ヴェリテクリニック【公式】東京・名古屋・大阪

MENU
電話で問い合わせる
メールで問い合わせる


本ページはプロモーションが含まれています。

シミ取りレーザー後の色素沈着が半年経っても治らないのは失敗?経過と対策を解説

三苫先生

この記事の監修
三苫 医師
ヴェリテクリニック 医師
プロフィールはこちら >

シミ取りレーザー後の色素沈着が半年経っても治らない…。これは失敗?

シミ取りレーザーの治療後、同じ場所にシミのようなものが再発していると不安になりますよね。

半年以上シミのようなものが消えない場合、それは色素沈着の可能性があります。

肌をきれいにしよう思って受けたシミ取りレーザー治療で、さらにシミが悪化しては意味がありません。

ここでは、シミ取りレーザー後の経過と色素沈着を起こさないための対策、また色素沈着が起こってしまった場合の対処法について解説します。

シミ取りレーザーを受けて経過をみているという方やこれから受けようと考えている方、またシミ取り後の経過について不安がある、という方の参考になれば幸いです。

炎症後色素沈着とは?

炎症後色素沈着とは

炎症後色素沈着とはどういう状態を指すのでしょうか。

そもそも、肌はずっと同じ状態ではなく、日々新しい層へ生まれ変わっています。

その中で、誰にでも起こり得る炎症後色素沈着

肌が炎症後色素沈着を起こしてしまう前に、肌のターンオーバーや炎症後色素沈着について詳しく見ていきましょう。

健康な肌は約28日周期で生まれ変わる

  1. STEP

    最初の約14日間

    ・基底層のメラノサイトでシミの元となるメラニン細胞などが生成される
    ・作られた細胞は、新陳代謝によって少しずつ表皮の方へ移動してくる

  2. STEP

    後半の約14日間

    ・後半の約2週間は表皮に留まり肌を守る
    ・最終的には垢となって剥がれ落ちる

肌は約28日周期で新しい表皮へと生まれ変わるのが理想的と言われています。

シミのもとは、肌の奥深くにある基底層で作られるメラニンという細胞です。

メラニンを含む肌細胞は、約14日間で角層まで移動し、その後約14日間表皮に留まり、役目を終えるととして剥がれ落ちていきます。

この28日周期を肌のターンオーバーと言い、正常にサイクルすることでシミができにくい理想的な肌に近づくことが可能です。

炎症後色素沈着は生成されたメラニンが残った状態

シミ取りレーザーの施術は、シミを除去するために熱の力を使って患部を治療します。

この時、シミがあった場所はレーザー機器によって炎症が起きた状態になります。

肌に炎症が起こることでメラニンが生成されますが、通常はターンオーバーによって肌はメラニンを含む古い細胞を排出しようとします。

しかし、過剰に生成されたメラニンの排出作用が間に合わず、肌内部に留まってしまうことで起こるのが炎症後色素沈着です。

シミ取りレーザーの施術後は、一時的に患部が黒っぽくなることはありますが、長期間シミのように残っている場合は炎症後色素沈着の可能性があり、これを「戻りシミ」とも表現します。

シミ取りレーザー後に色素沈着ができる原因

シミ取りレーザー後に色素沈着ができる原因

シミ取りレーザー後に色素沈着が起きた場合、いくつかの原因が考えられます。

編集部

編集部

色素沈着の原因を知り、予防できるように意識したいですね。

色素沈着の考えられる4つの原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

原因①メラニンの過剰生成

シミ取りレーザーは熱の力でシミを除去する治療のため、直後は患部が軽いやけど状態になります。

肌は炎症が起きると自身を守ろうとする反応からメラニンを生成しますが、シミを除去した場所にも同じ反応が現れます。

メラニンの生成が過剰になり、排出とのバランスが崩れると色素沈着として肌に残ってしまう可能性があります。

原因②ターンオーバーの乱れ

シミ取りの施術後、レーザーの影響で一時的に色素沈着のような状態になることがあります。

このシミのようにも見える色素沈着は、健康な肌の場合、ターンオーバーによって少しずつ薄くなっていくのが理想的です。

しかし、加齢や生活習慣の乱れなどからターンオーバーの周期が乱れてしまうと、うまくメラニンを排出できず表皮に留まってしまうことも。

その結果、排出されなかったメラニンが色素沈着として残ってしまいます

原因➂摩擦など外部からの刺激

シミ取りレーザーを受けた部分を必要以上に触ってしまうと、摩擦や刺激が原因で炎症後色素沈着を起こす可能性があります。

シミ取りレーザーを受けたあとの患部は、非常にデリケートな状態です。

患部が治っていく過程で、肌に痒みを感じたり違和感を感じることがあるかもしれません。

しかし、強く触ったり擦ったりしないよう注意しましょう。

スキンケアはいつも通りに行うことが可能ですが、肌に触れる際は「いつも以上に丁寧に優しく」を意識することをおすすめします。

原因➃紫外線の影響

紫外線の影響によって、色素沈着を起こす場合があります。

シミ取りレーザー後の肌はいつも以上に敏感で、紫外線の影響を受けやすい状態です。

外出する際は、紫外線対策を怠らないようにしましょう。

紫外線を浴びると、肌のメラノサイトが反応しメラニンを生成するようにできています。

シミ取りレーザー後は肌のバリア機能が弱まっているため、紫外線を浴びないよう、いつも以上に注意が必要です。

シミ取りレーザー後の色素沈着の経過

シミ取りレーザー後の色素沈着の経過
編集部

編集部

シミ取りレーザーの治療後、シミが薄くなるまでには一定の期間が必要です。

シミ取りレーザーを受けたあと、肌はどのように変化するのでしょうか。

人によって症状の差はありますが、一般的なシミ取りレーザー後の肌の状態について解説します。

シミ取りレーザー直後|患部が赤くなる

シミ取りレーザー直後は、施術の影響で患部が軽いやけどのような状態になります。

見た目は赤っぽく、感覚は少しヒリヒリすることもありますが、施術後数時間〜数日で治まることが多いです。

クリニックでレーザーを当てた直後、肌を守るためにテープを貼ります。

テープの色は、目立ちづらい肌色です。

基本的には、自然に剥がれるまでテープを貼ったまま過ごします

施術後1〜2週間|かさぶたが出来て剥がれる

シミ取りレーザーの施術を受けた場所は、1週間ほどでかさぶたができます。

10日頃からハイドロキノンを処方することがありますが、これは色素沈着が薄く済むようにするためです。

2週間ほどすると、できたかさぶたが剥がれ新しい皮膚が見えてくるでしょう。

この時はまだ、患部の色も茶褐色やピンク色に見えることが多いです。

シミが消えるまではもう少し時間がかかります。

4週間後|炎症後色素沈着のピーク

シミ取りレーザーを受けてから4週間ほど経つと、レーザーを当てた場所のシミが濃くなったように感じる場合があります。

これはシミ取りレーザーによる炎症後色素沈着の影響です。

個人差はありますが、シミ取りレーザーから4週間ほどで炎症後色素沈着のピークを迎え、その後は徐々に薄くなっていきます

半年後|シミが薄くなり効果を感じやすくなる

シミ取りレーザーの施術後、半年ほど経つと気になっていたシミが薄くなったと実感できる可能性があります。

人によっては効果を実感できるまで1年ほどかかる場合も

シミ取りレーザーの施術の際は、クリニックでレーザーを受けるだけではなく、施術後のケアも大切です。

スキンケアをしっかり行い、肌自身がターンオーバーを繰り返すことで施術後の色素沈着は薄くなっていくと考えられます。

シミ取りレーザー後の色素沈着の対処法

シミ取りレーザー後の色素沈着の対処法

シミ取りレーザーを受けた後に、色素沈着が起きている場合は適切な対処をしましょう。

色素沈着には、肌のターンオーバーと共に薄くなるものもあれば、なかなか消えない症状もあります。

対処法を間違えてしまうと、せっかくシミ取りレーザー治療を行ったのに、色素沈着が起きてシミがさらに濃くなってしまった、という状況になりかねません。

ここでは、シミ取りレーザー後にできる色素沈着への対処法について解説しています。

紫外線を避けてしっかり保湿

シミ取りレーザー後の色素沈着は、紫外線も原因の1つとお伝えした通り、紫外線対策は重要です。

クリニックでシミ取りレーザーの施術を受けたあとは、いつも以上に紫外線対策をしましょう。

私たちは夏以外にも1年中紫外線を浴びています

外出時は日焼け止め、日傘や帽子などを使い、レーザー治療を受けたところに紫外線が当たらないよう注意しましょう。

また、紫外線対策と同時に保湿もしっかり行うことが大切です。

塗り薬

シミ取りレーザー後に色素沈着が起きて長引いてしまっている場合は、トレチノインやハイドロキノンクリームを使う場合があります。

トレチノインとハイドロキノンの効果や特徴は以下の通りです。

塗り薬効果・特徴
トレチノインターンオーバーを促進する
ピーリング効果がある
ハイドロキノンメラニンの生成を抑制する
美白効果がある

塗り薬は市販で購入できるものありますが、有効成分の含有量に違いがあり効果に差があるためクリニックで医師に処方してもらうことをおすすめします。

内服薬

色素沈着には内服薬を使用する場合もあります。

ビタミンCやビタミンE、トラネキサム酸などが配合された内服薬です。

それぞれの効果や特徴は以下の通りです。

内服薬(成分)効果・特徴副作用・注意点
トラネキサム酸メラノサイトに働きかけ色素沈着を抑制する
抗炎症作用がある
稀に発疹・食欲不振・下痢・嘔吐・胸やけ・下痢が起こる場合がある
副作用が起きる可能性は低い薬
ビタミンC抗酸化作用によって皮膚の老化を防ぎ美白効果が得られる
コラーゲンの生成を促し肌のハリを保つ
稀に胃の不快感や下痢など消化器症状が現れる場合あり
ビタミンEメラニンの生成を抑制しメラニンを還元する作用がある
ビタミンCと同時に服用することでより効果が高まる
稀に胃の不快感や便秘・下痢・発疹などが現れる場合あり

薬によっては稀に副作用が出たり飲み合わせが悪い薬もあるため、まずは医師による診察を受けましょう。

心配な場合はクリニックに相談

できる対策をしても、色素沈着が薄くなっていないような気がする…

シミ取りレーザー後の色素沈着は、人によって症状がさまざまです。

半年経ってもシミが薄くならないなど、不安な場合はクリニックを受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。

早めに対処することで改善できる場合があります

ヴェリテクリニックは経験豊富な医師が多数在籍

シミ取りレーザー後の色素沈着が半年以上も消えない場合は、クリニックで医師の診察を受けることをおすすめします。

シミを除去するはずが、さらに濃くなったように見える場合は改めて相談に行くのも勇気がいりますよね。

そんな時は、経験豊富な医師が多数在籍するヴェリテクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

ヴェリテクリニック
出典:ヴェリテクリニック

ヴェリテクリニックには日本形成外科学会・形成外科専門医に認定された医師が多く在籍しています。

医師を育ててきた医師によるクリニックで、美容医療でのノウハウが豊富なため、さまざまな症例への対応が可能です。

ヴェリテクリニックでは、美容外科で生じるトラブルの要因のほとんどは技術力カウンセリング力にあると考えています。

納得できるまでカウンセリングをしっかり受けた上で、高度な美容医療を受けることが可能です。

まとめ

シミ取りレーザー後の経過と色素沈着が起きた場合の対処法について解説しました。

まとめポイント
  • シミ取りレーザー後は炎症後色素沈着が起こることがある
  • 色素沈着を起こさないためには紫外線対策や丁寧なスキンケアが重要
  • 施術後半年以上経っても色素沈着が薄くならない場合はクリニックへ相談がおすすめ

シミ取りレーザーの施術後は、レーザー照射を受けた場所がデリケートな状態になっています。

紫外線や外部の刺激による影響によって、炎症後色素沈着を起こしてしまう可能性があるため注意が必要です。

擦ったり触ったりという外部からの刺激に気をつけることはもちろん、外出時の紫外線対策もしっかり行いましょう。

シミ取り後、半年以上経過してもシミが薄くならず色素沈着を起こしているようなら、塗り薬や内服薬、場合によっては再度レーザー照射などの治療が必要な場合もあります。

シミ取りレーザー後に色素沈着が起きているかも、と不安な場合は一度クリニックの医師に相談してみましょう。