
鼻中隔延長術 上級者編~第2章 : 鼻中隔延長の術後に起こる問題点
2年間の調査の結果、延長術の術後に、鼻尖や鼻柱の傾きと鼻孔の左右差、延長不足、延長のやりすぎ、延長方向の誤り、そして、鼻づまりといった問題が起こることが分かりました。
鼻中隔延長術 上級者編~第2章 : 鼻中隔延長の術後に起こる問題点 目次
鼻中隔延長術の問題
- 鼻尖や鼻柱の傾き・鼻孔の左右差
- 延長不足
- 延長のやり過ぎ
- 延長方向の誤り
- 鼻づまり
以前に鼻尖縮小や鼻尖の軟骨移植といった鼻先の手術を受けたことがあると、鼻先や鼻柱の傾き・鼻孔の左右差が起こりやすくなります。
それは、以前の手術の影響で鼻先の軟骨が変形したり、鼻の中の粘膜が硬く引きつれたりするわけですが、そういった変形が左右均等に起こるわけでなく、一方が強く変形して伸びにくくなっているためです。
鼻尖や鼻柱の傾き
この患者さんは以前に鼻尖縮小とL型プロテーゼによる隆鼻術を受けていました。もともと過去の手術のため、鼻翼軟骨が変形していました。
胸の肋軟骨を使って延長しましたが、左側の軟骨の引き連れが強いため、手術終了時からすでに鼻先が左に傾いてしまいました。
7ヶ月後に、再度オープン法で移植した肋軟骨の向きを変えて固定し直して、左右のバランスがとれるようにしました。
もう一人の患者さんは他院で耳の軟骨を使って鼻中隔延長術を受けたそうですが、術直後から鼻先が右に傾いてしまいました。
修正のための手術を行って、移植された耳の軟骨を取り出してみると、S字に曲がっていました。

先ほどの患者さんとは違ってこの方の場合は、曲がった軟骨で延長をしたために、鼻先が傾いてしまったわけです。
そこで、耳の軟骨を取り除き、鼻中隔軟骨を使って延長術を行いました。
統計の結果
2年間の統計の結果、全体で23%の頻度で鼻先や鼻柱の傾き・鼻孔の左右差が起こっていました。
さらに詳細を見てみますと、耳の軟骨を2枚重ねで使ったケースと鼻中隔軟骨の反対側に補助として耳の軟骨を使ったケースでは傾く確率が33%と高くなっていました。
一方、鼻中隔軟骨や肋軟骨を2枚重ねにするか、あるいは鼻中隔軟骨と保存軟骨を併せて2枚使うと傾く確率が低くなっていました。

結論から言いますと、耳の軟骨を使うと鼻先が傾きやすいということがわかりました。
そして、傾きを防ぐためには鼻や胸の軟骨を2枚重ねで使用するのがよいことがわかりました。
延長不足の原因
次に、希望したほど鼻が伸びなかったという問題がありました。
この延長不足の原因としては、
- 移植軟骨の大きさが足りない
- 鼻腔粘膜が十分伸びない
- 鼻の皮膚が十分伸びない
の3つがあげられますが、皮膚が足りないというケースは実際にはありません。
こちらの患者さんは鼻中隔軟骨を使う予定で手術を始めましたが、鼻の奥からとれた軟骨は1cm×1cmと小さかったため、やむなく耳の軟骨を使って延長をしました。
耳の軟骨でも大きさが足りなかったために、鼻柱を十分下方に伸ばすことができませんでした。また、鼻の穴が左に傾いてしまいました。
延長を追加するには
延長術を受けたにもかかわらず、長さが足りず、もっと長くしてほしいという希望を叶えるためには、前回使った軟骨よりももっと大きな軟骨を使って延長術を行わなければなりません。
つまり、延長を追加するには肋軟骨を使うことになります。
下の写真は、他院で耳の軟骨を使って鼻中隔延長術を受けられた患者様です。
術前に比べると、低い鼻先が高くはなったそうですが、まだ鼻先が上を向いているので気に入らないということでした。
耳の軟骨を取り除き、肋軟骨を使って延長をしました。鼻の穴の傾きも矯正することができました。
他院において耳介軟骨を用いた鼻中隔延長術とシリコンプロテーゼによる隆鼻術を受けた患者さん。
肋軟骨を使って鼻中隔延長をやり直し、隆鼻プロテーゼはゴアテックスの眉間と隆鼻プロテーゼに入れ替えました。
鼻の穴の傾きも矯正することができました。
このケースでは、大きな軟骨を使うことによって、延長不足を修正できましたが、必ずうまくいくとはいえません。というのは、延長不足を修正するには粘膜や皮膚に余裕がなければいけません。
大きな軟骨に置き換えても、粘膜や皮膚が伸びてくれなければ鼻は長くなってくれません。無理に傷を閉じると、粘膜や皮膚の栄養(血行)が悪くなって、死んでしまうことがあり得ます。
また、無理に閉じた傷は感染する危険も高くなります。実際に、延長を追加した後で、軟骨にばい菌がついたことがあります。延長のやり過ぎや延長方向が間違っているという問題もおこります。
第3章は「術者の美的センスと観察眼」です。
美しい鼻をつくるには術者の美的センスが重要です。美的センスと観察眼の解説です。
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