この切開法を使った眼瞼下垂の手術を受けると、目の開きが大きくなるのに加えて、二重まぶたにもなります。
要するに眼瞼下垂の手術には、全切開法による二重まぶたの手術も含まれています。もれなく、二重が付いてくるわけです。
眼瞼下垂の手術による目元の変化
したがって、一般的な眼瞼下垂の手術(切開法を使ったもの)を受けると、黒目にかぶさったまぶたが持ち上がって、黒目がしっかり見えてきます。
- 目の上の凹みは緩和されます。
- まゆ毛は下がってきて目に近づきます。
- おでこの横皺は減ります。
- 一重まぶたが二重になります。
これらは見た目の部分でエイジングケアさせることができます。
しかし、同時に鼻の付け根の横皺と目尻の皺が増えます。
しわが気になる年頃の患者さんでは目尻と鼻の付け根の皺が増えることを承知して頂かなければなりません。
また、若く見せる変化が大きいからと言っても、これだけの変化が起こりますと、相当顔の印象が変わります。
その変化を患者さんの望んでいたのならいいのですが、そうでないと、今度は容姿が気になって悩むことになります。
第8章は「眼瞼下垂の治療はどこで受けることができるのか」です。
健康保険がきく眼瞼下垂の手術、自費負担の眼瞼下垂の手術の解説です。