この記事の監修
鈴木 医師
ヴェリテクリニック 医師
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豊胸手術はバストのコンプレックスを解消できる効果的な選択肢ですが「豊胸手術したことがバレるのではないか?」と不安に思う方も多いでしょう。
豊胸手術で自然なバストアップになれば良いのですが、いかにも豊胸とバレるような不自然なバストになってしまうのは心配ですよね。
この記事では、豊胸がバレる見分け方や不自然な豊胸の特徴、そして自然なバストアップを実現できる豊胸の種類についても詳しく解説します。
豊胸手術がバレてしまわないか不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
バレるのはなぜ?豊胸してる人の特徴や見分ける方法
まず、豊胸手術がバレてしまうケースとはどんなものでしょうか?実際に豊胸している人の特徴や、見分ける方法を紹介します。
豊胸手術がバレる人の特徴
手触りに違和感がある
シリコンバッグは挿入する位置などにより、バッグ特有の素材の質感が感じられて違和感を感じるケースが。特に皮膚の近くにシリコンバッグがあると、固さなどが不自然に感じられることもあります。
また、シリコンバッグは本来の胸の組織より冷えやすく、室温によっては触った時に冷たいと感じることもあるのです。
ヒアルロン酸注入も本来のバストより若干硬くなってしまう傾向があり、入れる量が多い場合などは不自然に感じられるでしょう。
脇の下やアンダーバストに傷跡がある
切開を行うシリコンバッグ式の豊胸手術では、どうしても胸や脇の下に傷ができてしまうのがデメリットです。
時間とともに傷跡はかなり目立たなくなっていきますが、少なくとも豊胸手術から数ヶ月くらいは傷がわかりやすい状態となります。
その時点で人に見られてしまうことで、豊胸がバレてしまう可能性があるでしょう。
仰向けに寝た時の形に違和感がある
通常、胸の脂肪は仰向けになると横に流れます。しかしシリコンバッグはものによって粘性が高く、形を維持する力が強いので仰向けになっても形が変わらず不自然に見えてしまうのです。
シリコンバッグの種類や入れる位置などで、仰向けになった時も元のバストと極力変わらないように医師と相談を重ねることが重要でしょう。
胸の谷間がI字でなくY字
通常の胸は寄せた時に、I字に見えるのが一般的です。
シリコンバッグが入っていると、胸を寄せた時に二つのバッグの外縁がぶつかり合い、Y字になりやすいため豊胸と気づかれる可能性があります。
個人差はありますが、バッグの種類や入れる位置、大きさなどで極力自然に見えるようデザインすることが大切です。
乳がん検診やX線(レントゲン)でわかる
基本的に乳がん検診のマンモグラフィは胸を圧迫するので、シリコンバッグ式の豊胸を行っている方は検診自体が受けられないことが多いです。
また、受けられる場合でも事前申告は必須なので、少なくとも担当医師や看護師にはバレてしまいます。
X線検査(レントゲン)ではシリコンバッグが影のように映り込んでしまうこともあるため、こちらも申告がなければ「異常がある」と診断されてしまうかもしれないので、注意が必要です。
【種類を比較】自然にバストアップできる豊胸術は?
ここでは、一般的な豊胸術を比較して自然に見える方法をチェックしてみましょう。
豊胸手術の種類と特徴
豊胸の種類 | 特徴 | 仕上がりの自然さ |
---|---|---|
シリコンバッグ | 大幅なサイズアップができる 切開が必要 傷跡が残る | 自然な形に見せるには技術や術式、適切なインプラントサイズ選択が重要 効果は永続的 |
脂肪注入 | 傷跡が目立ちにくい 自分の脂肪を使える | 自然なバストに近い仕上がり 効果は半永久的 |
コンデンスリッチ | 傷跡が目立ちにくい 自分の脂肪を使える 短時間で終わる | 自然なバストに近い仕上がり 効果は半永久的 |
シリコンバッグ豊胸
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
豊胸術 (シリコンバッグ) | ¥990,000 |
バストの位置が高すぎる(外側や内側の広がりが足りない)、バストの位置が低すぎる(外側すぎる・内側すぎる)、希望のサイズでない、バストの左右差(位置のずれ・大きさの違い)、バッグの輪郭が浮き出るなど |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
シリコンバッグは本来体内にない異物ではあるので、どうしても形・手触りなどで不自然さが出る可能性があります。また、切開が必要となるので傷跡が残るという点もデメリットです。
しかしシリコンバッグ豊胸はハリ・ボリュームをきちんと出してくれるので、大幅にサイズアップしたい人にはおすすめ。年齢によりバストが下がってボリュームが落ちてきた方にも向いています。
シリコンバッグを自然に仕上げるには、術者の技術、バッグの最適なサイズ選択など、その方に合った術式選択が重要となってきます。
脂肪注入豊胸
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
脂肪注入(豊胸) | 脂肪吸引+¥330,000 |
感染(化膿する)、血が溜まる、吸引後の取り残し、吸引後の陥没・凸凹、手術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、皮膚のたるみ、皮膚の色素沈着、傷跡のもり上がり・へこみ・色素沈着、吸引部分の皮膚の壊死、テープかぶれ | |
大腿部全周法 | ¥770,000 |
感染(化膿する)、血が溜まる、吸引後の取り残し、吸引後の陥没・凸凹、手術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、皮膚のたるみ、皮膚の色素沈着、傷跡のもり上がり・へこみ・色素沈着、吸引部分の皮膚の壊死、テープかぶれ |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
脂肪注入は自分の細胞を使用するので、最も自然な仕上がりになりやすいとされています。
また、自分の体の組織であることからアレルギー・拒絶反応が比較的少ないこともメリットでしょう。
一般的にはお腹や太ももなどから脂肪を採取し、精製したものを胸に注入します。シリコンバッグと比べると切開をしないので傷跡は目立ちにくく、その点でも自然な仕上がりになりやすいです。
コンデンスリッチ(CRF)豊胸
コンデンスリッチは採取した脂肪細胞から不要な成分を取り除き、さらに濃縮して注入する方法です。
通常の脂肪注入に比べて定着率が高く、かつ定着量も多いことがメリットとされています。吸引した脂肪を無駄にせず、より効率的に定着させることができるのです。
従来の脂肪注入の特徴である自然な仕上がりが定着して続きやすいので、仕上がりを気にする方には特におすすめできます。
手術時間も通常の脂肪注入より短くて済み、約2時間半で終わります。しこりや脂肪壊死のリスクが従来の脂肪注入より少ないことも特徴です。
もっともバレにくいのは脂肪注入豊胸術
脂肪注入法豊胸では、定着した脂肪は永久的に残ります。
また、自分の脂肪を使用するため、手触りや見た目も自然な仕上がりになることがメリットです。
ヴェリテクリニックのバストアップ術
ヴェリテクリニックではニーズに合わせ、脂肪注入をはじめとする様々な豊胸術が選択可能です。どれも経験豊富な医師が行うため、バレるリスクやデメリットも入念に相談したうえで決められます。
ヴェリテクリニックで行う豊胸術
それぞれの手術の内容も解説しましょう。
脂肪注入豊胸
脂肪注入では切開が必要ないためメスは使わず、カニューレと呼ばれる専用の器具を用いて、腹部や太ももなどから脂肪を吸引します。
吸引した脂肪は遠心分離機によって不純物を取り除いて濃縮されて、極細の針を使い胸に注入される流れです。
脂肪の注入量や注入部位は細く調整できるので、胸の左右差を揃えるなどの対応もしやすい施術方法です。
コンデンスリッチ豊胸
コンデンスリッチでは上記の表の通り、無駄になる脂肪が少なく定着率も高まるので特に効率的な豊胸方法です。
仕上がりの自然さはもちろん、短時間で豊胸手術を終わらせ、より永続的な効果を求める方におすすめできます。
シリコンバッグ豊胸
レイヤースイッチ法はシリコンバッグ豊胸術の手法のひとつで、「筋膜下法」と「乳腺下法」を併せて行う方法です。シリコンバッグ特有のリスクが少なく、より自然に仕上がりやすくなります。
耐久性が高い「MOTIVA(モティバ)エルゴノミクス2」のシリコンバッグを基本的に採用しており、安全性や持続性も意識していることがポイントです。
個人の状態やご希望に合わせてシリコンバックの形や大きさを細かく設定いたします。事前カウンセリングを大切にしております。
豊胸に関するよくある質問
ここでは、豊胸手術に関してよくある質問に答えていきます。
疑問を解消して、安心して豊胸手術を検討できるようにしましょう。
豊胸手術でよくある質問
豊胸された胸を触った感じは?
脂肪注入による豊胸手術は、自分の脂肪を入れるため比較的自然な質感になりやすいでしょう。
シリコンバッグの場合はバッグの種類や入れる位置によっても変わりますが、元の胸の脂肪よりは若干硬く感じられることが多いとされています。
豊胸すると体重は増えますか?
脂肪注入豊胸で体重が増えることはありません。変化するとしたら、術後の浮腫みが一時的にある程度です。
シリコンバッグの場合は、当然ですが挿入したバッグの重さだけ体重は増えることになります。
豊胸した後、胸は小さくなりますか?
シリコンバッグの場合は手術で除去するなどしない限り、一度入れたシリコンバッグはずっと残るので胸が小さくなることはありません。
また、脂肪注入の場合も一度定着した脂肪細胞は減らないし小さくもならないので、そのまま残ります。
ただし、脂肪注入は一度に注入出来る脂肪の量がある程度決まっていることと、定着率も一般的に30〜50%程度となりますので、大きくサイズアップしたい場合は複数回の注入がおすすめとなります。
まとめ
この記事では、豊胸がバレる見分け方や不自然な豊胸の特徴、自然なバストアップを実現できる豊胸の種類などを解説しました。
豊胸の見分け方まとめ
- シリコンバッグはバレるリスクが多め
- 脂肪注入は最もバレにくい豊胸術
- 豊胸術それぞれにメリット・デメリットがある
- カウンセリングで入念に相談することが重要
特に自然に見える豊胸手術は脂肪注入と紹介しましたが、個人の求めるデザインや元の胸の状態によっても、合う豊胸手術は異なります。
重要なのは経験豊富なクリニックで、それぞれの方法のメリット・デメリットを明確にしたうえで慎重に判断することです。
ヴェリテクリニックでは実績ある医師が豊胸の相談に細く対応しているので、豊胸がバレないか不安に感じている方も気軽に相談してみてください。