この記事の監修
仲宗根 医師
ヴェリテクリニック 医師
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医療ハイフ(HIFU)の効果ってどう?
医療ハイフなら肌のたるみとか毛穴に効果があるって聞いたけど。
編集部
医療ハイフ(HIFU)は、メスを使わずに短時間の施術でリフトアップ効果が期待できるのでおすすめですよ!
高いリフトアップ効果を得るためには、従来であればたるみの原因といわれている『SMAS筋膜』と呼ばれる場所にメスを入れる必要がありました。
その点、ハイフは肌の上から超音波を与える施術のため、メスを入れる必要がない上、相乗効果も多いメリットが!
本記事では、そんな医療ハイフについて詳しく解説!
- 医療ハイフに期待できる効果
- 医療ハイフのダウンタイム
- 医療ハイフの持続期間や効果的な頻度
- 医療ハイフ施術のタイミング
- 医療ハイフの効果を得やすくする方法
医療ハイフを受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
※ ハイフは、厚生労働省で明確に医療行為にあたると定められてはいません。(参照:厚生労働省) ※ 当コンテンツ内に記載している「ハイフ」は、適切な出力や照射方法で施術しなければ、神経・感覚の障害・熱傷などのリスクを生じる恐れがあります。エステサロン・クリニック等での事故件数は、7年間で135件報告されており、顔への事故が70%を占めています。(参照:消費者庁) ※ リスクや副作用を十分に理解した上で、知識や技術のあるクリニックでの施術を検討してください。 ※ 本記事で紹介する医療ハイフは、基本的には公的医療保険が適用されない自由診療です。 |
目次
ハイフ(HIFU) とは?
ハイフ(HIFU)とは、超音波エネルギーを照射するリフトアップ治療法で、『高密度焦点式超音波治療法』とも呼ばれています。
ハイフは、たるみの原因といわれている皮下組織の奥の『SMAS筋膜』や、周辺の組織まで超音波の刺激を与えます。
メスを使用しないため、肌を傷つけるリスクが少ない治療法です。
編集部
ここで、ハイフの効果を再確認してみましょう!
- 皮膚の表面に影響がない超音波エネルギーを照射
- 肌の引き締めやリフトアップ効果
- 毛穴の引き締めや肌質改善の効果
- コラーゲンやエラスチン生成を促進
編集部
肌の奥深くまで超音波が届くので、照射直後からリフトアップ効果を感じられる方もいますよ!
さらに、リフトアップ治療はいくつか存在しますが、ハイフはその中でも効果が長く続くといわれており、長期的にみてもコスパが良いメリットがあります!
また、ターゲットにのみ超音波を照射するため、痛みが少なく施術時間やダウンタイムが短いことが特徴です。
編集部
ハイフは気軽に受けられて体への負担が少ないリフトアップ効果が期待できる治療法です。
そのため、若い世代を中心に『次世代のフェイスリフト』として人気を集めています!
医療ハイフに期待できる効果
医療ハイフに期待できる効果は主に4つです。
- ハリ・弾力アップ
- 肌質改善・美肌効果
- リフトアップ効果
- 小顔効果
編集部
それでは詳しく解説していきます!
ハリ・弾力アップ
肌に超音波を照射することにより、線維芽細胞と呼ばれる奥深くの層が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。
コラーゲンやエラスチンは肌の保湿や弾力を保つ作用をがあるため、多くの方がうるおいやハリを感じられるでしょう。
さらに乾燥による目元の小ジワや細かなシワの改善も期待できます。
また、肌の弾力が高まることにより若々しい印象を与える効果も期待できるでしょう。
編集部
肌の衰えや乾燥、シワが気になる方におすすめですよ!
肌質改善・美肌効果
超音波を照射することにより、肌のターンオーバーや血行が促されます。
施術後1〜2ヶ月で乾燥や小ジワ、くすみや毛穴の開きといった肌トラブルが徐々に減っていきます。
編集部
さらに肌質のやツヤ、トーンアップ効果も期待できるでしょう。
リフトアップ効果
肌がたるんで見える原因の1つである、SMAS筋膜層と呼ばれる層にも超音波が届きます。
この層を引き締めることにより、たるんだ肌の引き締め効果が期待できます。
編集部
施術直後からリフトアップ効果を得られることが多いため、ほうれい線やフェイスラインのたるみに悩んでいる方におすすめです。
小顔効果
ハイフの超音波は、肌の中にある脂肪細胞を熱で破壊する効果もあります。
破壊された脂肪細胞は老廃物と一緒に体外へ排出されるため、顎などのフェイスラインや頬のボリュームを減らす効果が期待できます。
太る要因の脂肪細胞自体を減らすため、リバウンドしにくいこともポイントです。
気になる部分へ施術もできるため、顔の部分痩せも可能です。
また、よりフェイスラインの効果を得られやすい『脂肪溶解注射』とセットで受けられるクリニックもありますよ。
編集部
頬やフェイスラインに脂肪がつきやすい方におすすめです。
【比較】医療ハイフの効果持続期間や料金は?
ハイフの効果はいつまで続くのでしょうか。
持続期間や効果的な頻度と合わせて、医療ハイフの特徴やリスク、目安料金をみていきましょう。
医療ハイフとエステハイフとの比較ができるように一覧表にまとめたので、参考にしてくださいね!
▼医療ハイフとエステハイフ比較表▼
名称 | 医療ハイフ | エステハイフ |
---|---|---|
照射方法 | 点状方式 (一点に集中させた超音波を照射) | 蓄熱方式 (熱を皮膚の内部でためて広げて照射) |
痛み | 少し感じる | ほとんど感じない |
施術回数・頻度 | 2〜3ヶ月に1回 | 2週間〜1ヶ月に1〜2回 |
持続期間 | 施術直後から6〜12ヶ月程度 | 施術直後から1〜2ヶ月程度 |
特徴 | ・熱が深く届くため高い効果が期待できる ・トラブル時に適切な治療が受けられる ・持続期間が長い | ・火傷のリスクがほとんどない ・医療ハイフよりもパワーが低い ・熱が浅く届くため効果は低い ・持続期間が短い |
想定されるリスク | ・まれに水ぶくれや火傷、むくみのおそれ ・筋肉痛のような痛み ・まれにしびれや神経損傷 ・赤みや腫れ ・一時的な肌の乾燥 ・紫外線の影響を受けやすくなる | ・医師がいないため トラブル時に適切な治療が受けられない ・マシンの使い方を熟知していない ・赤みや腫れ、痛み ・一時的な肌の乾燥 ・紫外線の影響を受けやすくなる |
目安料金 | 5万円~20万円前後 | 3千円〜4万円前後 |
医療ハイフとエステハイフの違いは、やはり全ての項目において医療ハイフがレベル高いことにあります。
国家資格者のみが使用できる機器と、トラブル時のサポートはその代表でしょう。
しかし効果も高い分、それなりにリスクと金額も高くなる傾向にあります。
編集部
とはいえ、施術間隔は医療ハイフが圧倒的に通いやすいのも事実!火傷等のリスクを考えても、医療ハイフで安全に受けることをおすすめします。
医療ハイフを始めるタイミング
医療ハイフを受けるのはどのくらいの年代から始めればいいのかな?
実際に医療ハイフを受ける年代は、たるみが気になってくる30代〜50代から始める方が多い傾向にあります。
クリニック自体も、30代からをターゲットにしたハイフメニューを扱っているところがほとんどです。
そうなんだ!20代だと早すぎるのかな?
編集部
最近では若い世代に人気の施術のため、20代でハイフを受ける方も増えていますよ。早い段階で受けることにより、将来の肌のたるみを予防する効果が期待できるんです!
- 肌のシワやたるみが気になる
- ほうれい線が気になる
- フェイスラインが丸くなった
20代でも上記のことが気になってきたら、まずはそのたるみの原因がハイフで改善するのか、カウンセリングで肌の状態を診てもらいましょう。
30代以降は筋膜のたるみにより、シワやたるみなど肌が気になってくる年代ですので、30代以降の方が医療ハイフの効果をより得られやすいといえます。
編集部
ポイントは「肌が気になり始めたタイミング」。大手美容クリニックであれば無料相談を受け付けているところがほとんどですので、医師に相談してみてくださいね。
少しでも早めに肌メンテナンスを始めて将来の美肌をキープしていきましょう!
医療ハイフの副作用とダウンタイム
編集部
次に、ダウンタイム中に想定される副作用の症状と対策について、あらためて整理しておきましょう!
- 赤み、腫れ
- むくみ
- 筋肉痛のような痛み
- 一時的な肌の乾燥
- 紫外線の影響を受けやすくなる
- 水ぶくれや火傷
- 神経損傷
ハイフの強さを上げれば上げるほど、これらのリスクは高くなります。
施術中、痛みなどある場合は我慢せずにその場で医師に相談しましょう。
医療ハイフダウンタイム中に気をつけること
医療ハイフの施術後は肌が敏感になり、外部からの影響を受けやすくなっています。
ダウンタイムを長引かせないために注意することをまとめました。
- 施術後数日は照射部位のマッサージを控える
- 施術部位をこすったり押したりしない
- 施術当時の入浴や飲酒、運動は控える
- なるべく安静にする
- 肌の乾燥に注意してこまめに保湿する
- 紫外線対策を徹底する
施術当日は、赤みや腫れを引き起こしダウンタイムを長引かせるリスクが高まるため、血行を促進させる入浴や飲酒、運動は控えてください。
赤みや腫れや痛みが気になっても施術部位を過度に刺激しないようにしましょう。
前述したとおり、施術後は一時的に肌が乾燥しやすく紫外線の影響を受けやすいため、施術後数日から1週間はしっかりと保湿や紫外線対策をするように心がけてくださいね。
編集部
万が一ダウンタイム中に症状が酷くなる時は、クリニックに相談して適切な指示を仰ぎましょう!
医療ハイフの効果を得やすくする方法
医療ハイフの効果を得やすく、満足度が高い施術にする方法を4つ紹介します。
- 施術実績の多いクリニックを選ぶ
- 適切なショット数で施術する
- 施術後のケアを徹底する
- 定期的に施術を受ける
施術実績の多いクリニックを選ぶ
医療ハイフは比較的安心して施術が受けられますが、機械操作や効果などについて熟知する必要があります。
以前はエステサロンでもエステハイフを受けられましたが、現在は医師の在籍しないエステサロンでの施術は厚生労働省によって禁止されています。
医師や看護師などの国家資格を持った専門知識のあるスタッフがいなかったことにより、トラブルが頻発したためです。
医療ハイフを受ける時には、実績が多く信頼できる医師がいるクリニックを選びましょう。
編集部
実績やフォローがしっかりしているクリニックで医療ハイフを受ける方が安心できますよ!
適切なショット数で施術する
「ショット数が多いほどより効果が高まるのでは」と思う方もいるかもしれません。
確かにショット数が多いほど効果も期待できますが、個々の肌の状態により適切なショット数でなければデメリットの方が高くなる可能性があります。
さらに、ダウンタイムの症状が出やすく長引くリスクも高まるでしょう。
600〜800ショットや更に多いショット数のクリニックもありますが、機械によっても異なります。
なお、600ショットで20~30分程度の施術時間です。
編集部
カウンセリングで医師にしっかりと肌の状態を確認してもらい、適切なショット数を受けましょう!
施術後のケアを徹底する
施術後は肌が敏感になっているため、しっかりとアフターケアを行いましょう!
アフターケアを適切に行うことで、ダウンタイムの症状を長引かせない効果が期待できます。
- 紫外線対策
- 保湿
紫外線対策
⇒紫外線対策と保湿は忘れずにしっかりと行うことが大切です。
肌の老化やシワ、乾燥の原因といわれている紫外線対策は日常的に気をつけたいです。
曇や紫外線が強くない時期でも一年中日焼け止めを使いましょう。
特に施術後は肌が敏感になっているため、外部刺激の影響を受けやすくなっています。
外出の時には、防止や日傘で紫外線を防いでくださいね。
保湿
⇒ハイフ施術後は一時的に乾燥しやすい状態です。
肌が乾燥していると外部刺激に弱いため、施術後から数日間はいつものケアよりも念入りに保湿をしてくださいね。
乳液やクリーム、補修パックなどでケアすると良いでしょう。
定期的に施術を受ける
医療ハイフの施術後、2〜6ヶ月が効果のピークで6〜12ヶ月程度まで持続するとされています。
ほとんどの場合、肌の引き締めやハリの効果は施術後から1〜2ヶ月程度続きますが、リフトアップ効果は個人差や使う機械によって持続期間が異なります。
一般的に導入されているマシン4つの持続期間の目安を一覧にしたので、ぜひ参考にしてくださいね!
名称 | 持続期間 |
---|---|
ウルセラ | 12ヶ月 |
ウルトラセルQ+ | 6〜12ヶ月 |
ウルトラフォーマ―Ⅲ | 3〜6ヶ月 |
ダブロゴールド | 2〜4ヶ月 |
前述したとおり施術後から効果を感じられることが多いですが、「あまり効果を感じない」という場合はコラーゲン生成やターンオーバーに時間が掛かっている可能性が。
とはいえ、大多数が施術後1〜2ヶ月経つころには徐々に肌の違いがわかってくるでしょう。
「効き目が薄くなった」と感じる前に、再施術を受けると効果を長持ちできますよ。
リフトアップ効果を維持するには、2〜3ヶ月に1回を目安に受けることを推奨するクリニックが多く見受けられます。
編集部
施術頻度は個人差や機械によって異なるため、医師に相談して適切なタイミングで受けましょう。
まとめ:医療ハイフを受けて理想の肌を手に入れよう!
本記事では医療ハイフの基本について解説しました。
【医療ハイフの効果】
⇒ハリ・弾力アップ・肌質改善・美肌・リフトアップ・小顔効果
【医療ハイフのメリット】
⇒短時間の施術で体への負担が少ない・肌に傷が残らない・ダウンタイムや痛みが少ない
【医療ハイフの効き目・頻度】
⇒効き目は施術直後から6〜12ヶ月程度・施術頻度は2〜3ヶ月に1回程度が目安
【医療ハイフの効き目を持続させるポイント】
⇒20代で予防的な医療ハイフを受けるのがおすすめ・適切なショット数を受ける・施術後のケアを徹底する
医療ハイフは、安く手軽に受けられて高い美肌効果が期待できることから、美容情報に敏感な層を中心に年齢問わず幅広い層に人気の施術です。
肌が気になり始めたタイミングで、医療ハイフを検討してみましょう!
早い段階から将来のことを見据えてメンテナンスをすることが大切です。
- 医療ハイフを受ける際には、実績や経験が豊富なクリニックを選ぶ
- 専門医や経験豊富な医師が施術を担当してくれるクリニックを選ぶ
- カウンセリングを受けて、医師に肌の状態を診てもらい適切なメニューやショット数を選ぶ
- ダウンタイム中の保湿や紫外線対策などのケアや注意することに気をつける
編集部
まずは、気になるクリニックのカウンセリングを受けてみましょう!医療ハイフを受けて理想の肌を手に入れてくださいね!