この記事の監修
仲宗根 医師
ヴェリテクリニック 医師
プロフィールはこちら >
アイプチでまぶたがかぶれた!かぶれた時の対処法や、かぶれないアイプチの方法は?
アイプチ
ユーザー
アイプチを使用していると、まぶたがかぶれてしまうことがありますよね。
まぶたがかぶれた時には、症状が悪化しないよう正しい対処法を行うことが大切です。
編集部
この記事ではアイプチでかぶれた時の対処法を紹介します。
アイプチでまぶたがかぶれる原因や、かぶれを防ぐ方法も解説します。
かぶれのない綺麗な二重まぶたを手に入れたい方は、参考になさってください◎
目次
アイプチで肌荒れ・かぶれた時の対処法
アイプチでかぶれた時は、まぶたの皮膚がダメージを受けている状態です。
かぶれがひどくならないよう、アイプチの使用は「短時間にする」もしくは「ストップ」しましょう。
さらに、治りを早くするために次のようなことを行うのがおすすめです。
編集部
対処法をそれぞれ詳しく解説していきます!
目を冷やす
まぶたがかぶれた際には、保冷剤などを使用して患部を冷やしてください。
保冷剤は直接まぶたに当てると冷たすぎるため、タオルやガーゼに包んで冷やすようにましょう。
編集部
目元に使いやすいよう、保冷剤は柔らかいタイプがおすすめです。
冷やす時間は、1回につき数分程度で大丈夫です。
あまり長時間冷やすと逆効果になってしまうので、冷やす時間には注意してくださいね。
まぶたを適度に冷やすことで、赤みや炎症が落ち着いてきますよ。
薬を塗る
かぶれた部分が炎症を起こしている場合は、ステロイドが含まれた薬を塗りましょう。
ステロイドは皮膚科でもらうことができますが、ドラッグストアなどで購入することも可能です。
ただし、ステロイドは薬によって含まれる強さが異なります。
編集部
市販薬を購入する際には、必ずご相談し、用法容量を守って使用してくださいね。
また、薬を一定期間使用しても症状が改善しない場合には、皮膚科を受診しましょう。
保湿する
かぶれたまぶたは、皮膚が敏感な状態になっているため、保湿ケアも大切です。
- まぶたの皮膚の保護
- かぶれによる乾燥の改善
- かゆみの緩和
編集部
使用する保湿クリームは、ワセリンなど低刺激タイプのものがおすすめです。
一般的な保湿クリームには、ステロイドのような炎症を抑える成分は入っていません。
かぶれの症状を根本的に治療するというよりは、皮膚の保護を目的に使用すると良いでしょう。
アイプチのやりすぎは危険!かぶれが発生しやすい理由とは?
まぶたは、身体の中でも皮膚が薄い部分です。
編集部
少しの刺激でもダメージを受けやすくなっていますよ。
アイプチは、まぶたを接着剤でくっつけて二重を作っているため、皮膚に負担がかかってしまいます。
さらに、アイプチは毎日行う人も多く、日々のダメージが蓄積されがちに。
まぶたの皮膚に異変を感じた場合は、アイプチをすぐにやめることが重要です。
また、強い痛みや我慢できないかゆみなど、症状が重い場合にはすぐに医療機関に相談してくださいね。
アイプチで炎症・かぶれるのはどうして?原因は?
アイプチでまぶたがかぶれる原因は、大きく分けて2つあります。
アイプチの成分によるアレルギーと、まぶたへの刺激です。
それぞれ詳しく解説するので、アイプチによるかぶれの原因をしっかりと理解しましょう◎
編集部
かぶれの原因を理解することは、かぶれ防止にも繋がりますよ。
接触性皮膚炎による症状
1つ目の原因は、接触性皮膚炎による症状です。
編集部
アイプチの成分が皮膚に刺激を与えたり、長時間の使用によって皮膚が摩擦を受けるため、赤み、かゆみ、腫れ、水ぶくれなどが現れることがあります。
使用前にパッチテストを行い、使用後はしっかりとクレンジングを行うことが重要です。
症状がひどい場合は、すぐに使用を中止しましょう。
アイプチを落とす時の摩擦や刺激
2つ目の原因は、アイプチをオフする時にまぶたに負担がかかってしまうことです。
アイプチは二重が途中で取れないよう、強力な接着剤が使われています。
そのため、いざアイプチを落とそうとすると、時間がかかったり上手くオフできなかったりすることも。
編集部
面倒だからと落とす際に強くこすると、まぶたに負担がかかってしまいます。
アイプチを落とす際には、まぶたに負担がかからないよう優しく落とすことを心がけましょう。
くれぐれも、まぶたについた接着剤を無理やりはがすようなことはしないでくださいね。
よくあるアイプチのトラブル
アイプチを使用することで起きるトラブルは、まぶたのかぶれ以外にもあります。
症状によっては改善が難しいケースもあるため注意が必要です。
編集部
それぞれ詳しく解説していきますね。
まぶたが伸びる
アイプチを長期間使用すると、まぶたが伸びることがあります。
アイプチは、接着剤でまぶたを引っ付けているため、皮膚は常に引っ張られた状態に。
編集部
まぶたの皮膚は薄く伸縮性も高いので、特に伸びやすいですよ。
また、アイプチを落とす際にまぶたについた接着剤を無理に剥がしている方も、皮膚が伸びることがあります。
伸びてしまった皮膚を完全に元の状態に戻すことは困難なため、アイプチの使い方には十分に気をつけましょう。
まぶたが厚くなる・固くなる
まぶたの皮膚が厚くなったり、固くなったりするトラブルも。
皮膚はダメージと回復を繰り返すと、徐々に厚みや固さが出てくるという特徴があります。
編集部
アイプチによる炎症やかぶれを繰り返すことで、まぶたの皮膚が厚くなりますよ。
まぶたの皮膚が厚くなると、目元が腫れぼったい印象になる可能性も。
また、皮膚が固くなるとアイプチで二重を作るのが難しくなるケースもあります。
まぶたのかぶれを繰り返している人は、アイプチ以外の方法を検討した方が良いかもしれません。
眼瞼下垂の原因になる
アイプチは、眼瞼下垂(がんけんかすい)の原因になることもあります。
眼瞼下垂とは、目の筋力が弱まることでまぶたが垂れ下がってくる病気です。
眼瞼下垂になる原因はさまざまですが、アイプチのその一つ。
アイプチで皮膚が伸びた状態のまま年齢を重ねると、まぶたが下がって眼瞼下垂を引き起こす場合があります。
編集部
眼瞼下垂になると、「視界が悪くなる」「目が小さく見える」「目が疲れやすくなる」などの症状が出てきますよ。
視界が悪くなると、日常生活に支障をきたす恐れもあります。
まぶたの皮膚に違和感を感じた場合には、アイプチの使用を中止しましょう。
ドライアイが進む
アイプチでドライアイになる人も多くいます。
アイプチで二重を作ると、まぶたはずっと上に引っ張られている状態です。
編集部
空気に触れる部分が大きくなるため、眼球が乾きやすくなります。
目薬をすると目の乾きが多少緩和されますが、アイプチが取れやすくなるからと、そのまま我慢する人も少なくありません。
目に不快感を感じた場合には、アイプチの使用時間を短くするなど目の負担を減らす工夫をしましょう。
アイプチかぶれの予防と改善方法
アイプチは手軽に二重を作れますが、かぶれなどまぶたにトラブルが起こる可能性が高いアイテムです。
そこでここでは、アイプチのかぶれを防ぐための方法を4つ紹介します。
まぶたがかぶれずに二重になりたい方は要チェックです!
肌に優しい敏感肌向けのアイプチを選ぶ
アイプチを選ぶ際には、肌に優しい敏感肌向けのものにしましょう。
- 「ラテックスフリー」タイプを選ぶ
- 保湿成分が配合されているものを選ぶ
アイプチの中には「ゴムラテックス」と呼ばれる成分が含まれている商品があります。
編集部
ゴムラテックスはアレルギーを引き起こしやすいため、ラテックスフリータイプを選びましょう。
また、アイプチにセラミドやヒアルロン酸など保湿成分が配合されているかどうかもポイント。
保湿成分が含まれているアイプチを選ぶことで、肌への負担を軽減してくれますよ。
長時間使用しない
アイプチを長時間使用しないのも大切です。
アイプチはまぶたに負担がかかるため、つけている時間が長ければ長いほどかぶれを引き起こしやすくなります。
編集部
接着剤の成分や、まぶたが引っ張られることによる刺激で、まぶたに負担がかかりますよ。
アイプチを使用する際には、できるだけ短い時間でオフするよう心がけましょう。
また、まぶたを休ませるために、アイプチをお休みする日を確保するようにしてくださいね。
丁寧にオフする
アイプチは丁寧にオフしましょう。
次のような手順でオフするのがおすすめです。
- コットンをぬるま湯に浸す
- 浸したコットンを30秒ほどまぶたに当てる
- 接着剤が白く浮いてきたら優しくコットンで拭き取る
コットンに浸すのは、オイルクレンジングやアイメイクリムーバーでもOK。
編集部
強くこすらなくても落ちるように、コットンを当ててアイプチをふやかしておくのがポイントです。
接着剤が硬く引っ付いている場合には、蒸しタオルを使ってアイプチをふやかすのも効果的◎
アイプチをオフした後は、クリームなどでまぶたをしっかりと保湿するのも忘れないでくださいね。
アイプチの使用をやめる
アイプチの使用をやめるのも一つです。
アイプチを正しく使用しても、かぶれてしまうことはあります。
まぶたがかぶれるとアイプチができないどころか、赤く炎症した痛々しい印象のまぶたになる場合も。
編集部
アイプチ以外にも二重を作る方法はありますよ。
「アイプチの使い方を気をつけていてもまぶたがかぶれてしまう」「まぶたのかぶれを気にせず二重になりたい」いう方は、アイプチをやめることを検討してみましょう。
アイプチでかぶれるなら二重整形がおすすめ!
アイプチでかぶれる場合には、二重整形がおすすめです。
編集部
二重整形であればまぶたがかぶれる心配もなく、二重を作ることができますよ。
二重整形には、大きく分けて埋没法と切開法の2つがあります。
初心者でも受けやすいのは埋没法で、メスを使用することなく二重を作ることが可能です。
埋没法の費用はクリニックにもよりますが、数万円程度でできるプランも。
クリニックでカウンセリングを受けると、予算や希望に合わせたプランを提案してくれます。
アイプチかぶれのまとめ
アイプチでかぶれたときの対処法や、かぶれを防止する方法について紹介しました。
記事をおさらいしましょう。
- まぶたの皮膚は薄くアイプチでかぶれやすい
- かぶれの原因はアレルギー反応とまぶたへの刺激
- まぶたがかぶれた際の対処法は3つ
- アイプチはかぶれ以外のトラブルも起きる
- まぶたがかぶれたくない人は二重整形がおすすめ
アイプチでまぶたがかぶれると不安になりますよね。
まぶたがかぶれてしまった場合は、冷やす・薬を塗る・保湿するといった対処法を行いましょう。
また、症状が悪化しないようできるだけアイプチはお休みしてくださいね。
アイプチによるまぶたへの負担が心配な方は、二重整形を検討するのもおすすめです。
かぶれのない理想の二重を目指しましょう◎