この記事の監修
三苫 医師
ヴェリテクリニック 医師
プロフィールはこちら >
「二重切開法をしたいけど傷跡が残らないか不安」「二重切開法で傷跡ができた時の対処法が知りたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。
二重切開法の傷跡は時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
また、傷跡を早く落ち着かせるには紫外線対策を徹底し激しい運動は避けましょう。
この記事では、二重切開後のダウンタイムの症状や傷跡を早く落ち着かせるポイントを詳しく解説しています。
編集部
クリニックの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
切開法とは?種類と特徴
二重切開法とは、まぶたの皮膚を切開し二重を形成する方法です。
まぶたを切開することで、皮膚や筋肉、脂肪を調整して理想の二重ラインを固定します。
埋没法では二重が戻りやすい人や、まぶたが厚く脂肪が多い人におすすめです。
- 永久的な効果がある
※ただし、加齢に伴うまぶたのたるみや皮膚の変化により、二重ラインの見た目が変わることがあります。 - カスタマイズ可能
- はっきりとしたラインが可能
- ダウンタイムが必要
全切開法
方法 | ・まぶた全体に沿って切開を行う ・脂肪や筋肉と除去し、まぶたを縫い合わせて二重を形成 |
---|---|
特徴 | ・永久的な効果を得られる ・幅広いデザインが可能 ・余分な脂肪や皮膚を除去できる ・ダウンタイムが長い |
向いている人 | ・まぶたが厚く脂肪が多い人 ・はっきりとした二重ラインを形成したい人 ・永久的な効果を求める人 ・過去に埋没法を行なって二重が戻った人 |
全切開法は、まぶた全体に沿って切開し、余分な皮膚や脂肪を取り除いた後に二重ラインを形成する手法です。
二重をしっかりと固定するため、長期的な効果が期待できます。また、余分な脂肪や皮膚を除去できるため、まぶたのたるみが気になる人や自然な二重ラインを作りたい人におすすめです。
二重切開法は傷跡ができる?
二重切開法は、まぶたに切開を加えるため、どうしても一定の傷跡が残ります。
二重切開法では、まぶたの自然なシワに沿って切開を行う手法で、目を開けている時は傷跡が目立ちにくい特徴があります。
施術直後は腫れや赤みが残り、傷跡が目立つこともありますが、時間の経過と共に自然と目立たなくなります。
特に、小切切開よりも全切開法は切開範囲が広いため、初めは傷跡がやや目立ちやすいです。
ですが、まぶたの自然な線に沿って切開するため、最終的には目立ちにくくなります。小切開法は切開範囲が狭いため、傷跡も少なく、目立ちにくい傾向です。
傷跡の目立ちやすいさは、肌質や体質によって異なります。適切な施術方法と術後ケアによって、時間の経過とともに目立ちにくくなります。
編集部
術後のケアを徹底し、医師の指示に従うことで自然な二重ラインにしましょう!
二重切開後のダウンタイムの症状は?腫れや赤みはいつまで続く?
二重切開後のダウンタイムには個人差がありますが、腫れや赤みなどの症状が出るのが一般的です。
症状の程度や回復スピードも肌質や体質によって異なりますが、腫れと赤みのピークは3〜4日程度で少しずつ改善していきます。
1週間後には日常生活に戻れるまで回復する傾向です。ただし、若干の腫れや赤みが残る場合もあるので注意しましょう。腫れや赤みが引いたらメイクでカバーできる程度になります。
腫れや赤みが完全になくなるまでは1〜3ヶ月かかり、最終的な二重ラインが定着します。
症状 | 回復過程 |
---|---|
腫れ | ・手術直後から3日間が最も腫れが強い ・1週間ほどで腫れが引いていく ・1〜2週間後には日常生活に戻れるレベルに回復 ・1〜3ヶ月で腫れが引き、自然な二重ラインになる |
赤み | ・手術直後から切開部分に赤みが出る ・1〜2週間後にはほとんど気にならない程度になる ・完全に消えるまで1ヶ月ほどかかる |
内出血 | ・目の周りに出ることが多い ・2〜3週間ほどで自然に消える場合が多い |
痛みや違和感 | ・手術直後は軽い痛みや張りを感じる ・数日で和らぐ場合が多い |
目の開けにくさ | ・腫れが引くにつれ回復する |
二重切開法の傷跡を早く落ち着かせるポイント
二重切開法の傷跡を早く落ち着かせるためには、適切な術後ケアが重要です。
- アルコールは避ける
- 紫外線はできるだけ浴びない
- 激しい運動は制限する
詳しく説明します。
アルコールは腫れが落ち着くまで控える
二重切開後は腫れが落ち着くまでアルコールを控えましょう。
アルコールは体内の血行を促進する働きがあり、手術後の腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
また、血流が増加することで腫れが引きにくくなるだけでなく、腫れが悪化する危険性も考えられます。
一般的に、少なくとも手術後1〜2週間はアルコールを控えると賢明です。
特に、腫れや内出血の症状がある場合は、アルコールを避けると良いでしょう。
紫外線対策をしっかりする
二重切開後は、紫外線対策を徹底しましょう。
術後の傷跡に紫外線を浴びると色素沈着が起こりやすく、傷跡が目立ってしまう可能性があります。
紫外線には、肌のメラニンを増やす働きがあるため傷跡が茶色や黒っぽく目立ちやすくなるのです。
手術直後の皮膚は特にデリケートで、紫外線のダメージを受けやすい状態です。
傷の回復を促進し、きれいな二重ラインを維持するためには紫外線対策を徹底しましょう。
- サングラスや帽子の着用
- UVカットの日傘やマスク
- 日焼け止めの使用
- 屋内でも紫外線に注意
- 直射日光を避ける生活習慣
手術後3ヶ月間は、傷跡が完全に落ち着いていないため、紫外線対策を徹底しましょう。
傷が治った後も、色素沈着を防ぐために紫外線対策を続けると良いでしょう。
激しい運動を避ける
二重切開後は、激しい運動を避けましょう。
手術後のまぶたは非常にデリケートな状態です。
腫れや内出血が起こりやすく、血流に影響をあたえるため、傷跡の回復が遅れるリスクが考えられます。
- ジョギングやランニング
- 筋力トレーニング
- ヨガやピラティスのうち、逆立ちなどの頭を下にするポーズ
- 水泳やサウナ(傷口が水・蒸気に触れるため)
- 激しいダンスやエアロビクス
手術後1〜2週間は、できるだけ安静に過ごしましょう。
2週間以降に、傷口が安定してきたら少しずつ軽い運動を再開できます。
激しい運動は避けるべきですが、散歩や軽いストレッチは血行を”適度に促進”するため、回復を助ける場合があります。
ただし、運動を再開するタイミングは個人差があるため、必ず医師の指示に従うと良いでしょう。
二重全切開手術の症例写真
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
全切開法 | 330,000円 |
二重幅の左右差、違和感、感染、内出血、傷など |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
二重全切開手術の症例写真から、傷跡の経過を見ていきましょう。
編集部
控えめな平行型の二重にされたいとのことでご相談に来られました。
希望の二重のラインに沿って上まぶたの皮膚を切開し、余分な皮膚や脂肪を取り除く全切開術を行いました。
二重全切開法|3日目
手術から3日目の状態です。
腫れが強く、濃い内出血が出ています。
二重全切開法|1週間目
手術から1週間目の状態です。
3日目に比べ、腫れや内出血が少し引いています。
二重全切開法|1ヶ月目
手術から1ヶ月経ちました。
二重の幅が落ち着いて、二重のラインが馴染んきています。
ここから数週間ほど経つと、より自然な二重になります。
二重切開法を受けたい時のクリニックの選び方
二重切開法を受ける際のクリニック選びは、施術の結果や安全性に影響を与えるため重要となります。
そのポイントが以下の3つです。
- 症例や実績が豊富なクリニック
- 医師による丁寧なカウンセリングある
- アフターケアが充実しているクリニック
編集部
満足のいく二重整形を受けるためにも、納得できるクリニック選びをしていきましょう!
切開法の症例や実績が豊富なクリニック
症例数や実績が豊富なクリニックは、成功率が高く信頼されている可能性が高いです。
二重切開法は繊細な技術が必要になるため、経験豊富な医師に施術してもらうことで、より自然な仕上がりが期待できます。
クリニックの症例写真も参考にすると良いでしょう。どのような仕上がりが得られるのか、自分と同じ悩みを抱えている人の症例を参考にできます。
特に見て欲しいのは、実際に施術を受けた人の口コミです。
体験談や感想を確認することで、クリニックの信頼性や技術レベルを評価できます。
編集部
クリニックを選ぶ際は、切開法の症例や実勢が豊富なクリニックを選びましょう!
医師がしっかりカウンセリングをしてくれる
医師がしっかりカウンセリングしてくれるかも重要なポイントです。
二重切開法は、顔立ちやまぶたの状態、希望する仕上がりに基づいて一人ひとりに合ったラインを形成します。
そのため、医師がしっかりと時間をかけてカウンセリングを行い、希望を理解してくれるクリニックを選びましょう。
術後のリスクやダウンタイムについても、正直に説明してくれるかどうかも重要です。
施術のメリットのみではなく、術後の起こりうる症状やリスクも含めて説明してくれる医師は信頼性が高いと言えます。
顔のバランスや目元の特徴を考慮し、理想の二重ラインを提案してくれるクリニックを選びましょう。
編集部
メリットのみならず、リスクやダウンタイムも説明してくれる医師が望ましいです!
アフターケアが充実している
二重切開法はダウンタイムがあり、術後のケアも重要になります。術後の経過観察を行い、アフターケアが充実しているクリニックを選びましょう。
傷跡ケアや腫れを軽減する治療、美容皮膚科的なレーザーや光治療が充実しているクリニックは、術後の仕上がりを良くするためのサポートが期待できます。
また、カウンセリング時に術後のケアがしっかりと提供されているか、術後トラブルへの対応の説明が明確かどうかも信頼できるクリニックを見極めるポイントの一つです。
まとめ
二重切開のダウンタイムには個人差がありますが、腫れや赤みのピークは3〜4日程度です。1〜2週間後にはほとんど気にならなくなり、1〜3ヶ月後には自然な二重ラインになります。
傷跡を早く落ち着かせるためには以下のポイントを守りましょう。
- アルコールは腫れが落ち着くまで控える
- 紫外線対策をしっかりする
- 激しい運動を避ける
二重切開法ける際は、クリニックの選び方も重要です。実績が豊富なクリニックやアフターケアが充実しているクリニックを選びましょう。
二重切開法が気になっている方は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみましょう。
本記事について
※作成日: 2024年4月16日
・本文中の情報やクリニックの詳細は、2024年4月16日時点のものです。そのため、料金や提供サービスに変更が生じる可能性がありますので、具体的な情報については直接クリニックにお問い合わせください。
二重整形は、公的医療保険の対象外となる自由診療であり、治療費は全額自己責任となります。そのため、施術を受ける前には必ず費用について確認してください。
・二重整形リスク
二重整形には、様々なリスクや副作用が伴う可能性があります。施術を受ける前に、医師に施術の詳細をしっかりと確認し、リスクや副作用についても理解しておくことが重要です。
これには、腫れ・痛み・内出血・感染症・目の違和感・左右差などが含まれます。
参考文献
・確認してください!美容医療を受ける前にもう一度:厚生労働省
・美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!-特定商取引法に美容医療のルールが加わりました:国民生活センター
:美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント:政府広報オンライン
・美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について:消費者庁
・日本美容外科学会(JSAS)
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本形成外科学会