頬骨を3か所で切って、こめかみの骨を抜き取り、頬骨全体を後ろへ下げるというセットバックを行っています。
症例番号:頬骨セットバック-001
担当医: 福田 慶三
併せて行った施術・その他費用
- 頬骨セットバック
- ¥1,320,000
修正の場合 + ¥220,000
同時に涙袋形成 +¥110,000
同時にメーラーファット除去 +¥110,000
同時に眼窩脂肪プッシュバック +¥110,000
- 前額部リフト
- ¥880,000
修正の場合 + ¥220,000
- 目頭切開術
- ¥275,000
- 目尻切開術
- ¥308,000
- 涙袋ヒアルロン酸(1回)0.2ccまで
- ¥33,000
頬骨形成術のトラブル一覧
A) 感染(化膿する)
手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬服用や抗生剤の点滴を1~2 週間行います。
また、感染がひどいケースでは口腔内や頬の皮膚を切開して膿を出しその後毎日キズの中を洗浄致します。
大変稀なことではありますが、骨を固定するための金属(プレートやスクリュー)が、感染の原因となる場合があります。その際は、金属の抜去が必要になります。
蓄膿症のある方には耳鼻科を、上顎の歯が原因で頬骨に感染が起きた時は歯科や口腔外科を紹介させて頂きます。
B) 血が溜まる
術後に傷の中で出血して血が溜まると頬や目の周りや耳の前が紫色に腫れ上がります。血が溜まったままにすると化膿したりしこりを作ったりするので早目の処置が必要です。
対応
口腔内を切開し、溜まった血を排出する処置をします。
C) 中縫いの糸が出てくる
皮膚の中で縫合した糸の先端が皮膚をつきぬけて外に出てくることがあります。
対応
放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
D) たるみ・皮膚の余り
細くなった骨格に合わせて皮膚や筋肉は縮まっていきます。
皮膚がたれるようなことはまれですが、出っ張った頬骨がなくなることで、頬の肉の位置が下に移動し、たるんだ輪郭に見えることがあります。特に法令線の外側の膨らみが大きくなることがあります。
対応
輪郭をすっきりした印象にするにはリフトの手術やバッカルファットの切除や頬の脂肪融解注射(リポビーン)を打ちます。
E) 頬や上口唇のしびれ
手術操作の際に知覚神経の近くを触る必要があります。それによって頬や上口唇にしびれが出現することがあります。
対応
ほとんどの場合、1年以内に治まります。まれに、感覚が完全に元通りには戻らないことがあります。
F) 眉毛が動きにくくなる
手術操作の際に、眉毛の動きを司る神経の近くを触る必要があるため、一時的に眉毛が動きにくくなることがあります。
対応
約1~3 ヶ月で自然に収まります。
まれに、動きが完全に元通りには戻らないということもあります。眉毛の動きの左右差が目立つ場合、麻痺していない側のおでこにボトックスを注射してバランスをとることが可能です。
G) 骨を切った部分に段差ができる
頬骨を切り取ってからつなぎ合わせますが、つないだ部分には段差が残ります。通常見た目に分かることはありませんが、顔のお肉が痩せて薄い場合やたくさん骨を切り取った場合には段差が目立つことがあります。
対応
外見上、段差が目立つ場合には凹んでいる部分にヒアルロン酸を注入して修正をいたします。ヒアルロン酸の効果は永久的なものではありませんので定期的(1 年に1 回程度)に繰り返す必要があります。
脂肪注入は持続的なものですが、満足のいく効果が得られるまで繰り返す必要があります。骨の修正をご希望の場合は前回と同じ傷を切開して段差のとび出した骨を削る、又は凹みに合わせてプロテーゼや人工骨を挿入することができます。
H) 頬骨のずれ
カットして移動した頬骨には、噛むときに働く咬筋という強い筋肉が付着しています。移動した頬骨はワイヤーやプレートで固定しますが、術後経過のうちに筋肉によって外側や下側に引っ張られてずれてることがあります。頬骨がずれると骨の間に隙間ができて凹みが生じ、頬が下がってきます。
対応
修正するには側頭部や目尻部分に切開を加えて、ずれた頬骨をしっかりと固定する必要があります。
I) 輪郭の変化の乏しさ
術後はむくみが起こりますので、頬が小さくなったと実感できない事があります。
半年は経過を見る必要があります。
対応
骨を切り足りないと感じる場合は、レントゲンを撮り再手術が可能か判断の上、できる範囲で再手術をさせて頂きます。骨を削ったり、移動できる距離には限界がありますので骨の削りや移動を追加してもご希望通りの小顔効果が得られないことがあります事をご了承下さい。
また頬骨をさらに小さくしていきますと段差やたるみといった問題が起こりやすくなることをご理解下さい。
J) 頬骨のボリュームが無くなりすぎる
頬骨の移動の量が予定よりも大きく頬骨が小さくなりすぎる、あるいは予定通り手術が行われてもその結果に対してのボリュームが無くなりすぎてしまったと患者様が感じる事があります。
対応
頬骨の膨らみを作るためには、ヒアルロン酸注入が簡単な方法です。但し、ヒアルロン酸の効果は永久的なものではございませんので定期的(1 年に1 回程度)に繰り返す必要があります。
脂肪注入は持続的なものですが、満足な結果が得られるまで繰り返す必要があります。長期的な治療でご希望の場合は頬プロテーゼを挿入する方法があります。
K) 大きな口が開けにくい
術後は痛むため口を開けにくくなります。2~3週間口を開かないでおりますと、顎の関節が硬くなって口を大きく開けることが出来なくなります。
対応
開口訓練を行わないと、開口障害になる可能性がありますので、指導に従って自宅でも開口訓練を行ってください。
L) 左右差
口の中から頬骨の骨を削るのは直接骨を見ながら行うことが出来ません。手探りの操作になるため削り取った骨の大きさや骨を固定した位置に左右差が起きる事があります。また元々頬骨の左右差がありますと術後に左右差が残りやすくなります。
対応
明らかな左右差が出た場合、できる範囲で再手術を行います。頬骨の出っ張りが小さいほうに対して修正をご希望の場合はヒアルロン酸注入や脂肪注入、又は頬骨のプロテーゼの挿入術を提案いたします。
頬骨の大きいうに修正をご希望の場合は再度同じ傷を切開して頬骨をカットしたり削ったりする手術を行います。
再手術を行っても完全に左右対称にならないことがあることを御了承下さい。
M) 口唇の火傷、すり傷、色素沈着
手術中、口を大きく開ける器具を使用する為、口唇の火傷、すり傷、色素沈着が起こる事があります。
対応
ほとんどの場合、自然に治まります。
色素を薄くするハイドロキンクリームや肌のターンオーバーを早め、新たな皮膚を再生させるトレチノイン+ハイドロキノンクリームを必要に応じて処方致します。
N) レントゲン・CT・MRIに対する影響
骨を切った部位や骨を固定する金属製のプレートやワイヤーは画像に移ります。しかしCTやMRIの検査を受けて頂くことに支障はございません。
対応
レントゲン・CT・MRIいずれの検査も問題なく受けていただけますが、固定金属は写ります。
人体に問題なく骨になじみの良い金属(チタン)を使用しているため、原則的には抜去する必要はないと思いますが、どうしても気になる場合は、手術後4 ヶ月以降に固定金属抜去を致します。
頬骨セットバックのよくある質問
頬骨形成の傷痕は残りますか?
傷痕が残ることはありません。
手術は口の中からとこめかみ部分から行うため、傷跡が人目に付くことはまずありません。
輪郭の手術後、痛みやダウンタイムはどのくらいですか?
1~2週間程で落ち着いてきます。
個人差ありますが、術後の痛みについては、痛み止めをお渡ししています。
腫れやむくみは1~2週間程度から落ち着いてきます。
1週間はフェイスバンテージにて圧迫固定が必要ですが、それ以降も着用頂くと落ち着きも早くなります。
腫れやむくみは1~2週間程度から落ち着いてきます。
1週間はフェイスバンテージにて圧迫固定が必要ですが、それ以降も着用頂くと落ち着きも早くなります。
骨切りの手術後はたるみが出ますか?
年齢や皮膚の状態、削る量により違ってきます。
骨が小さくなることで多少の皮膚の余りは生じます。
患者様の年齢や皮膚の状態、削る量により術後のたるみは違ってきます。
手術後のたるみが気になる場合は、リフトアップや皮膚の引き締め施術を行うことで、骨切りの手術結果を認識頂けます。
患者様の年齢や皮膚の状態、削る量により術後のたるみは違ってきます。
手術後のたるみが気になる場合は、リフトアップや皮膚の引き締め施術を行うことで、骨切りの手術結果を認識頂けます。
骨切りの手術後、後遺症はありますか?
時間の経過とともに緩和します。
手術直後には一時的に腫れや知覚鈍麻などが生じることがありますが、ほとんどの方は3~6ヶ月で消失していきます。
腫れや知覚麻痺がある間は、話し辛さや食事の飲み込みにくさなどを感じることもありますが、時間の経過と共に徐々に緩和していきます。
腫れや知覚麻痺がある間は、話し辛さや食事の飲み込みにくさなどを感じることもありますが、時間の経過と共に徐々に緩和していきます。
輪郭の手術後は日常生活に支障はありますか?
大きな支障はありません。
手術直後は、腫れの影響で一時的に多少会話や食事がしづらく感じられることがありますが、大きく支障が出るようなことはありません。
時間の経過とともに腫れが落ち着き、2~4週間程で違和感なく自然な会話や食事ができる状態となります。
時間の経過とともに腫れが落ち着き、2~4週間程で違和感なく自然な会話や食事ができる状態となります。
手術は全身麻酔ですか?
はい。全身麻酔でのご手術となります。
手技が非常に細かく手術時間を要するため、患者様のご負担に配慮するために全身麻酔での手術となります。
術中の意識はないため痛みを伴うことはありません。
術中の意識はないため痛みを伴うことはありません。
頬部・頸部フェイスリフトのトラブル一覧
A) 感染(化膿する)
手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬の服用、抗生剤の投与、洗浄をします。
また、感染がひどいケースでは、傷口の一部を再度切開し膿を出す必要があります。
B) 中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)の露出
中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)が出てくることがあります。
対応
中縫いの糸が露出した場合、放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
C) 血が溜まる
手術後、傷の下で出血し大量の血が皮膚の下に溜まってしまい、こぶのように紫色に腫れ上がることがあります。
放置しておくと、皮膚が引っ張られ過ぎて血行が悪くなり皮膚が壊死する可能性がある為、緊急に処置が必要になります。
対応
傷口の一部を再度切開し、溜まった血を排出する処置を行わせて頂きます。
D) 皮膚の壊死
皮膚を引っ張って傷を縫い合わせる為、傷口の緊張が強く、皮膚の血行が悪くなります。その為、傷口付近の皮膚が壊死し、黒いかさぶたになることがあります。喫煙、術後の強い腫れ、大量の血が溜まるといったことが起きますと、引き上げた皮膚の血行が悪くなり、壊死する危険が高くなります。
対応
皮膚が壊死した場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。ほとんどの場合、壊死する範囲は小さいので、周りの皮膚が伸びてきて傷がふさがるのを待つことになります。その間、傷の治りを早める軟膏をお渡ししますので1 日2 回塗って下さい。
壊死してしまった部分の傷がふさがると赤黒い傷跡になります。傷跡は半年かけて徐々に白くなっていきます。
大変稀なことですが、壊死した範囲が非常に大きい場合は植皮移植をさせて頂くこともあります。
E) しわが残る
フェイスリフトでは耳の周りの切開線に向かって皮膚を引っ張りますので、切開部より離れた部分ほどシワが残る可能性があります。
特に鼻唇溝、マリオネットラインのシワは切開部より離れている為、改善はあまり期待できません。
対応
鼻唇溝やマリオネットラインのシワには、ヒアルロン酸の注入や自己の脂肪注入をおすすめいたします。
F) たるみが残る
口を開けたり閉じたりできるよう頬にはある程度のゆるみが必要です。そのゆるみの分だけタルミは残ります。
術中の腫れが強いた為、あるいは筋膜や皮膚にはりがない為、強く引き上げることができないことがあります。
その場合もたるみは残ります。
対応
術後に残ったタルミをとりたい場合、再度リフト手術をさせて頂きます。
但し、引き上げれば引き上げるほど傷口に緊張が加わり、H)・I)・L)の症状が出やすい為、やりすぎでない程度のリフトをおすすめいたします。
G) 引き上がりの左右差
骨格やたるみの左右差や術中の腫れの左右差のため、左右同じようにリフトをしてもタルミに左右差が生じることがあります。
対応
左右差が気になる場合は、たるみの多い方を再手術させて頂きます。但し、再手術を行っても完全に左右対称にならないことがあります。
また、再手術で引っ張ると、傷口の緊張が強くなって、傷がケロイドのように赤く盛り上がる、皮膚が壊死する、耳が変形するといったトラブルが起こりやすくなることをご理解下さい。
H) 引き上がりが強すぎる
術後3 ヶ月程は突っ張り感が強い、目がつり上がっていると感じることがあります。
対応
術後3 ヶ月程は突っ張り感が強いのですが、徐々にゆるみが出て馴染んできますのでお待ち下さい。
6 ヶ月経過しても上がりすぎていると感じる場合、引き上げた頬の皮膚をゆるめて下げる手術をさせて頂きます。
切り取った皮膚の隙間を埋めるために、皮膚移植が必要となる場合もあります。
I) 傷が赤く盛り上がる(ケロイド状)
切開部の傷が赤く盛り上がる場合があります。
対応
ステロイドの注射をすることにより、傷を平らにする処置を行います。
ステロイド注射は効果がでるまで1ヶ月間隔で繰り返す必要がございます。副作用としては皮膚が薄くなる、凹む、毛細血管が浮き出るといったことがございます。
J) 傷口にギャザーがよる
こめかみの生え際や耳の後面で皮膚を縫合しますが、皮膚のたるみが多いとつじつまが合わず、余った皮膚がギャザーのようによじれることがあります。通常半年程でなじんで目立たなくなりますがギャザーが残ってしまうこともあります。
対応
半年経過をみて頂くとギャザーは目立たなくなることが多いのですが、それでもギャザーが残ってしまった時には、切開線を延長してギャザーの原因である余った皮膚を切り取って縫い直させて頂きます。
K) 脱毛する(はげる)
体質により、髪の毛の生え際を切開した場合、一時的に脱毛することがあります。
頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、一時的に傷の周囲が脱毛することがあります。
対応
傷の周囲の脱毛は半年程でほとんど治まります。頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、最終的に2~5 ミリの脱毛が傷のように残ります。
◆ はげてしまった部分の周囲に皮膚の余裕があれば、再度切開し縫い縮めることにより、脱毛部分の幅を小さくすることができます。
他に植毛という方法もありますので、ご希望の場合にはご相談下さい。
L) 顔面神経麻痺(眉毛の動き、口の動きの麻痺)
手術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまう場合があります。それによって術後しばらくの間、眉毛の動きや口の動き、笑った時の頬の動きに麻痺(左右差)が出る可能性があります。
対応
通常1 ヶ月から半年で自然に収まります。ごく稀に完全には麻痺が回復しないこともあります。麻痺が回復するまでの間、左右のバランスを整える目的で麻痺が出ている箇所とは反対側に、ボトックスを注射する方法もあります。
M) 頬のしびれ・知覚鈍麻
手術操作の際に頬の細かい知覚神経を切ることになりますので、頬の表面の知覚が鈍くなります。
対応
ほとんどの場合、3~6 ヶ月以内に自然に治まります。ごく稀に完全には元に戻らないこともあります。
N) 耳たぶが伸びる・耳の変形
術後にリフトの後戻りが起こる為、時間が経つにつれて耳が下方や前方に引っ張られてくることがあります。
その為、耳の変形が起こらないように、耳の周囲の皮膚を切り取るときには余りを残すようにしますので、手術直後は耳たぶがよじれたような形になります。
対応
2~3 ヶ月で落ち着きます。
予想以上に後戻りが起きたときには、耳たぶが伸びてしまいます。これに対しては以下のような治療を行わせて頂きます。
◆頬にたるみが残っている場合は、再度リフトをしてたるみを耳に向かって引き寄せ、耳たぶの皮膚縫合に緊張が加わらないように処置します。
◆頬にたるみが残っていない場合は、伸びてしまった耳たぶの付け根の皮膚を切開し、少し上に持ち上げた部分に耳たぶを付け直すことで対応できます。しかし、耳たぶの下の部分に傷が残りますことをご理解下さい。
O) 傷の段差・凹み
出来るだけ丁寧に縫合しておりますが、肌の性質により傷跡の段差や凹みが起こる場合があります。
対応
傷跡の段差や凹みが起こる場合は、CO2 レーザーを照射し、削って滑らかにする、ぼかす等の処置を行わせて頂きます。レーザー処置後は、治療部位に赤みが3ヶ月程残ります。
レーザーで修正できない程の大きな段差や凹みは、傷を切り取って縫い合わせる処置を行わせて頂きます。
P) 皮膚の表面の凹み(凹凸)
皮膚を縫い合わせた傷には強い緊張がかからないように、皮下の筋膜やリガメントや真皮に糸をかけて吊り上げておきます。そのため、皮膚の表面に凹みができます。3~4 ヶ月でなじんできて平らになります。しかし、皮膚のゆるみが強いと凹みが残ってしまいます。
対応
通常、4 ヶ月程で目立たなくなりますが、それまでの間に修正を希望される場合には、ヒアルロン酸を注射して凹みを浅くする処置をさせて頂きます。
半年しても凹みが残っている場合には、再度フェイスリフトの傷跡を部分的に切開して凹みの周りを剥離して引き伸ばす処置をさせて頂きます。
前額フェイスリフト術のトラブル一覧
A) 感染(化膿する)
前額フェイスリフトの手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬の服用、抗生剤の投与、洗浄を行います。
また、感染がひどいケースでは、傷口の一部を再度切開し膿を出す必要があります。
B) 中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)の露出
中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)が出てくることがあります。
対応
中縫いの糸が露出した場合、放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
C) 血が溜まる
前額フェイスリフトの手術後、傷の下で出血し大量の血が皮膚の下に溜まってしまい、こぶのように紫色に腫れ上がることがあります。
放置しておくと、皮膚が引っ張られ過ぎて血行が悪くなり、皮膚が壊死する可能性がある為、緊急に処置が必要になります。
対応
傷口の一部を再度切開し、溜まった血を排出する処置を行わせて頂きます。
D) 皮膚の壊死
皮膚を引っ張って傷を縫い合わせる為、傷口の緊張が強く、皮膚の血行が悪くなります。その為、傷口付近の皮膚が壊死し、黒いかさぶたになることがあります。
喫煙、術後の強い腫れ、大量の血が溜まるといったことが起きますと、引き上げた皮膚の血行が悪くなり、壊死する危険が高くなります。
対応
皮膚が壊死した場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。ほとんどの場合、壊死する範囲は小さいので、周りの皮膚が伸びてきて傷がふさがるのを待つことになります。その間、傷の治りを早める軟膏をお渡ししますので1 日2 回塗って下さい。
壊死してしまった部分の傷がふさがると赤黒い傷跡になります。傷は半年かけて徐々に白くなっていきます。
大変稀なことですが、壊死した範囲が非常に大きい場合は皮膚移植をさせて頂くこともあります。
E) たるみが残る
額には目元を動かすためのある程度のゆるみが必要です。そのゆるみの分だけタルミは残ります。
対応
術後に残ったたるみが気になる場合は再度リフト手術をさせて頂きます。
※ 但し、引き上げれば引き上げるほど傷口に緊張が加わり、傷口のケロイド、脱毛、皮膚の壊死、額のつっぱり感等の症状が出やすいことをご理解下さい。やりすぎでない程度のリフトをおすすめいたします。
F) 額のしわが残る
① 切開部より皮膚を引っ張る為、切開部より離れた部分ほどタルミ、シワが残ります。
② 術後も眉毛を動かす筋肉に力を入れると、額にシワができます。
③ 皮膚に深く刻み込まれたシワは、リフトをしても完全に消すことができないことをご理解下さい。
対応
① 残ってしまった額、目元のシワには、ヒアルロンやボトックス注射で対処します。
② 筋肉の動きによって出来る額のシワを目立たなくするには、ボトックス注射を使います。
③ 刻み込まれたシワには、ヒアルロン酸注入や炭酸ガスレーザーで皮膚とシワを削る、あるいは、直接シワを切り取るといった方法があります。
G) 二重のラインが短くなる
二重の上に被さる皮膚が少なくなるため二重の折れ込みが浅くなり、目頭や目尻の二重の長さが短くなります。
対応
二重に被さるタルミが少なくなることで生じる必然的な結果です。
H) 引き上がりが強すぎる
術後3 ヶ月程は突っ張り間が強く出ることがあります。
対応
徐々にゆるみが出てなじんできますのでお待ちください。
6ヶ月経過しても上がり過ぎていると感じる場合、引き上げた額の皮膚をゆるめて下げる手術をさせて頂きます。切り取った皮膚の隙間を埋めるために、皮膚移植が必要となる場合もあります。
I) 傷の段差・凹み
出来るだけ丁寧に縫合しておりますが、肌の性質により傷跡の段差や凹みが起こる場合があります。
対応
傷跡の段差や凹みが起こる場合は、CO2 レーザーを照射し、削って滑らかにする、ぼかす等の処置を行わせて頂きます。レーザー処置後は、治療部位に赤みが3 ヶ月程残ります。
レーザーで修正できない程の大きな段差や凹みは、傷を切り取って縫い合わせる処置を行わせて頂きます。
J) 皮膚の表面の凹み(凹凸)
皮膚を縫い合わせた傷には強い緊張がかからないように、皮下の筋膜やリガメントや真皮に糸をかけて吊り上げておきます。
そのため、皮膚の表面に凹みができます。3~4 ヶ月でなじんできて平らになります。しかし、皮膚のゆるみが強いと凹みが残ってしまいます。
対応
通常、4ヶ月程で目立たなくなりますが、それまでの間に修正を希望される場合には、ヒアルロン酸を注射して凹みを浅くする処置をさせて頂きます。
半年しても凹みが残っている場合には、再度フェイスリフトの傷跡を部分的に切開して凹みの周りを剥離して引き伸ばす処置をさせて頂きます。
K) 傷が赤く盛り上がる(ケロイド状)
切開部の傷が赤く盛り上がる場合があります。稀にケロイドのような目立つ傷が残ることもあります。
対応
傷が赤く盛り上がってしまった場合は、ステロイドの注射をすることにより傷を平らにする処置を行います。
※十分な効果が得られるまで、1 ヶ月間隔で繰り返さなければならない場合もあります。
またステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。
L) 脱毛する(はげる)
体質により、髪の毛の生え際を切開した場合、一時的に脱毛をすることがあります。
頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、一時的に傷の周囲が脱毛することがあります。
対応
傷の周囲の脱毛は半年程でほとんど治まります。頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、最終的に2~5 ミリの脱毛が傷のように残ります。
◆はげてしまった部分の周囲に皮膚の余裕があれば、再度切開し縫い縮めることにより、脱毛部分の幅を小さくすることができます。 他に植毛という方法もありますので、ご希望の場合にはご相談下さい。
M) 顔面神経麻痺(眉毛の動きの麻痺)
手術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまう場合があります。それによって、術後しばらくの間、眉毛の動きに麻痺が出る可能性があります。
対応
通常1ヶ月から半年で治まります。ごく稀に完全には麻痺が回復しないこともあります。
麻痺が回復するまでの間、左右のバランスを整える目的で麻痺とは反対側にボトックスを注射する方法もあります。
N) 額のしびれ・知覚鈍麻
手術操作の際に頬の細かい知覚神経を切ることになりますので、額の表面から頭頂部の知覚が鈍くなります。
また、知覚が回復する際にかゆみを感じることがあります。
対応
ほとんどの場合、3~6 ヶ月以内に治まります。ごく稀に、完全には元に戻らないこともあります。
O) 額の広さの変化
頭髪内を切開し額の皮膚を上に引っ張ると、額が術前に比べ広くなります。
対応
元々額が広い方の場合は、頭髪内を切開する方法ではなく、生え際の髪の毛が生えていない部分の皮膚を取り除く方法をお勧めします。
P) 毛嚢炎
切開した傷の周囲は、髪の毛が生え揃うまで(術後1~3 ヶ月程)、毛膿炎が起きることがあります。
対応
毛膿炎が生じた場合は、状態に応じて薬を処方させて頂きます。
フェイスリフト(切って上げる)のよくある質問
額フェイスリフトの傷は目立ちますか?
傷が目立つことはありません。
額の広さやたるみの程度により、切開位置が異なります。
額が広い方の場合は、毛の生え際で切開を行います。額は広くなることはなく、傷跡は3~6ヶ月程度赤くなりますが、時間の経過と共に徐々に目立たなくなっていきます。髪型やメイクでカバー頂けます。
額が狭い方の場合は頭髪内で切開となり、多少額が広くなる場合があります。傷跡がは毛で隠れるため、外見上から見えることはなく、手術直後から目立ちにくいです。
額が広い方の場合は、毛の生え際で切開を行います。額は広くなることはなく、傷跡は3~6ヶ月程度赤くなりますが、時間の経過と共に徐々に目立たなくなっていきます。髪型やメイクでカバー頂けます。
額が狭い方の場合は頭髪内で切開となり、多少額が広くなる場合があります。傷跡がは毛で隠れるため、外見上から見えることはなく、手術直後から目立ちにくいです。
額フェイスリフトは目元のたるみも改善できますか?
眉や上まぶたのたるみが上がるので、目元のたるみも緩和します。
額を引き上げることで眉や上まぶたのたるみも上がり、目元のたるみを緩和します。
但し、引き上げる部分から離れるほどリフトアップの効果も少なくるため、額のしわやたるみが気になるという場合は額リフトが適していますが、目元のたるみそのものを修正したい場合は、上眼瞼リフトや上まぶたたるみ取りなどの施術をおすすめ致します。
但し、引き上げる部分から離れるほどリフトアップの効果も少なくるため、額のしわやたるみが気になるという場合は額リフトが適していますが、目元のたるみそのものを修正したい場合は、上眼瞼リフトや上まぶたたるみ取りなどの施術をおすすめ致します。
頬フェイスリフトのダウンタイムはどのくらいですか?
腫れやむくみは1~2週間程度です。
個人差ありますが、術後の強い腫れは手術後3日程度で、その後1~2週間で落ち着いてきます。
手術後1週間はフェイスバンテージを装着頂くため、1週間のお休みがあると安心です。
手術後1週間はフェイスバンテージを装着頂くため、1週間のお休みがあると安心です。
フェイスリフトの術後は痛いですか?
術後にはお薬を服用頂きます。
術後は耐えられないほどの強い痛みはありませんが、痛みがある方には痛み止めや鎮痛消炎剤など必要なお薬を服用頂きます。
頬フェイスリフトの傷は目立ちますか?
目立つ傷痕にはなりません。
傷は耳のラインに沿って出来ますが、傷の位置を正しく耳の溝に一致させ形外科的縫合を行うため傷痕は目立ちません。
また、筋膜や靱帯(リガメント)を使ってタルミを引き上げる手術法を用いることで、傷口に緊張がかからないため耳たぶの変形や傷痕が幅広く引き延ばされてしまうことはありません。
手術後2~3カ月程度は赤みがありますので、お化粧や髪型でカバー頂けます。
また、筋膜や靱帯(リガメント)を使ってタルミを引き上げる手術法を用いることで、傷口に緊張がかからないため耳たぶの変形や傷痕が幅広く引き延ばされてしまうことはありません。
手術後2~3カ月程度は赤みがありますので、お化粧や髪型でカバー頂けます。
フェイスリフト効果はどれくらい持続しますか?
基本、後戻りなどの心配はありません。
フェイスリフト自体は、基本、後戻りなどの心配はありません。
術後は通常の老化が起こってくるため、新たなしわやたるみが徐々に発生してきますが、リフトによって引き上げたことで老化をゆるやかにし、しわやたるみができにくくなります。
術後は通常の老化が起こってくるため、新たなしわやたるみが徐々に発生してきますが、リフトによって引き上げたことで老化をゆるやかにし、しわやたるみができにくくなります。
フェイスリフトの術後、違和感はありますか?
手術後1ヶ月程は違和感を感じることがあります。
術後につっぱり感や引きつり感などの違和感や痒みを感じることがあります。
時間の経過と共に徐々に馴染み、炎症も消失しますが、完全になくなるまでには1~2ヶ月要することもあります。
時間の経過と共に徐々に馴染み、炎症も消失しますが、完全になくなるまでには1~2ヶ月要することもあります。
手術は全身麻酔ですか?
はい。全身麻酔でのご手術となります。
手技が非常に細かく手術時間を要するため、患者様のご負担に配慮するために全身麻酔での手術となります。
術中の意識はないため痛みを伴うことはありません。
術中の意識はないため痛みを伴うことはありません。
目頭切開法のトラブル一覧
目頭の開きが足りない
目頭のピンクの肉が完全に露出しますと、不自然な目元になる可能性が高いので、目頭切開はやや控えめにしてモウコヒダを一部残すようにします。その結果が物足りなく感じるかもしれません。
また、術後にキズが縮むことによって後戻りが生じることがあります。
目頭を完全に露出させるように切開しても、目の横幅の延長や、目と目の近づく効果が物足りないことがあります。
対応
目頭のピンクの肉の露出が少ないためもっと目頭を広げたいと希望される場合、目頭切開を再度行います。
※目の横幅の延長効果には、限界があることをご理解ください。
目頭が見え過ぎると感じる
目頭に糸がついている間は、糸でキズ口がひっぱられて目頭が見え過ぎていると感じることがあります。
目頭切開によって1 ㎜目と目が近くなるだけで顔の雰囲気はかなり変わります。そのため、目頭切開の術後に目元がシャープになり過ぎたと感じたり、目頭のピンクの肉が見え過ぎると感じることがあります。
対応
目頭の糸がついている間は、目頭が見え過ぎてしまうことがありますので、まずは抜糸が済むまでお待ちください。
目頭切開による顔の雰囲気の変化に最初はとまどうことがあるかもしれませんが、数ヶ月経過すると見慣れてきます。
キズが落ち着いた後も目頭の露出が気になる場合には、目頭に皮膚を被せるモウコヒダ形成術を承ります。
※ただし、モウコヒダ形成術を行いましても、完全には手術前の状態に戻せないことをご了承ください。
目頭の形の左右差
目頭の切開線の長さや位置のわずかなズレ、術後のキズの縮みの左右差がありますと、目頭に露出するピンクの肉の形や大きさに左右差が生じます。
対応
左右差が生じた場合、基本的に、開きが足りない側(片側)の目頭を再度切開して調整致します。
平行型の二重にならない
元々の二重の幅が狭いと、目頭切開を行なったとしても平行型にならないことがあります。
対応
手術後、平行型の二重にならない場合は、さらに目頭を広げるか、二重の幅を広げる手術が必要となります。
キズアトが気になる
体質により、傷跡がケロイドのように赤く盛り上がることがあります。ほとんどの場合、術後3 ヶ月程で治まってきます。また、逆にキズアトが凹んでしまう可能性もあります。
対応
キズアトの修正を希望される場合、下記の方法を用います。
◆ステロイド注射(ケナコルト)(傷を凹ませます。)
効果が出るまで、1 ヶ月に1 回の治療を繰り返す可能性があります。
◆CO2 レーザー照射(術後3 ヶ月以降) 傷を削り、目立たなくします。
◆切開法(術後4 ヶ月以降、傷の赤みが消えたうえで)再度、切開し縫合いたします。
※ 傷を完全になくす事は不可能であり、目立たなくするという目的であることをご了承下さい。また、個人の体質的な要因が大きいため、キズアト修正には限界がありますことをご理解ください。
涙管(涙の流れる管)の損傷
手術により目頭の涙管が傷つくと、涙の流れが悪くなり目に涙が溜まりやすくなります。
非常に稀なことですが、報告例はあります。
対応
涙管の損傷が起きた場合は、涙管の通りをよくする処置を行わせて頂きます。
感染(化膿する)
赤み・腫れ・痛み・熱感が増したり、長く続いたりする場合は、感染の疑いがあります。
対応
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは、新たに切開し、膿を出す処置を行います。
血が溜まる
術後に傷の中で出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
対応
出来るだけ早く処置する必要があります、その際は再度傷を開け、溜まった血を排出します。
傷が開く
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
対応
傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
白目や角膜の損傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。その場合、状態に応じた処置や対応を行います。
眼球の火傷
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。その場合、状態に応じた処置や対応を行います。
目頭切開法のよくある質問
目頭切開の手術後、元に戻すことはできますか?
元に戻すことは可能です。
ヴェリテクリニックの目頭切開術では、皮膚を切除しない術式を用いて手術を行っているため、元に戻すことは可能です。
目頭切開を受けて末広型になった二重を平行型にできますか?
平行型にするのは可能です。
末広型の二重を平行型にするには、埋没法や全切開を行うことで平行型にすることは可能となります。
もしくは、再度目頭切開を行うことで平行型二重にすることも可能です。
もしくは、再度目頭切開を行うことで平行型二重にすることも可能です。
目頭切開は何ミリくらい切開するのですか?
目頭を3mmから5mmほど切開します。大きな変化をご希望の場合切開幅は大きくなります。
目尻切開法のトラブル一覧
目尻の開きが足りない
切開した傷口が癒着したり、傷跡が縮んだりして後戻りが起きますと、目尻切開の効果が物足りなくなります。
後戻りが生じなくても、元々の延長出来る量が、ご希望より小さいために効果が物足りなく感じることがございます。
対応
もっと目尻を延ばしたいと希望される場合は、再度切開をさせていただきます。
※ 延ばせる長さには限界があります。また、目尻に隠れている白目の量以上に切開しても、効果がない、または、目尻のピンクの結膜が見えて、不自然な印象を与えてしまうことがありますことをご理解ください。
目尻を延ばし過ぎたと感じる
目尻に糸が付いている期間は、錯覚により目尻が長すぎると感じることがありますが、抜糸を行うことで気にならなくなります。
目尻に隠れている白目の量以上に延ばすと、目尻のピンクの結膜が見え不自然な印象を与えます。また、目尻でまぶたが緩むことによって、まぶたと眼球の間にすき間ができ、まぶたの裏側のピンクの結膜が見えてしまうことがあります。
対応
目尻を延ばし過ぎたと感じる場合は、目尻を閉じる手術を承ります。
※ ただし、手術前の状態に戻したいと希望されても、完全には元に戻せない場合があります。特に、目尻のピンクの結膜が完全に隠れない場合がありますことを御了承下さい。
目尻の長さの左右差
目尻を切開した長さや術後の後戻りに左右でズレが起こりますと、目尻の長さや形に左右差が生じます。
対応
目尻部分に左右差が生じた場合、基本的に長さが足りない側(片側)の目尻を再度切開して、調整します。
逆まつげになる
手術によって内側(結膜側)にまぶたが織り込まれると、逆まつげになる可能性があります。
上まぶたと下まぶたのどちらにも起こる可能性がございます。
対応
逆まつ毛になった場合、基本的に手術後1 ヶ月以上経過を待ってからの判断となりますが、外側の皮膚を取り除く処置をさせて頂きます。
まつ毛が抜ける・切れる
手術により目尻部分のまつ毛が抜けたり、切れたりすることがあります。
対応
細心の注意を払いますが、手術により目尻部分のまつ毛が抜けたり、切れたりする可能性は否定できないことをご理解下さい。
目尻のラインに段差が出来る
延長した目尻のラインの角が滑らかにならず、段差が出来る場合があります。
対応
延長した目尻のラインの角が滑らかにならず、段差が出来る場合があります。その場合、状態によりCO2 レーザー照射、または、切開法で対処できます。
◆ CO2 レーザー照射:出っ張ったまぶたの組織を削り、目立たなくします。
◆ 切開法:切開して余分な皮膚を取り除き、縫合いたします。
感染(化膿する)
赤み・腫れ・痛み・熱感が強くなる、または長く続く時は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは新たに切開し膿を出す処置を行います。
血が溜まる
術後に傷の中で出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
対応
出来るだけ早く処置する必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血を排出します。
傷が開く
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
対応
傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
糸が出てくる
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。
対応
そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに来院して頂き、抜糸を行なわせて頂きます。
白目や角膜の損傷
大変稀な事ですが、可能性は否定出来ません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。その場合、状態に応じた処置や対応を行います。
眼球の火傷
大変稀な事ですが、可能性は否定出来ません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
対応
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。その場合、状態に応じた処置や対応を行います。
目尻切開術のよくある質問
目尻切開のダウンタイムはどのくらいですか?
腫れは少ない部位のため1週間前後で落ち着きます。
個人差ありますが、腫れは少ない部位となりますので1週間前後でほとんど緩和します。
まれに内出血がでることがありますが、お化粧でカバー出来る程度です。
白目の眼球部分に内出血が出現した場合には、吸収されるまでに1~2週間を要します。
まれに内出血がでることがありますが、お化粧でカバー出来る程度です。
白目の眼球部分に内出血が出現した場合には、吸収されるまでに1~2週間を要します。
目尻切開の傷は目立ちますか?
わかりにくい箇所のため目立つ傷にはなりません。
個人差ありますが、手術後1~3ヶ月は赤みや硬さがあり目立つこともありますが、時間の経過とともに緩和します。
目尻部分の傷は非常にわかりにくい部分となり、お化粧で十分カバー出来る程度です。
目尻部分の傷は非常にわかりにくい部分となり、お化粧で十分カバー出来る程度です。
目尻切開とグラマラスラインの違いは何ですか?
目尻切開は目を横幅を大きく、グラマラスラインはたれ目形成の手術です。
目尻切開は目尻部分を広げて目の横幅を大きくする手術です。下まぶたのラインを丸く広げたり、ボトムの位置を外側にしたりすることはできません。
グラマラスラインは下まぶたを下げてたれ目にし、目の縦幅を大きくする手術です。ボトムの位置を変えることは出来ますが、横幅に広げることは出来ません。
目尻切開とグラマラスライン手術を併せて行えば、目を下と外に向かって広げることがます。
グラマラスラインは下まぶたを下げてたれ目にし、目の縦幅を大きくする手術です。ボトムの位置を変えることは出来ますが、横幅に広げることは出来ません。
目尻切開とグラマラスライン手術を併せて行えば、目を下と外に向かって広げることがます。
目尻切開でどれくらい目が大きくなりますか?
個人差ありますが、平均的に1mmから3mm、多くて5mm程度です。
隠れている白目の量に個人差ありますが、多い人では5㎜ほど、平均的に約1~3mm位広げることが出来ます。
1㎜程度しか隠れていない方は隠れている白目が少ないため、目尻切開はあまりおすすめしません。
また、切開しすぎると目尻のピンクの結膜が露出して不自然な目になるため注意が必要です。
1㎜程度しか隠れていない方は隠れている白目が少ないため、目尻切開はあまりおすすめしません。
また、切開しすぎると目尻のピンクの結膜が露出して不自然な目になるため注意が必要です。
涙袋形成(ヒアルロン酸注入)のトラブル一覧
アレルギーをおこす
ヒアルロン酸はもともと人間の体内にある物質ですが、ごくごく稀にアレルギーを起こすことがあります。
異常な赤みや腫れ・熱感等の症状が注入直後から、または、数日後から2 週間の間に現れます。
対応
アレルギーを起こした場合、抗アレルギー剤の内服や点滴(ステロイド)を受けて頂く為に、通院が必要となります。
しびれが生じる
注射の針が神経にあたって、しびれが生じることがあります。
対応
自然な回復をお待ちいただかなければなりません。回復するのに1 ヶ月程、長くて3 ヶ月程かかることもあります。
希望通りの形にならない・左右差が出る
涙袋の形や膨らみを確認しながら、少しずつヒアルロン酸を注入させて頂きます。
注入後は腫れの消退やヒアルロン酸の水分吸収によって涙袋の大きさが1~2 週間で変化することがあります。
また、ヒアルロン酸によってできる涙袋の形や膨らみは元々の涙袋の形や下まぶたの皮膚の余裕やつっぱりに影響されますので、注入量や注入部位を工夫しても、ご希望通りの形に涙袋の形ができないことがあります。
結果として涙袋の膨らみが足りない、膨らみすぎてしまう、下の方に広がってしまう、クッキリとした膨らみができない、左右差ができることがあります。
対応
ヒアルロン酸分解注射で部分的あるいは全体に溶かすことが可能です。
もう少しふっくらさせたいとご希望の場合は、追加注入をさせて頂きます。
ヒアルロン酸分解注射で溶かした後で、再び涙袋にヒアルロン酸注入をご希望の場合は、3日以上間を空けて頂く必要があります。
注入部が凸凹になる
目の周りは皮膚が大変薄いため、注入したヒアルロン酸の形が皮膚の表皮に浮き出ます。注入直後は数珠状に注入されたヒアルロン酸が凹凸して見えますが、1 週間でヒアルロン酸がまわりになじんで滑らかになります。
対応
マッサージをしていただきますと、ヒアルロン酸をまわりになじませることができ、凸凹や膨らみが滑らかになります。
それでも改善しない場合は、ヒアルロン酸分解注射で溶かすことが可能です。
感染(化膿する)
注入部の熱感、痛み、腫れ、赤みが増し続けたり、その症状が長引く場合には感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合、内服薬の処方、抗生剤の投与のため通院が必要になります。
注入したヒアルロン酸は、ヒアルロン酸分解注射で溶かす処置を致します。
稀ではありますが、感染がひどい場合には、切開をして膿を出す必要があります。
皮膚の壊死
血管内にヒアルロン酸が注入されると、皮膚の壊死が起こる可能性があります。
大変稀なケースですが報告例はあります。
対応
皮膚が壊死した場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。通院が必要になることもあります。
涙袋形成(脂肪注入)のトラブル一覧
感染(化膿する)
脂肪注入の手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は、感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬服用や抗生剤の投与を1 週間続けて経過をみます。
膿がたまった時には、皮膚を切開して膿を出す処置をさせて頂きます。
血が溜まる
術後皮膚の中で出血が起こると、傷の中に血が溜まってしまい、腫れ上がります。
対応
再度、傷を開け溜まった血を排出する処置をします。
物足りないと感じる
脂肪の生着率には個人差があり、予想外に吸収されて膨らみが足りなくなることがあります。
対応
手術後の経過が物足りないと感じる場合、足りない部分に再度脂肪注入をするか、ヒアルロン酸を注入して膨らみを補うことができます。
膨らみすぎたと感じる
脂肪の生着率には個人差があり、予想以上に生着がよく、膨らみすぎてしまうことがあります。
対応
膨らみすぎたと感じる場合、膨らみすぎた部分の脂肪を吸引する、ステロイド(ケナコルト)注射を打つ、あるいは脂肪溶解注射を打つといった方法があります。
※ステロイドには脂肪を萎縮させる作用がありますが、副作用としては、凹みすぎる、皮膚が薄くなる、毛細血管が浮きでるといった事があります。
左右差
脂肪の注入量や注入部位はできるだけ左右でそろえるように行いますが、生着率が左右で異なり、膨らみに左右差を生じることがあります。
対応
左右差の修正をご希望の場合、ボリュームの足りない側に脂肪の追加注入をする、あるいはボリュームが大きい側に脂肪吸引を行うといった処理をさせて頂きます。
皮膚の色素沈着
内出血ができることは珍しいことではありません。
稀に、内出血の血液の分解産物の色素が皮膚の中に残って、茶色の色素沈着が続くことがあります。
対応
内出血が起きた場合、通常約3週間で消失します。
茶色の色素沈着が続くことがありますが、6~12ヶ月で色は薄くなっていきます。
傷跡の盛り上がり・凹み・色素沈着
脂肪を吸引した所に、数ミリの傷跡が何ヶ所かできます。体質によって傷跡がケロイドのように赤く盛り上がったり、色素沈着を起こしたり、凹んだりして目立つ場合があります。
対応
気になる場合、下記の方法を用います。
・ステロイド(ケナコルト)注射
赤く盛り上がった傷を平らにする処置を行います。
効果が出るまで、1ヶ月に1回の治療を繰り返す可能性があります。
またステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。
・ハイドロキノンクリーム
色素を薄くします。
・トレチノイン+ハイドロキノンクリーム
肌のターンオーバーを早め、新たな皮膚を再生させます。
・切開法
凹んで目立つ傷は、切開して再縫合を行います。
テープかぶれ
手術後、傷口を保護するためにテープを貼らせて頂きます。皮膚の弱い方ですとテープかぶれを起こす場合があります。
対応
なるべくテープかぶれにならないように、テープを貼るのは短期間にさせて頂きます。
テープかぶれで出来た水ぶくれや皮膚のむけた所は、1~2週間で治りますが、その後3~6ケ月程色素沈着になることがあります。
その場合は、ハイドロキノンクリーム、トレチノイン+ハイドロキノンクリームでの治療をおすすめします。
涙袋形成のよくある質問
涙袋形成は痛いですか?
痛みには個人差があります。
涙袋ヒアルロン酸注入の際には、痛みの軽減のため、注入箇所に麻酔クリームや麻酔テープを貼ってから注入しております。
手術での涙袋形成の場合、静脈麻酔+ラリンゲルマスク麻酔を使用するため手術中に痛みを感じることはありません。
手術での涙袋形成の場合、静脈麻酔+ラリンゲルマスク麻酔を使用するため手術中に痛みを感じることはありません。
涙袋形成のダウンタイムはどのくらいですか?
個人差ありますが、1週間程度です。
個人差はありますが、ヒアルロン酸注入の場合、多少の腫れが数日程度で1週間程で馴染み完成となります。
手術での涙袋形成の場合は、腫れやむくみは1~2週間程度で落ちついてきます。
内出血が出た場合1~2週間程で消失しますが、その間お化粧でカバー頂けます。
手術での涙袋形成の場合は、腫れやむくみは1~2週間程度で落ちついてきます。
内出血が出た場合1~2週間程で消失しますが、その間お化粧でカバー頂けます。
涙袋ヒアルロン酸はどのくらい持続しますか?
ヒアルロン酸は1年以上、手術の場合はより持続します。
持続期間には個人差もありますが、ヒアルロン酸注入であれば約1年は持続し、その後2~3年かけて徐々に吸収されていきます。膨らみの減りを感じたら、再度注入頂けます。
手術による涙袋形成の場合は持続します。
但し、年齢を重ねてたるみが出てくると、涙袋を形成することで老けて見える場合もありますので注意が必要です。
リスク
腫れ、しびれ、骨切りの段差、内出血などが生じる場合があります。