裏ハムラ法＋ミッドフェイスリフトの適応について、お話しさせていただきたいと思います。

脱脂だけで良い方と、別の施術の方が良い結果が出る場合それぞれの適応について、私自身が思っていることをお話しさせていただければと思うので、これが絶対的な正解ではないので、それだけは誤解のないようにお願いします。

ツルっとしていてここだけが膨らんでる方、それは全修正でもいいんですけど、そういう方は脱脂だけでもいい場合が多いですね。

剥離範囲（手術の操作範囲）が少ないので、ご自身の違和感とか微妙な腫れ感やむくみ感も短期間で引くことが多いというのがメリットですね。

できれば脂肪を極力取らずに移動させて頬も上げたいという方は、目の下がピタッとくっついていて目を閉じる筋肉の付着が関係しており、目の下の膨らみと凹み、ミッドフェイスの凹みがある方は、裏ハムラ法＋ミッドフェイスリフトをした方が結果は良くなると思います。

目の下がピッタリくっついている方は、骨格的に筋肉や脂肪が付きにくいことでボリュームがないことが多いですね。

ボリュームがなく、クマで凹んでいるので、経結膜にアプローチをさせていただいて脂肪を移動させた後、頬の膨らみを引き上げるとクマの凹みがかなり改善します。

あとは、輪郭的に平面の方は難しいですが、シャープな方はクマの凹みも改善してほうれい線が少し良くなるとともにフェイスラインまでスッキリすることが多いです。

どちらもシャープな方なので

よく見ると頬下までスッキリしていることが分かります。

ただフェイスラインに関しては、患者様の輪郭によって異なるので、必ずしも効果があるわけではありません。

私が考えている裏ハムラの適用の人というのは、頬の膨らみがない方で、基本的にはミッドフェイスリフトを合わせて施術しています。

裏ハムラのみの症例は、こちらではほとんど扱っていません。

どうしてもダウンタイムを短縮したい方は、脂肪を取った上でヒアルロン酸を注入することもできます。

脱脂＋ドールチークのヒアルロン酸という形になりますね。

ドールチークのヒアルロン酸については、単独の症例も別の動画で紹介しているので、こちらの方をぜひご覧になってみてください。

裏ハムラのデメリットは、非常によく矯正されて維持力も高いですが、脱脂術に比べて腫れが強く、ダウンタイムも長いということですね。

腫れている期間は1〜2週間ですが、剥離範囲が大きいので、触ると痛みを感じたり、頬の硬さや少しむくんでいるように見えたりします。

頬が硬いと笑いづらくなり、眼輪筋に力を入れなければいけないので、少し目が疲れやすくなるなどそういった症状が1ヶ月位必ずあります。

時間が経つとほとんど消失していきますので、手術をした後は時間を置いて見ることをおすすめします。

加齢によって変化することはありますが、加齢とともに肉が落ちて皮膚も薄くなるので、垂れ下がってきますよね。

それを引き上げてあげると、引き上がった状態からまた加齢の変化はあります。

ですが、一度上げた分に関しては永続的なので、腫れ具合やダウンタイム期間も裏ハムラのみした場合と変わらないので、よろしければ検討してみてください。

手術とそうでない施術というのは、患者様の受け入れ方は違うと思いますが、意外と簡単な処置で治ったりすることも多いので、もしよければちょっとした疑問や質問などありましたら、気軽に問い合わせていただけると幸いです。