この記事の監修
三苫 医師
ヴェリテクリニック 医師
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ハム目は、二重ラインから下の皮膚がふっくらと膨らんでいる状態を指します。
まつ毛にまぶたのお肉が乗っているような形をしており、食い込みが強い二重やダウンタイム後の腫れぼったい二重のようなイメージです。
編集部
ボンレスハムを糸で縛ったような締め付けが見られることから「ハム目」と呼ばれています。
はっきりした目元の印象から「かわいい」と感じる方もいますが、「二重整形した風に見えてイヤ」「二重整形のダウンタイムが過ぎてもハム目…」など、お悩みの方もいるのではないでしょうか?
今回は、ハム目についてご紹介していきます。
ハム目を解消して、理想の二重を手に入れましょう。
目次
ハム目とは?かわいい?特徴を解説
ハム目は、二重ラインから下の皮膚がふっくらと膨らんでいる状態を指します。
具体的には、以下の特徴があります。
- まぶたがお肉のように「ぽてっ」として、ふっくらしている
- 明らかに二重整形をしたことがバレるような目元
- まぶたがふっくらしていて、常に眠そうな印象を与える
編集部
ハム目は、遠目からでも不自然に見えやすいため、コンプレックスを抱えている方が多いです。
ただし、生まれつきハム目という方はほとんどいませんが、ごく稀に「眼瞼下垂」+重たい二重ラインのまぶたでハム目のように見えることもあります
ハム目の原因は?失敗?
ハム目は、目を開けたときに皮膚の下の組織(筋肉や脂肪、線維組織)がたるんでいることが主な原因です。
具体的な原因は以下の通りです。
希望の幅が広すぎる
ハム目になる原因に、希望する二重幅が広すぎることがあります。
二重幅が広いと二重の皮膚や筋肉が多くなるため、腫れぼったくなり糸が食い込んでしまう可能性が高くなるためです。
二重の引き込みが弱い
二重の引き込みが弱いと、ハム目になることがあります。
これは、二重のラインがまぶたの組織にしっかりと固定されず、十分に引き込まれない場合に発生します。
この結果、まぶたが腫れぼったくなり、ハム目のように見えてしまいます。
筋肉・繊維組織が多い
まぶたの筋肉やコラーゲン、線維組織が多い場合、二重の引き込みが難しくなります。
これによってハム目の症状が現れることがあります。
皮膚のたるみ
加齢やメイクの影響でまぶたの皮膚がたるむと、二重ラインが浅くなり、ハム目に見えることがあります。
皮膚のたるみを改善する方法を検討しましょう。
ハム目の治し方
ハム目を改善するためには以下の方法があります。
編集部
手術の流れと合わせて、適応症・注意点をご紹介します。
埋没法
二重の幅が広すぎることでハム目になっている場合は、埋没法を用いて適切な幅の二重を形成することがおすすめです。
特に、以前に二重埋没法を受けた後にハム目になってしまった方には、この方法が適しています。
幅広の二重を理想とする方も多いですが、美しい目元を実現するには、自分の目の形に合った二重のラインを作ることが重要です。
切開法
切開法は、まぶたの余分な皮膚や脂肪を取り除き、二重のラインを形成する手術法です。
この手術法は、特にハム目を防ぐために効果的で以下の三つの切開法があります。
全切開法
全切開法は、まぶた全体を切開して余分な脂肪や皮膚を取り除き、二重のラインを形成します。
これは永久的な二重を作り出すため、安定した結果が期待できますが、ダウンタイムが長くなることがあります。
まつ毛上切開
まつ毛上切開は、まつ毛のすぐ上を切開して二重のラインを作る方法です。
切開部分がまつ毛に隠れるため、傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。
眉下切開
眉下切開は、眉毛の下を切開して余分な皮膚を取り除き、目元を引き上げます。
特に上まぶたのたるみが気になる人に適しており、目元がスッキリし若々しい印象になります。
眼瞼下垂
眼瞼下垂症のため目の開きが悪い場合は、眼瞼下垂術でハム目の改善が期待できます。
目を開ける筋肉を縫い縮めることで、目の開きを良くできるので、余分な組織が引き込まれ、まぶたが自然に引き締まり、ハム目が解消されます。
目力が上がり黒目がはっきりと見えるので、まぶたのたるみや腫れが軽減されますよ。
不自然なハム目を防ぐ二重整形のポイント
二重整形でハム目を防ぐためのポイントを見ていきましょう。
自分に合った施術を受ける
ハム目の改善方法は個人によって異なります。
まずは美容外科医とのカウンセリングを受け、自分に合った施術方法を選びましょう。
二重整形の種類やリスク、回復期間などを理解し、適切な選択をしましょう。
十分なカウンセリングを医師と行う
施術前に医師とのカウンセリングは非常に重要です。
ハム目の原因や治療法、期待できる効果などを詳しく話し合いましょう。
編集部
疑問や不安をしっかり伝え、納得感を持って施術を受けることが大切です。
実績・技術のある医師に依頼する
ハム目の治療は専門的な技術と経験が求められます。
実績のある医師を選ぶことで、安心して施術を受けることができます。
口コミや評判を調べ、信頼性のある医師を選びましょう。
アフターフォローや保証があるクリニックを選ぶ
施術後のアフターフォローは重要です。
腫れや内出血のケア、経過観察などをしっかり行ってくれるクリニックを選びましょう。
編集部
また、万が一のトラブルに備えて保証があるクリニックを選ぶこともおすすめです。
まとめ
ハム目の原因や治し方・二重整形でハム目を防ぐためのポイントをご紹介しました。
自力での解消が難しいハム目は、専門医に相談し施術するのがおすすめです。
カウンセリングをしっかり受け自身にあった施術で実績・技術のある医師に依頼してみてくださいね。
編集部
ハム目を解消して、素敵な目元を手に入れましょう。
ヴェリテのスカーレス(二重術)で自然で長持ちな二重に!
スカーレスは、埋没法と切開法のメリットを併せ持つ革新的な二重形成術です。
この手法には、注目すべきいくつかの特徴があります。
- 持続性の高い二重ライン
- 左右対称性の高さ
- 目立たない傷跡
従来の方法と比較してみていきましょう。
埋没法 | 切開法 | スカーレス | |
---|---|---|---|
長所 | ・身体への負担が少ない | ・永続的な二重ラインの形成 | ・二重のラインが消えにくい ・傷跡がほとんど目立たない ・左右差が出にくい ・二重のラインが自然に見える |
短所 | ・糸が緩むと二重が消える可能性がある | ・左右差が出やすい ・二重の線がくっきりしすぎる |
スカーレス法は、埋没法と切開法の短所を克服し、長所を取り入れることで、より自然で長期的に安定した二重まぶたの形成が可能。
理想的な二重の実現が期待できます。
スカーレスがおすすめの人
本記事について
※作成日: 2024年4月16日
・本文中の情報やクリニックの詳細は、2024年4月16日時点のものです。そのため、料金や提供サービスに変更が生じる可能性がありますので、具体的な情報については直接クリニックにお問い合わせください。
二重整形は、公的医療保険の対象外となる自由診療であり、治療費は全額自己責任となります。そのため、施術を受ける前には必ず費用について確認してください。
・二重整形リスク
二重整形には、様々なリスクや副作用が伴う可能性があります。施術を受ける前に、医師に施術の詳細をしっかりと確認し、リスクや副作用についても理解しておくことが重要です。
これには、腫れ・痛み・内出血・感染症・目の違和感・左右差などが含まれます。
参考文献
・確認してください!美容医療を受ける前にもう一度:厚生労働省
・美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!-特定商取引法に美容医療のルールが加わりました:国民生活センター
:美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント:政府広報オンライン
・美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について:消費者庁
・日本美容外科学会(JSAS)
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本形成外科学会