
この記事の監修
仲宗根 医師
ヴェリテクリニック 医師
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小顔になりたいけど整形は痛そう…
痛くない小顔整形はある?効果は?

近年、痛くない小顔整形が注目を集めています。
顔の大きさやフェイスラインに悩む方は多く、いつの時代も小顔は誰もが憧れる魅力の一つです。
一方で、整形=痛いというイメージを持つ方も多く、痛みやダウンタイムを心配して一歩踏み出せない方も少なくありません。
そんな中、切らない美容医療を活用した痛くない小顔整形が人気となっています。
そこで本記事では、痛くない小顔整形について解説します。さらに、それぞれの施術の適応や特徴、効果についても詳しく紹介していきます。痛くない小顔整形に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

編集部
この記事を読めば、自分に合った痛くない小顔整形を見つけられますよ。
目次
小顔整形の種類は?特徴・効果・痛みを比較

まずは小顔整形の種類を紹介します。
小顔整形の施術にはさまざまな種類があり、特徴や効果、痛みに違いがあります。自分に合った施術を選ぶために、各施術のポイントを理解しておきましょう。
特徴 | 適応・原因 | 痛み | 効果 | |
---|---|---|---|---|
糸リフト | 専用の細い糸で皮下組織を持ち上げる。 | 加齢によるたるみ | 少ない | 小さめ |
ボトックス | 過剰な筋肉を一時的に小さくする。 | 筋肉の過剰発達 | 少ない | 小さめ |
ヒアルロン酸 | 顔に立体感を持たせて小顔効果を得る。 | 顔の平坦さ | 少ない | 小さめ |
脂肪溶解注射 | 薬剤を注入し、脂肪細胞を溶解する。 | 脂肪のつきすぎ | 少ない | 小さめ |
フェイスリフト | 皮膚を切開し、皮下組織を引き上げて固定する。 | 加齢によるたるみ | 強い | 大きい |
咬筋切除 | 口内を切開し、余分な咬筋を切り取る。 | 筋肉の過剰発達 | 強い | 大きい |
骨切り | 骨を切ったり削ったりして形を整える。 | 骨自体が大きい | 強い | 大きい |
脂肪吸引 | 皮下に管を挿入し、脂肪を直接吸引する。 | 脂肪のつきすぎ | 強い | 大きい |
小顔整形の特徴
小顔整形には、顔が大きく見える原因に応じて様々なアプローチがあります。顔の大きさの原因は大きく分けて骨、筋肉、脂肪、たるみの4つに分類されます。
骨自体が大きくゴツゴツしている場合は、骨を切ったり削ったりする大がかりな整形が必要となります。
筋肉が過剰に発達している場合はボトックスや咬筋縮小術など、筋肉の力を弱めたり、筋肉の一部を切除する方法が有効です。
脂肪がつきすぎていることが原因の場合は、脂肪吸引や脂肪溶解注射など脂肪細胞を減らす方法が効果的です。
加齢によるたるみが原因の場合は、フェイスリフトや糸リフトなど、皮膚や皮下組織を持ちあげる施術が適応です。
このように、自分の顔の大きさの原因を正確に把握し、それに応じた施術を選ぶことが小顔効果を最大限に引き出すための鍵となります。

編集部
施術前にはしっかりと医師とカウンセリングを行い、自分に最適な施術を見つけましょう。
小顔整形の効果
小顔整形の効果は、施術の種類や方法によって異なります。一般的に、切開を伴う施術は効果が高く、長期間持続します。
例えば、骨切りやフェイスリフトなどは大きな変化をもたらし、効果も長続きします。ただし、これらの施術は体への負担も大きく、さらに元に戻すことが難しいため、慎重に検討する必要があります。
一方、ボトックスやヒアルロン酸注射、脂肪溶解注射などの切開を伴わない施術は、切開を伴う施術と比べれば効果が小さく、持続期間も短いですが、体の負担やダウンタイムが少なく、比較的手軽な施術です。
初めての整形の場合は、切開を伴わない施術を試してみて、シミュレーションとして自分の顔に似合うか効果を確認するのも良いでしょう。

編集部
予算やライフスタイルに合わせて、最適な施術を選ぶことが重要です。
小顔整形の痛み
小顔整形の痛みは、施術の種類によって異なります。
切開を伴う施術においては、施術中は全身麻酔や静脈麻酔を使用する場合は、ほとんど痛みを感じません。しかし、施術後には強い痛みや腫れが生じることが多く、数日から数週間のダウンタイムが必要です。
一方、切らない小顔整形では局所麻酔が使用されることが多く、施術中に軽度の痛みやちくっとした感覚を感じることがありますが、施術後の痛みはほとんどありません。
例えば、ボトックスやヒアルロン酸注射、脂肪溶解注射などは施術後のダウンタイムが短く、日常生活に早く戻ることができます。

編集部
痛みを最小限に抑えるためには、施術前後のケアが重要です。医師の指示に従って適切なケアを行いましょう。
痛くないおすすめの小顔整形は?

痛くないおすすめの小顔整形を詳しく紹介します。
痛くない小顔整形は切らずに短時間で施術が完了し、ダウンタイムも短いため人気となっていますが、それぞれの施術方法には異なる特徴や効果があり、個々の顔の悩みに合わせて選ぶことが重要です。
特徴 | |
---|---|
糸リフト | 糸を皮下に挿入し、たるみを改善する。 コラーゲン生成によりハリ感アップも期待できる。 |
ボトックス | 一時的に筋肉を弛緩させて小顔効果を得る。 エラの張りに有効。 |
ヒアルロン酸 | 顎や頬などに立体感を持たせて小顔効果を得る。 修正も比較的容易で初心者向け。 |
脂肪溶解注射 | 薬剤を注入して余分な脂肪を除去する。 複数回の治療が必要なことが多い。 |
糸リフト

担当医: 前田 珠未
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
コグリフト(糸リフト)1本 | ¥22,000 |
感染、血が溜まる、傷口が開く、引き上がりの左右差、皮膚の凹みなど | |
ヒアルロン酸 1本注入 | ¥66,000(余った場合は残量を半年保管) |
アレルギーをおこす、皮膚の壊死、しびれが生じる、注入部が凸凹になるなど | |
ボトックス注入(眉間・アゴ・目尻・額・目の下) | 各¥33,000 |
違和感がある、薬が広がり過ぎる、効果が十分にでない、耐性が生じる、感染など |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
糸リフトは、特殊な糸を皮下組織に挿入して引き上げることで、たるみを改善しフェイスラインを整える施術です。
糸の挿入箇所はコラーゲン生成が促進されるため、施術後は肌のハリ感も向上します。
糸リフトは即効性があるため、施術直後から効果を実感できます。効果は半年~2年程度持続し、その後は再施術が可能です。
皮膚を切らないため、痛みやダウンタイムも少なくリスクも低いのが特徴です。またリフトアップだけでなく、肌の質感改善やしわの軽減にも効果があります。
施術後は軽度の腫れやつっぱり感が生じることがありますが、数日~1週間程度で落ち着くため、日常生活にほとんど支障はありません。
ボトックス

担当医: 李 政秀
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
エラ削り | ¥1,320,000~¥1,540,000 |
感染、血が溜まる、術中の出血、たるみ・皮膚の余り、口唇・アゴの知覚の麻痺、しびれなど | |
エラボトックス | ¥71,500 |
違和感がある、薬が広がり過ぎる、効果が十分にでない、耐性が生じる、感染など |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
ボトックスは、ボツリヌス毒素を注射して筋肉の発達を抑えることで、小顔効果を得る方法です。特にエラの張りが気になる場合に有効で、過剰な筋肉を弛緩させることでフェイスラインをスッキリさせます。
施術は短時間で終わり、痛みも少ないため手軽に受けられます。効果は3~6ヶ月程度でなくなりますので、定期的なメンテナンスが必要です。
ダウンタイムもほとんどなく、施術後すぐに日常生活に戻ることができます。また、ボトックスは顔だけでなく、肩や脚の筋肉に対しても使用されることがあり、多様な部位で効果を発揮します。施術後は一時的な腫れや内出血が起こることがありますが、数日で改善します。
ヒアルロン酸

担当医: 李 政秀
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
隆鼻術(オーダープロテーゼ) | ¥440,000 |
感染、血が溜まる、傷口が開く、糸が出てくる、鼻筋の曲がり・ズレなど | |
ヒアルロン酸 | 1本注入¥66,000 |
アレルギーをおこす、皮膚の壊死、しびれが生じる、注入部が凸凹になるなど |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
ヒアルロン酸注射は、フェイスラインを整えるために行われる施術です。直接的に顔の面積を減らす効果はありませんが、頬やあごの形を整えて立体感を出すことで小顔効果を得られます。
ヒアルロン酸は体内に自然に存在する成分であり、安全性が高くアレルギーのリスクも低いです。施術後はすぐに効果を実感でき、約半年から1年ほど効果が持続します。
ダウンタイムが少なく、施術後の腫れや痛みも軽度で済むため、手軽に行えるのが魅力です。ヒアルロン酸は、失ったボリュームを補うことで、若々しい印象を取り戻すのにも役立ちます。
変化を実感しやすいため、施術後の満足度が高いことも特徴です。ヒアルロン酸溶解注射を用いれば、修正も容易なため、初めて美容施術を受ける方にもおすすめです。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、顔の余分な脂肪を溶かして小顔効果を得るための施術です。注射された薬剤が脂肪細胞を分解し、体外へ排出させることでフェイスラインがスッキリします。
特に二重あごや頬の脂肪が気になる場合に有効です。施術は短時間で終わり、ダウンタイムも少ないため手軽に受けられます。
また、一度溶解された脂肪細胞は元に戻らないため効果が長期間持続することも特徴です。
大量に脂肪を除去できる脂肪吸引と比較すれば効果がマイルドなため、複数回の施術が必要ですが、少しずつ理想のフェイスラインに近づけることができます。
小顔整形の痛みを減らす方法は?

小顔整形の痛みを軽減させるためには、施術中や術後の痛みを適切に管理する方法が重要です。できるだけ痛みを感じたくないという方はぜひ参考にしてください。
小顔整形の施術中の痛みを減らす方法
小顔整形の施術中の痛みを軽減するためには、麻酔の選択が重要です。
クリニックでは局所麻酔や笑気麻酔、静脈麻酔など、さまざまな麻酔オプションが提供されており、施術内容や希望に応じて選択できます。
別途料金がかかることが多いですが、特に痛みに対して不安がある場合は、医師と相談してできるだけ痛みを感じにくい麻酔方法を選ぶことが大切です。
さらに、施術前には規則正しい生活を送り、体調を整えておくことも痛みを軽減するポイントです。
飲酒や喫煙を控え、十分な睡眠をとることで、体の回復力が高まり、麻酔の効果も向上します。緊張を和らげるために、リラックスできる環境で施術を受けることも有効です。
小顔整形の術後(ダウンタイム)の痛みを減らす方法
小顔整形の術後、ダウンタイム中の痛みを減らすためには、いくつかのポイントがあります。
まず、術後は安静に過ごし、患部を温めないように注意しましょう。入浴や運動など血行を促進する行為は腫れや痛みを悪化させる可能性があるため、医師の許可がおりるまでは避けてください。
また、安静にして患部を刺激しないように気をつけることも大切です。痛みが強い場合は、医師から処方された痛み止めを指示通りに適切なタイミングで服用することが重要です。
さらに、術後はバランスの取れた食事を心がけ、体の回復をサポートする栄養を摂取しましょう。これらの方法を実践することで、術後の痛みを最小限に抑え、快適な回復期間を過ごすことができます。
痛くない小顔整形に関するよくある質問

痛くない小顔整形に関して、よく寄せられる質問をまとめました。ダウンタイムや施術頻度、リスクや副作用について詳しく解説します。
痛くない小顔整形のダウンタイムはどのくらい?
痛くない小顔整形のダウンタイムは、施術の種類や個人の体質によって異なりますが、一般的には数日から1週間程度です。
例えば、ボトックスやヒアルロン酸注射では、施術後の腫れや赤みが数時間から数日で治まることが多いです。
糸リフトや脂肪溶解注射の場合は、軽度の腫れや内出血が1週間程度続くことがありますが、日常生活に大きな支障はありません。
ダウンタイムを短くするためには、施術後の安静や適切なアフターケアが重要です。医師の指示に従い、施術後は患部を冷やすなどして腫れや痛みを軽減しましょう。
痛くない小顔整形はどのくらいの頻度で受ける?
施術頻度の目安 | |
---|---|
糸リフト | 3~6ヶ月ごと |
ボトックス | 半年~1年半ごと |
ヒアルロン酸 | 1~2年ごと |
脂肪溶解注射 | 1ヶ月ごとに3~5回 |
痛くない小顔整形の施術の間隔は、施術の種類、使用する製剤等によって異なります。
それぞれの小顔整形の施術の間隔の目安は上記のとおりですが、必ずしもこの期間を過ぎたら効果が完全になくなるというものではなく、体質によっても異なる場合があります。
そのため、予算や効果の残存具合を考慮した上で、医師と相談しながら適宜再施術を検討しましょう。
痛くない小顔整形にもリスクや副作用はある?
痛くない小顔整形でも、リスクや副作用はあります。
例えば、ボトックスでは注射部位に軽度の腫れや内出血が起こることがあります。まれに筋肉の過剰な弛緩による表情の変化が見られることもあります。
ヒアルロン酸注射では、注射部位の腫れやしこりが一時的に生じることがあり、アレルギー反応が起こることも稀にあります。
糸リフトや脂肪溶解注射では、施術後に軽度の腫れや内出血が数日続くことが一般的です。
これらの副作用は一時的なもので、多くは数日から1週間程度で改善します。リスクを最小限に抑えるためには、信頼できる医師のもとで施術を受け、アフターケアを徹底することが重要です。
まとめ
今回は痛くない小顔整形について紹介しました。
本記事のポイントは次のとおりです。
- 小顔整形は、それぞれの顔が大きく見える原因に応じて治療法を選択することが重要
- 痛くない小顔整形は、ボトックス、糸リフト、ヒアルロン酸、脂肪溶解注射などがおすすめ
- 痛みを最小限にするにはオプション麻酔の利用や術後の過ごし方に気をつける
- 痛くない小顔整形にもリスクや副作用があるため、きちんと理解した上で施術を受ける
痛くない小顔整形は、現代の多忙なライフスタイルに適した美容医療の一つです。
糸リフトやボトックス、ヒアルロン酸、脂肪溶解注射など、多様な施術方法があり、痛みやダウンタイムを最小限に抑えながら効果的にフェイスラインを整えることができます。
施術前に自身の顔が大きく見える原因を理解し、それに応じた適切な施術を選ぶことが重要です。
また、施術中や術後の痛みを軽減する方法についても把握しておくことで、より安心して施術を受けることができます。
施術の効果や頻度、リスクについても事前に知識を持ち、信頼できる医師と十分に相談した上で施術に臨みましょう。

編集部
初めての整形に不安を感じる方も、切らない施術なら、自分に合った方法があるかもしれません。
気になる方は、まずはクリニックでカウンセリングを受けてみてください。