この記事の監修
三苫 医師
ヴェリテクリニック 医師
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埋没の腫れが強くなる原因は?早く引かせる方法や、腫れを少なくするために気をつけるポイントも知りたい!
埋没法はまぶたを切開しないため、術後の腫れが少ない二重整形と言われています。
しかし、腫れには個人差があり、人によっては必要以上に症状が出てしまうケースも。
本記事では、埋没法の術後の腫れが強くなる原因について解説します!
術後の腫れを早く引かせるための過ごし方や、腫れの期間を短くするポイントについても紹介します。
埋没法の腫れをできるだけ抑えたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね!
目次
【埋没法術後】必要以上に腫れてしまう原因
埋没法の術後は、腫れや内出血といったダウンタイム症状が出ます。
ダウンタイムは一般的に2日〜1週間ほどで落ち着くと言われていますが、何らかの原因で長引いてしまうことも。
ここでは、術後に必要以上に腫れてしまう原因を4つ紹介します。
二重の幅が広い
1つ目の原因は、二重を作る際の幅が広いケースです。
埋没法は、糸でまぶたを留めて二重を作りますが、幅が広いとその分多くの脂肪を支える必要があります。
編集部
支える脂肪が多いほど皮膚に負荷がかかり、術後の腫れも強く出てしまいますよ。
特に、まぶたの脂肪が厚い人が幅広の二重にすると、腫れやすくなる傾向にあります。
自分の目元に合った二重幅を、カウンセリングでしっかりと確認しましょう。
腫れやすい体質である
2つ目の原因は、体質による腫れです。
埋没法で腫れやすい人は、次のような特徴があります。
- むくみやすい人
- アレルギーのある人
- まぶたに厚みのある人
同じ施術を受けたとしても、上記に当てはまる人は腫れが強く出ることが。
編集部
むくみやすい人やアレルギーがある人は、なるべくコンディションの良い日に施術を受けるようにしてくださいね。
アイプチ・アイテープによるまぶたのダメージ
3つ目の原因は、まぶたのダメージです。
編集部
アイプチやアイテープを長年使っている人は要注意ですよ。
まぶたにダメージのある状態で埋没法を受けると、皮膚に負担がかかり腫れが強くなります。
また、特に症状が出ていない場合でも、気づかないうちにまぶたにダメージが蓄積されていることも。
施術前は「アイプチやアイテープの使用を控える」「使用する時間を減らす」などの対策をしておくと、腫れにくくなりますよ。
術中の力み
4つ目の原因は、術中の力みです。
編集部
施術中に力んでしまうと、血圧が上がり腫れやすくなります。
また、まぶたに力が入っていると針が通しにくくなり、施術時間が長くなってしまうことも腫れの要因に。
埋没法は一般的に局所麻酔を使用するので、意識がある状態で施術を受けます。
そのため、不安に感じることもあるかもしれませんが、できるだけ力を抜くことが大切です。
埋没術後の腫れを早く引かせるための過ごし方
術後はなるべく早く腫れを落ち着かせたいですよね。
埋没法の腫れを長引かせないためには、術後の過ごし方が大切です。
ここでは、術後の腫れを早く引かせるための過ごし方を紹介します。
冷やす
術後は、患部を冷やすことで腫れを早く落ち着かせることができます。
薄い布で包んだ保冷剤や、冷たいタオルなどを使って冷やしてください。
編集部
保冷剤や氷を直接まぶたに当てないように注意しましょう。
腫れがピークになる施術直後〜3日ほどはこまめに冷やしてあげると効果的です◎
ただし、長時間冷やしすぎると凍傷を引き起こす恐れもあるので、1回につき5分を目安に行ってくださいね。
目に負担や刺激を与えない
腫れを早く引かせるためには、目に負担や刺激を与えないことも大切です。
術後は次のような行動に注意しましょう。
- 患部を何度も触る
- 目をこする
- メイクをゴシゴシと強い力で落とす
- 長時間スマホやPCを見る
埋没法を受けた後のまぶたは、非常にデリケートな状態になっています。
編集部
少しの刺激でも、炎症が長引く原因になりますよ。
ダウンタイム症状が落ち着くまでは、目元に負担をかけないよう心がけましょう。
長湯や運動を控える
埋没法の術後1週間までは長湯や運動を控えることも、腫れの軽減に効果的。
編集部
長湯や運動は体の血行を良くするので、腫れを促進させてしまいます。
術後の腫れが気になる間は、入浴はシャワーで済ませるようにしましょう。
また、運動を行う際には、ストレッチやウォーキングなど軽いものにしてくださいね。
埋没術後の腫れがひどい時の対処法
埋没法の術後の腫れがひどい時は、自宅で安静にするのが一番です。
どうしても外出したり人に会ったりする必要がある場合には、次のような対処法がおすすめ。
- メイクでごまかす
- 術後の翌日からメイクOK
- メガネやサングラスをかける
- メガネは太めのフレームが隠しやすい
- 前髪で隠す
- 患部にかからないよう注意
編集部
自分に合った方法を行ってみてくださいね。
術後1週間以上経っても腫れが改善されない場合は、クリニックで処置が必要なケースもあります。
自己判断せずに、医師にまぶたの状態を確認してもらいましょう。
埋没術後の腫れる期間を短くする大切なポイント
埋没法の腫れを短くするためには、術後だけでなく施術前や施術中にも気をつけたいことがあります。
ここでは、埋没法の腫れる期間を短くする大切なポイントを2つ紹介します。
症例数が多く技術力のある医師を選ぶ
担当医は、症例数が多く技術力のある医師を選びましょう。
埋没法は比較的簡単な施術と思われがちですが、実は医師の技量によって腫れ具合に差が出ます。
編集部
技術力の高い医師が施術を行うことで、腫れが目立ちにくい仕上がりになりますよ。
また、症例数の多い医師は様々なケースを経験しているため、腫れが少ない二重幅を提案してくれる可能性も。
リラックスして施術を受ける
埋没法の施術時は、力を抜いてリラックスするようにしましょう。
施術の不安からまぶたを強く閉じてしまうと、腫れが強くなる原因に。
編集部
針が怖いという人も多いですが、手術中はライトの影響でほどんと見えません。
クリニックによっては、リラックス効果のある笑気麻酔を使用したり、施術中に好みの音楽を流してくれたりするところもあります。
施術の不安が強い人は、事前にクリニックに相談してみると良いでしょう。
まとめ
埋没法の術後の腫れについて解説しました。
内容をおさらいしましょう。
- 埋没術後の腫れが必要以上に出る原因は4つ
- 術後の適切な過ごし方で腫れを軽減
- 腫れが1週間以上続く場合はクリニックを受診
- 医師選びと施術中に力を入れないことが腫れ防止のコツ
埋没法を受けるなら、なるべく腫れを少なくしたいですよね。
腫れの度合いは個人差があるものの、原因や対処法を把握しておけばできる限り抑えることが可能です。
本記事の内容を参考に、埋没法の術後の腫れについてしっかりと理解し、ダウンタイムを短くしましょう◎
本記事について
※作成日: 2024年4月16日
・本文中の情報やクリニックの詳細は、2024年4月16日時点のものです。そのため、料金や提供サービスに変更が生じる可能性がありますので、具体的な情報については直接クリニックにお問い合わせください。
二重整形は、公的医療保険の対象外となる自由診療であり、治療費は全額自己責任となります。そのため、施術を受ける前には必ず費用について確認してください。
・二重整形リスク
二重整形には、様々なリスクや副作用が伴う可能性があります。施術を受ける前に、医師に施術の詳細をしっかりと確認し、リスクや副作用についても理解しておくことが重要です。
これには、腫れ・痛み・内出血・感染症・目の違和感・左右差などが含まれます。
参考文献
・確認してください!美容医療を受ける前にもう一度:厚生労働省
・美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!-特定商取引法に美容医療のルールが加わりました:国民生活センター
:美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント:政府広報オンライン
・美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について:消費者庁
・日本美容外科学会(JSAS)
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本形成外科学会