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エラ削りで後悔した注意点!骨切り整形のデメリットや失敗しないポイントも解説

鈴木先生

この記事の監修
鈴木 医師
ヴェリテクリニック 医師
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エラ張りが気になる人なら一度は、エラ削りの手術を受けるか考えたことがあるのではないでしょうか。

しかしエラ削りは「失敗する」「後悔する」といった説も見られ、受けるのに不安な部分もあります。手術時の痛みや腫れ、ダウンタイムなども心配で躊躇してしまいますよね。

そこでこの記事では、エラ削りで後悔した注意点や、骨切り手術のデメリット、そして後悔しないためのポイントなどを詳しく解説します。

エラ張りがひどく、エラ削りを検討している人はぜひ参考にしてくださいね。

エラ削り・エラ骨切り整形とは?

エラ削り・骨切り整形とは

エラ張りの原因には、「咬筋(こうきん)」という筋肉の発達によるものと、「下顎角(かがくかく)」という骨の出っ張りによるものがあります。

このうち咬筋の発達にはボトックスでも手軽に対処できるのですが、骨が原因の場合はそうもいきません。

骨が原因のエラ張りで、根本的な変化を望むなら骨の切除が有効。そこで下顎角の一部を削るまたは切除する美容整形施術が、「エラ削り」「エラ骨切り」と呼ばれるものです。

エラ削り・エラ骨切り手術の内容と流れ

エラ削り・エラ骨切りの手術では、エラ張りの原因である下顎角の張り出した部分を削る・または切除します。

これにより耳から顎にかけてのフェイスラインをなめらかにし、エラ張りの解消が期待できるのです。

エラ削りで削るまたは切除する骨の量は個人差があるため、CT画像や3D模型を確認しながら手術計画を立てます。

エラ削りの施術例

施術名料金・リスク
エラ削り¥1,320,000~¥1,540,000
感染、血が溜まる、術中の出血、たるみ・皮膚の余り、口唇・アゴの知覚の麻痺、しびれなど
頬骨削り¥1,320,000~¥1,540,000
感染、血が溜まる、中縫いの糸が出てくる、たるみ・皮膚の余り、頬や上口唇のしびれなど
※全て税込み表示です
※当時の価格で現在とは異なる場合があります

上記症例はエラ削りのビフォア・アフターです。手術後も自然な仕上がりで、適度にエラ張りが改善され柔らかいカーブのフェイスラインを描いているのがわかります。

エラ削り・骨切りの手術は完成まで半年~1年くらいかかります。

エラ削りや骨切りの美容整形は術後すぐ完了するのではなく、傷が治ってから形が定着していくまでに半年~1年ほどはかかるとされています。

術後すぐはむくみが大きく出て、術後3ヶ月くらいでむくみがなくなり、そこから時間をかけて形や顎の動きも自然になっていくためです。

完成までは時間のかかる手術ですが、生まれつきのエラ張りに悩んでいる人にとっては大きなコンプレックス解消になる可能性が高いでしょう。

エラ削り・エラ骨切り手術の注意点

エラ削り・骨切り手術の失敗例

エラ削り・エラ骨切り整形に関しては、「後悔した」「失敗した」という声も見られ、心配になる人も多いでしょう。

ここではエラ削りやエラ骨切り手術の代表的な注意点を紹介します。

エラ削り・エラ骨切りのよくある注意点6パターン

それぞれ詳しくどんな注意点かも見ていきましょう。

手術後に効果をあまり感じられない

エラ削り・エラ骨切り手術で最もよくある注意点とされるのが、「手術後にあまり効果が感じられない」というもの。

エラ削り・エラ骨切りは非常に難易度の高い手術です。医師から見える範囲がとても小さく、特に輪郭周りに神経が走っている場合などは切除できる範囲にも限りがあります。

エラ削り・エラ骨切りでは口の中を最低限の大きさで切開し骨にアプローチするため、視界も狭く切除範囲を確認するにも緻密な確認が必要です。

エラ削りやエラ骨切りで大きな差を出すのは、経験豊富な医師でないとなかなか難しい技術と考えられています。

フェイスラインに左右差が出る

効果が出ないという声以外にも、エラ削り・エラ骨切り手術で「左右差が出てしまった」というのも考えられる注意点のひとつです。

口内からエラの骨を切除するのはとても難しい手術であることから、まず左右を対象に切除するにも知識と経験が必要。さらに、人間の顔はそもそも完全に左右非対称ではないというのも、考慮しなければならないポイントです。

元々人の顔は非対称ではないことが多いので、100%左右対称にカットしたとしてもズレが生じる可能性があります。

そのため元々の左右差も考慮して、細かな計算のうえで切除する必要があるのです。

輪郭が不自然な形になる

エラ削り・エラ骨切り手術を行って輪郭が不自然になるというのも、ありえる注意点です。このパターンは、手術時に骨を取りすぎていることなどが要因で起きることが多いでしょう。

下顎角を必要以上に削りすぎることで、顎周りが小さくなりすぎていわゆる「カマキリ顔」のように極端な逆三角形に見えてしまうことがあります。

一度切除してしまった骨は元に戻すことができません

そのため、切除範囲に関しては慎重に相談を重ねる必要があります。よくある注意点の中でも、特にアフターフォローが難しく注意が必要なケースです。

咬み合わせにトラブルが出る

見た目には不自然さがなくても、咬み合わせの機能にトラブルが生じる注意点もあります。

エラの筋肉や骨は物を噛むことにも密に関わっているので、この部分のバランスに大きな変化が出ると咬み合わせに影響することもあるのです。

下顎角を切除しすぎたなどで関節突起が傷付くと、口を開けにくくなる・奥歯が咬み合わない・上下の歯に隙間ができる、といった咬み合わせトラブルになることがあります。

見た目の不自然さ同様に、一度なってしまうと後から戻すことが難しいため注意が必要です。

皮膚にたるみが出る

エラ削り・骨切りの手術では骨が切除されて減りますが、皮膚のボリュームは変わらないことになります。そのため皮膚が余ることで、たるみの原因になることも注意点としてあげられます。

大きな骨切りでは皮膚のたるみが出るのは当然のことなので、たるみに対しての対策を計画立てておくことが大切です。

将来的にフェイスリフトなどをするのであれば、大きな骨切りを行っても問題がありませんが、フェイスリフトを考えていないのであれば、皮膚がたるまない程度の骨切りに抑える必要があります。

クリニックによっては術後にハイフや糸リフト、ヒアルロン酸注入なども併せて行うことも。たるみを効果的に防ぐことを考慮してアフターケアを提案しています。

顔が丸くなったように感じる

顔の輪郭

もともと顎の骨が横に張り出し、顔の形がベース型の人が多いエラ張り顔の方がエラ削りや骨切り手術を受けると、顔全体が丸く、幼い印象になることがあります

顔の輪郭は、顎だけでなく、頬骨や頬の脂肪など、さまざまな要素が組み合わさって作られています。そのため、エラ削り手術を行う前に、手術後の自分の顔をシミュレーションすることが大切です。

術後のイメージが思っていたのと違った、とならないためには入念なカウンセリングが重要。どのようなフェイスラインが希望なのかを細かく伝え、リスクがある場合にはきちんと説明を受けるようにしましょう。

エラ削りで後悔しないためのポイント

エラ削りで後悔しないためのポイント

エラ削り・骨切り施術は比較的難易度も高く、完成までも時間のかかる手術なのでそれなりの覚悟が必要です。

時間とお金をかけて行うエラ削りで後悔しないためのポイントは、大きく分けて2つあります。

エラ削りで後悔しないためのポイント

それぞれ以下で詳しく解説します。

入念なカウンセリングでイメージを明確にする

美容クリニックによっては、3D画像シミュレーションソフトの用意があるところもあります。

手術前の入念なカウンセリングで、仕上がりイメージを明確にすることはエラ削りで最も重要です。

どんな輪郭になりたいかを、写真などで細かく伝えておくのもよいでしょう。実際の症例を見せてもらい比較するなどして、自分のなりたいイメージにどこまで近づけるのかを相談します。

場合によっては100%イメージ通りは難しい可能性もあるので、その場合には必ずどのようなリスクがあるのかを理解しておきましょう。手術のメリット・デメリットをきちんと説明してくれる誠実なクリニックを選ぶことも大切です。

エラ削りの実績・知見が豊富な医師を選ぶ

クリニックで症例が多くても、担当医師の経験がどうかわからないこともあるので必ず確認を。

エラ削りやエラ骨切りは緻密な手術で、美しい仕上がりには高い技術や知見が必要です。しかしクリニックによっても実績数は異なるため、やはり実績の多いクリニックで相談するのが安心。

また、クリニック自体で「エラ削りの実績が多い」と謳っていても、大きなクリニックの場合だとどの医師が担当になるかわかりません。担当してくれる先生の経験がどうかも、事前に必ず確認しておくと良いでしょう。

エラ削りやエラ骨切りは一度切ってしまうとやり直しがきかないため、医師やクリニック選びでは妥協しないことが大事。遠慮はせず、希望の医師に担当してもらえるよう相談するのがおすすめです。

エラ削りが向いてる人・不向きな人

エラ削りが向いてる人・不向きな人

気になるエラ張りを効果的に解消できるエラ削り・骨切りですが、そもそも向かない人も中にはいます。

どのような人にエラ削りが向いているのか、そして向いてない人はどんなタイプかについても解説しましょう。

エラ削りが向いている人

エラ削りが向いている人

エラ削りが向いているのは基本的に、エラ張りの原因が「下顎角」という骨の張り出しである場合です。

エラ張りの原因には「咬筋」という筋肉の発達が主な原因のケースもあり、その場合にはエラ削りで骨を削っても大きな変化が見られない可能性があります。

フェイスラインの中でも生まれつきエラ部分の骨が発達していて、明らかにエラ張りの原因になっているような人にはエラ削り・骨切りが向いている可能性が高いです。

実際にエラ削りが向いているのか、それとも別の小顔矯正が合うのかは素人判断だけでは難しいため、医師との入念なカウンセリングの中で決定していきましょう。

エラ削りが向いていない人

フェイスラインの悩みの原因がエラだけであれば、エラ削りや骨切りをすることで大幅に悩みが改善される可能性が高いです。

しかし、エラ張りだけでなく色々な要因でフェイスライン全体が大きいようなケースでは、エラ張りだけでは改善しない可能性もあります。

下顎の骨全体にボリュームがある、顎先の骨も大きいといった人の場合は、エラ削りだけでは小顔効果が感じにくいことも。

このような場合には、顎先の「おとがい」と呼ばれる骨や「下顎下縁」と呼ばれる部位にも整形を行うことで、フェイスラインをより効果的に整えていくケースもあります。

エラ削り以外でおすすめの輪郭・小顔整形は?

エラ削り以外でおすすめの輪郭・小顔整形

エラ削り・骨切りで骨にアプローチする以外にも、小顔整形の方法はあります。

エラ削り以外の小顔整形メニュー

それぞれの特徴や向いている人についても、詳しく解説しましょう。

咬筋切除

エラ削りは骨が原因のエラ張りに効果的ですが、エラ張りの原因には咬筋という筋肉の発達が考えられる場合も。「咬筋が発達していることで、エラの張りがひどい」といったケースには、咬筋を切除するという小顔整形が向いています。

咬筋切除といっても丸ごと除去するのではなく、切除するのは発達している一部分のみ。そのため本来必要な噛む機能などは失われません。

ちなみに咬筋切除は顔の外を切るのではなく、口の中の粘膜を切開します。そのため、顔に外見上の傷が残る心配はないです。

施術名料金・リスク
エラ削り¥1,320,000~¥1,540,000
感染、血が溜まる、術中の出血、たるみ・皮膚の余り、口唇・アゴの知覚の麻痺、しびれなど
咬筋切除¥660,000
感染、血が溜まる、たるみ・皮膚の余り、エラが小さくなりすぎたと感じるなど
※全て税込み表示です
※当時の価格で現在とは異なる場合があります

上記の症例写真では、施術後にはエラがスッキリして、スリムでキレイなフェイスラインに変わっていることがわかります。

咬筋切除では噛む機能は失われないものの、手術直後のダウンタイムは影響が出ます。

術後数日は噛みづらくなることもあるため、その場合はしばらく固形物を控えるなどの対応も必要。ダウンタイム~完成までは時間がかかるので、その点も医師と相談のうえで手術時期を決めることが大切です。

エラボトックス

ボトックスは気軽にできるシワ対策としても、人気の美容施術です。メスを入れずに注射のみで完結するのが魅力ですね。

そんなボトックスはエラ張りにも効果があります。

施術名料金・リスク
エラボトックス¥71,500
違和感がある、薬が広がり過ぎる、効果が十分にでない、耐性が生じる、感染など
※全て税込み表示です
※当時の価格で現在とは異なる場合があります

ボトックス注射は、エラの筋肉を萎縮させるため咬筋の過剰な発達を和らげてくれるのです。

ボトックスには筋肉を動かす「アセチルコリン」という物質の分泌を抑える働きがあります。そのため、発達している咬筋にボトックス注射を行うことで、咬筋によるエラ張りの解消が期待できるのです。

一度切ったら戻せないエラ削りと違い、ボトックスは3ヶ月~半年ほどで効果が抜ける一時的な施術です。

ボトックスは10~15分程度の施術時間でダウンタイムもほぼなく、ごく気軽に受けられる美容整形のひとつ。金額的にも数千円から受けられかなり手頃です。

数ヶ月で徐々に効果が薄れるため永久的なものではありませんが、そのぶん気負わず受けられるのはメリットでしょう。エラ張りの原因が咬筋なら、まずはエラボトックスを試してみるのもおすすめ。

ボトックスの効果は施術後、2週間~1ヶ月くらいで最大限に達します。その後、個人差はありますが3~4ヶ月ほど持続し、半年ほどすれば元に戻ることがほとんどです。

エラ削り・エラ骨切り整形でよくある質問

エラ削り・骨切り整形でよくある質問

比較的大掛かりな手術だけに、後悔するのではと不安も多いエラ削り・骨切り整形手術。そんなエラ削り・骨切り整形についてよくある質問もまとめました。

エラ削り・骨切り整形のよくある質問

それぞれについて以下に解説します。

エラ削りのリスク・デメリットとは?

エラ削り・骨切り手術には以下のようなリスク・デメリットが考えられます。

  • 思ったほど効果が出ない可能性がある
  • 左右差が出るなど仕上がりに満足できない可能性がある
  • 副作用や合併症の可能性

切除する骨の量や形などにより、思った通りの仕上がりにならないリスクはゼロではありません。

また、エラ削りは全身麻酔で行う手術のため、麻酔チューブを喉に通します。

非常に稀ではありますが、気管支痙攣や喘息発作、薬剤アレルギーなどの合併症が起こるリスクはあります。

ごく稀なケースですが、手術時に神経が傷付くことなどにより、顔面神経麻痺・下唇の知覚の低下といった副作用が生じる人もいます。

このようなケースは医師の経験・技術により極力予防できることでもあるので、実績あるクリニックでよくカウンセリングを重ね、リスクに納得したうえで手術を受けるようにしましょう。

エラ削り手術は痛いですか?

手術中は全身麻酔のため全く痛みません。また、切除する骨自体には神経が通っていないため、骨が痛むことはほぼありません。

エラ張りの手術では、手術中の痛みの心配はありません。また切った骨自体が痛むこともないのですが、口内を切開しているのでその部分が術後は痛み、腫れが生じます

下顎全体や唇が、おたふく風邪のように腫れた状態が2週間程度は続きます。

ダウンタイムの痛みは個人差がありそれぞれですが、「痛み止めでなんとか耐えられた」という方が多いように見受けられます。

術後に入院の必要はありませんが、この方のように固定バンドでしばらく過ごす必要もあります。腫れや痛みも考慮して、まとまった休みを取るなどスケジュールの調整についても医師と相談しておきましょう。

まとめ

この記事ではエラ削り・エラ骨切り手術で後悔する注意点や、後悔しないためのポイントなどについて解説しました。

エラ削りで後悔しないためのポイント

  • エラ削り・エラ骨切りでは思った通りの仕上がりにならない例もある
  • 経験ある医師と入念に相談することが大切
  • エラ削り以外の小顔整形が合っている場合もある
  • エラ削り・エラ骨切り手術にはダウンタイムや痛み・副作用のリスクもある

エラ削り・骨切りは適しているかを見極め、経験ある医師のもとで行えば大幅なコンプレックス改善も見込めます。

しかし美容整形である以上、ダウンタイムや痛み、副作用などのリスクはあるものなので、よく相談したうえで信頼できるクリニックを見つけてくださいね。