この記事の監修
鈴木 医師
ヴェリテクリニック 医師
プロフィールはこちら　＞

「鼻が低いのがコンプレックス」
「鼻を高くして、のっぺりとした印象を変えたい」

鼻の高さや形は、顔全体のバランスを大きく左右する重要なパーツです。

低い鼻を高くして理想の鼻の形に近づきたいと考える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、低い鼻で悩んでいる方に向けて、自力で鼻を高く見せる方法や理想の高い鼻が叶うおすすめの美容整形について詳しく解説します。

理想的な鼻の高さの基準は？

鼻は顔の中心パーツであり、鼻が高いと、目鼻立ちがくっきりとした美しい顔の印象を与えます。

欧米の人に比べて、日本人は鼻が低いと言われていますが、ただ鼻を高くしたいと思っても、一人ひとりの輪郭や顔の大きさによって、理想的な鼻の高さや長さなどが異なります。

日本人の平均的な鼻の高さは、小鼻の先から鼻先にかけて約2.8cmと言われています。

また、横顔で見た時に鼻先から顎先にかけて直線で結んだラインを「Eライン」と呼び、美しい横顔の基準になります。

自力で鼻を高く見せたい方のためのセルフケア

低い鼻を自力で高くするための方法がSNSなどで多く紹介されていますが、根本的に自分で鼻を高くすることは難しいと言えます。

しかし、セルフケアで鼻を高く見せて、顔の印象を変えることは可能です。

そこで、鼻を高く見せるセルフケアを2つ紹介します。

マッサージで鼻を高く見せる方法

鼻は軟骨で形成されています。また、マッサージを行うだけで鼻が高くなると言った医学的根拠もないので、セルフケアだけで鼻を高くすることはできません。

しかし、顔や鼻周りをマッサージすると、浮腫みが解消され、顔がスッキリして鼻が高く見える効果が期待できます。

鼻周りのマッサージ方法は以下の通りです。

鼻周りの浮腫みケアだけでなく、リンパが流れることで、顔全体の浮腫み解消にも繋がります。

メイクで鼻を高く見せる方法

手軽に鼻を高く見せる方法として、ノーズシャドウやハイライトを使ったメイクで、鼻筋をスッキリ見せることができます。

ノーズシャドウを鼻筋、鼻先、鼻下、目頭に入れて、自然な仕上がりになるようにぼかしていきます。

鼻筋や鼻下だけでなく、目頭にもノーズシャドウを入れることで、より立体感が出て、彫りが深く見える効果が期待できます。

さらに、鼻先にかけてベージュ系のハイライトを入れると、鼻筋が通った美しい鼻の印象になります。

確実に鼻を高くするための鼻整形の種類

セルフケアでは効果が感じにくかったり、見え方に個人差があるので、鼻を確実に高くする方法としては、鼻整形がおすすめです。

鼻を高くする整形にはさまざまな種類があり、主に以下の4つがあります。

隆鼻術（プロテーゼ挿入）

隆鼻術（りゅうびじゅつ）とは、鼻の穴を切開し、医療用シリコンの「プロテーゼ」と呼ばれる人工軟骨を挿入する方法です。

鼻を高くするだけでなく、鼻筋の通った立体感のある美しい鼻が期待できます。

ヴェリテクリニックでは、一人ひとりに合ったプロテーゼを型から作成し、理想の高さや顔のバランスを考えて、完全オーダーメイドで作ったプロテーゼを挿入します。

一度の手術で半永久的に効果が持続でき、触った感触も実際の軟骨とほとんど変わらないので、自然な仕上がりになります。

鼻中隔延長術

鼻中隔延長術とは、自分の胸や鼻、耳にある肋軟骨や鼻中隔軟骨などを用いて、鼻先や鼻柱に移植する方法です。

自分の軟骨組織を使用するので、体内に吸収されず、半永久的に効果を維持することができます。

鼻の長さを延ばし、鼻筋の通った仕上がりになるため、上向き鼻や鼻が短いと悩んでいる方におすすめの鼻整形です。

また、自分の軟骨組織を使用しない場合でも、メドポア（人工骨）と呼ばれる丈夫な合成樹脂材料を使用することも可能です。

ヴェリテクリニックでは、オープン法と呼ばれる鼻柱部分を切開し、鼻の高さや形を細かく調整できる方法を採用しています。

より正確に理想の鼻に整えることができるほか、正面から見た時も傷が目立ちにくいのが特徴です。

ヒアルロン酸注入

鼻のヒアルロン酸注入は、注射器でヒアルロン酸を注入し、鼻の高さや鼻筋の形を整える施術です。

ヒアルロン酸は元々体内に含まれている物質なので、アレルギーのリスクが少なく、ダウンタイムも短いのが特徴です。

持続期間は約3ヶ月〜半年ほどで、時間の経過とともに少しずつ体内に吸収されていきます。

しかし、気軽に受けられる一方で、繰り返しヒアルロン酸を注入したり、過剰に注入すると、鼻筋が太くなる恐れもあるので、注入する量や定期的なメンテナンスを行う場合は注意が必要です。

鼻整形で高い鼻を叶えた症例写真

ここでは、鼻整形で高い鼻を叶えた症例画像を紹介します。

鼻整形を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

担当医：福田 慶三

施術名	料金・リスク
鼻中隔延長術＋肋軟骨移植術	990,000円
	感染、アレルギー反応、血が溜まる、鼻の穴のひきつれ、鼻尖の違和感など
眉間プロテーゼ挿入術	330,000円
	感染、血が溜まる、眉間の曲がり・ずれ、眉間の異物感など
隆鼻術	330,000円
	感染、鼻筋の曲がり・ずれ、鼻の穴のひきつれ・穴が左右非対称など
隆鼻術＋眉間プロテーゼ挿入術 （両施術オーダー）	＋110,000円
	感染、違和感、血が溜まる、鼻の穴のひきつれ、鼻筋の異物感など
頬部＋下顎部（脂肪吸引）	440,000円
	感染、血が溜まる、吸引後の取り残し、皮膚のたるみなど

担当医：李 政秀

施術名	料金・リスク
隆鼻術＋眉間プロテーゼ挿入術	770,000円
	感染、違和感、血が溜まる、鼻の穴のひきつれ、鼻筋の異物感など
鼻中隔延長術＋肋軟骨移植術	990,000円
	感染、アレルギー反応、血が溜まる、鼻の穴のひきつれ、鼻尖の違和感など
鼻尖縮小術	330,000円
	感染、血が溜まる、傷跡の盛り上がり、傷跡の段差・凹みなど
鼻翼縮小術(内・外・上のうち2箇所)	495,000円
	感染、鼻の穴の左右差、小鼻の引きつれ感、中縫いの糸が出てくるなど

担当医：鈴木 明世

施術名	料金・リスク
鼻尖形成＋鼻尖縮小	550,000円
	感染、血が溜まる、傷口が開く、糸が出てくる、鼻尖の違和感など

鼻を高くする方法に関するよくある質問

最後に、鼻を高くする方法に関するよくある質問を3つピックアップしました。

洗濯バサミで鼻を高くする方法は効果あるの？

洗濯バサミで毎日鼻を挟むと高くなるといった口コミがありますが、鼻の骨は硬いので、洗濯バサミを挟むだけで鼻を高くすることは難しいと言えます。

また、鼻を洗濯バサミで毎日挟むと、鼻に挟んだ跡がついたり、鼻を傷つけて炎症を起こす可能性があります。

そのため、洗濯バサミで鼻を挟む方法はおすすめできません。

市販のノーズクリップで鼻を高くすることはできる？

市販で小鼻を挟む「ノーズクリップ」と呼ばれる鼻の高さや形を整えるための矯正グッズがあります。

ノーズクリップを毎日使用することで、一時的な効果が期待できますが、こちらも洗濯バサミ同様に鼻を挟み続けるだけで鼻を高くすることは難しいでしょう。

また、長時間ノーズクリップを使用し、鼻を圧迫し続けると、鼻骨や肌に負担がかかり、炎症や内出血、色素沈着が起こる可能性があります。

ノーズクリップを使用する際は、正しい使用方法を確認しましょう。

鼻整形の手術は痛みが強い？

鼻整形の手術を行う場合、基本的に麻酔を行いますが、麻酔の効き具合は個人差があるので、痛みを感じる場合もあります。

そのため、痛みに不安な方や麻酔が効きにくい方は、カウンセリングで麻酔処置について事前に相談しましょう。

また、術後のダウンタイム期間は、腫れや痛みが数日間続く可能性がありますが、1〜2週間程度で徐々に落ち着いていきます。

まとめ

今回は自力で鼻を高くするセルフケアや鼻整形の種類について解説しました。

セルフケアで鼻を高くすることは難しいですが、マッサージやノーズシャドウを使ったメイク術で鼻を高く見せるように工夫することはできます。

しかし、効果や見え方には個人差があるので、確実に鼻を高くしたい方は鼻整形がおすすめです。

鼻を高くして、憧れの立体的な顔立ちにしたい方、鼻のコンプレックスを解消したい方は、一度カウンセリングで気軽に相談してみてください。