この記事の監修
三苫 医師
ヴェリテクリニック 医師
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埋没法を受けると左右差が出る?
左右差が出たらどうしたらいい?
気軽に受けられる美容整形として人気を集める二重埋没法ですが、術後の左右差に悩みを抱えていませんか?
埋没法の左右差にはいくつかの原因があり、適切に対処すれば改善できます。
そこで、本記事では埋没法で左右差が出る原因や対処法、左右差が出やすい人の特徴について詳しく解説しています。
修正手術を受ける際の注意点もお伝えしていますので、埋没法の左右差に悩む人は、ぜひ参考にしてみてください!
- 埋没法の左右差の原因
まぶたの腫れ・元々のまぶたの左右差 - 左右差が出やすい人の特徴
目の開きに左右差がある人・アイプチやアイテープを使用している人・まぶたのくぼみ - 左右差を修正する際の注意点
修正にかかる料金を確認する・実績や症例が豊富な医師を選ぶ
目次
埋没法で左右差が出る原因とは?
そもそも、なぜ埋没法で左右差が出てしまうのでしょうか?
埋没法で左右差が出る原因は、主に3つの理由が考えられます。
それぞれの理由について詳しく解説しますので、当てはまるケースがないか確認していきましょう。
まぶたの腫れが長引いている
埋没法では、術後の腫れが完全に引くまで、左右差が気になりやすいです。
術後3日〜1週間程度は、痛みや腫れがあらわれるダウンタイムの期間とされていて、腫れが完全に落ち着いて完成形になるまでは1ヶ月ほどかかります。
埋没法は切開法に比べて腫れが目立ちにくいとされていますが、まったく腫れないわけではありません。
ダウンタイム中の過ごし方によっては腫れが長引くケースもあり、左右差を感じやすいでしょう。
編集部
とくに、片方の腫れが強く場合は、左右差を強く感じてしまいます。
元々のまぶたに左右差がある
いくら時間が経過しても左右差が改善されない場合、元々のまぶたの左右差が影響している可能性があります。
- 生まれつきまぶたの形状に違いがある
- まぶたの開き具合に左右差がある
- 眼瞼下垂で左右のまぶたに差がある
このような場合、いくら埋没法で二重を作っても、仕上がりに左右差が生まれやすいです。
編集部
眼瞼下垂は片目だけ生じることもあるため、事前の治療が必要になります。
術後1ヶ月経過しても二重幅に左右差がある場合の対処法
埋没法の施術後は、腫れや痛みを生じる場合があり、ダウンタイムには3日〜1週間ほど必要です。
完全が腫れが引くまでには1ヶ月ほどかかるため、左右差が気になっても1ヶ月程度は様子を見ましょう。
万が一、術後1ヶ月経過しても二重幅に左右差がある場合は、これから紹介する対処法を行ってください。
施術を受けたクリニックに相談する
まず最初に、施術を受けたクリニックに相談してみましょう。
- まだ腫れが残っているのか
- 腫れが完全に引けば左右差を感じなくなるのか
医師の視点でアドバイスをもらえれば、多少左右差があっても安心して過ごせるはずです。
編集部
ダウンタイム中に飲酒や喫煙、入浴などの影響で腫れが長引くこともあるので注意しましょう。
クリニックによっては無料で再施術をおこなってくれるケースもあるので、合わせて確認してみてください。
修正手術を受ける
元のまぶたの形状によっては
- 眼瞼下垂の治療
- まぶたの脂肪取り
などの施術が必要なケースもあります。
カウンセリングを再度おこない、理想の二重になるようしっかりシミュレーションしておきましょう。
編集部
医師の技術力に不安が残る場合は、別のクリニックを受診するのも◎
二重の埋没法は、ただ二重のラインを作るだけでなく、まぶたの厚みや開き具合によって左右それぞれ調整する必要があります。
別のクリニックを受診すれば費用はかかってしまいますが、二重埋没法が得意な医師を見つけられれば、期待する仕上がりに近づくはずです。
埋没法の左右差が出やすい人の特徴
二重埋没法を受けた後、左右差が出やすい人の特徴を2つご紹介します。
ご自身が当てはまるかどうか、確認しながらチェックしてみてください。
左右で目の開き方が異なる
埋没法で左右差が出る原因として、目の開く力に左右で違いがあることが挙げられます。
目を開く力が強い方は二重幅が狭くなり、逆に弱い方は二重幅が広くなりやすいです。
左右同じ幅で二重を作ると目を開いた時に左右差が生じるため、術後の左右差を抑えるには、左右の目の開く力を考慮した上で施術する必要があり、医師の経験や技術力が問われます。
アイテープやアイプチをしている
埋没法を受ける人の中には、アイテープやアイプチを日常的に使用している人も多いかと思います。
しかし、アイテープやアイプチは、まぶたの皮膚のたるみの原因になり、目の開きにも影響を与えます。
たるみや開き具合は必ずしも左右対称にはならないため、埋没法の左右差が出やすい状態です。
まぶたのくぼみ
埋没法で左右差が出やすい人の特徴の一つに「まぶたのくぼみ」があります。
まぶたがくぼんでいると、糸の固定が不均一になりやすく、二重のラインに左右差が生じやすくなります。
また、くぼみがある部分は皮膚が薄いため、固定が弱まり、二重が戻りやすくなることもあります。
埋没法の左右差を修正する際の注意点
埋没法の左右差を改善するなら、修正手術がおすすめです。
修正手術には注意してほしい2つのポイントがあるので、それぞれ詳しく解説します。
修正にかかる料金を確認する
修正手術を検討する上で、どのくらいの費用をかければ理想とする二重になれるのか事前に確認しておきましょう。
クリニックによっては、修正手術を無料で受けられることもありますが、再度施術を受けたからといって左右差が解消されるとは限りません。
まぶたの状態や元の顔立ちによっては、そもそも埋没法が不向きの場合があり、理想の二重を作るためには切開法がベストなケースがあります。
眼瞼下垂が原因で左右差を生じている場合は、別途治療費用が必要になることもあるでしょう。
編集部
患者さんの状態に合わせて、しっかりカウンセリングしてくれることが大切です。
実績や症例が豊富な医師を選ぶ
どれだけカウンセリングを重ねても、医師の技術不足によって、さらに良くない状態に陥ってしまうケースもあります。
修正手術は、通常の埋没法よりも高い技術力と医師の経験が必要です。
とくに、左右差を解消する修正手術は、医師の繊細な技量が必要になってくるため、SNSやホームページを参考にして実績や症例が豊富な医師を選ぶようにしましょう。
編集部
口コミ評価なども参考になります。
技術力が高く患者の満足度が高い医師は、ネット上にも良い評価が多く見受けられます。
まとめ
ここまで、埋没法の左右差について原因や対処法、修正手術を受ける際の注意点などをお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?
本記事の内容を簡単におさらいします。
- 埋没法の左右差の原因
まぶたの腫れ・元々のまぶたの左右差 - 左右差が出やすい人の特徴
目の開きに左右差がある人・アイプチやアイテープを使用している人・まぶたのくぼみ - 左右差を修正する際の注意点
修正にかかる料金を確認する・実績や症例が豊富な医師を選ぶ
二重埋没法による左右差は、手術直後の腫れによるものか、患者さん元々の左右差、もしくは医師の技術不足によるところが大きな原因と考えられます。
腫れがほとんど落ち着く1ヶ月を経過しても左右差が大きくみられる場合は、修正手術を検討してもいい頃合いです。
あなたにあった二重法を提案してくれる医師や美容外科クリニックを慎重に選び、納得のいく二重整形を受けてくださいね。
本記事について
※作成日: 2024年4月16日
・本文中の情報やクリニックの詳細は、2024年4月16日時点のものです。そのため、料金や提供サービスに変更が生じる可能性がありますので、具体的な情報については直接クリニックにお問い合わせください。
二重整形は、公的医療保険の対象外となる自由診療であり、治療費は全額自己責任となります。そのため、施術を受ける前には必ず費用について確認してください。
・二重整形リスク
二重整形には、様々なリスクや副作用が伴う可能性があります。施術を受ける前に、医師に施術の詳細をしっかりと確認し、リスクや副作用についても理解しておくことが重要です。
これには、腫れ・痛み・内出血・感染症・目の違和感・左右差などが含まれます。
参考文献
・確認してください!美容医療を受ける前にもう一度:厚生労働省
・美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!-特定商取引法に美容医療のルールが加わりました:国民生活センター
:美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント:政府広報オンライン
・美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について:消費者庁
・日本美容外科学会(JSAS)
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本形成外科学会