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こめかみ形成で元気な明るい印象の顔に

この記事の監修|
名古屋院 李 院長
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こめかみに年齢があらわれてくる

顔のパーツ、こめかみのことを皆さんは意識したことがありますか。ほぼ髪の毛に隠れている部分なので、気にしたことがない方も多いかもしれません。目尻横の外側あたりがこめかみといわれる部分なのですが、へこんでいる方が多いのではないでしょう。日本人はもともと、こめかみがへこんでいる方は比較的多く、年を重ねるにつれて、さらにこめかみはへこんでくるというのです。こめかみのへこみについて、みなさんはどう感じますか。老けてみえる、疲労感、きつくみえるなどの印象を受けるのではないでしょうか。あまりいいイメージがでてきませんが、痩せていて素敵ね!ということにはならないでしょう。それとは逆に、ふっくら丸みのあるこめかみならどうでしょう。愛らしく健康的で、はつらつとしたイメージで若さを感じます。こめかみのへこみを見直してこの若々しさを取り戻したいと思いませんか。

年を重ねていくことは素敵なことです。人生経験をつんで出来上がってきた顔は、内面からでてくるような自信がみなぎっていると思います。しかし、若々しくいるためには少しだけ頑張らなくてはなりません。衰えは誰にでも必ずやってくるものですから、ケアをしている方とそうでない方の差は見た目に現れてしまいます。

こめかみがへこんでいる原因①

もともとへこみが大きい方もいますが、こめかみのへこみは、主に加齢が原因になっています。肌のハリと弾力がなくなること、筋力の低下、顔の脂肪が落ちるといったことがあげられます。セルフケアできる部分もありますので、まずはできることからやってみましょう。こめかみの改善だけでなく、肌や体も健康になっていくことでしょう。

・紫外線、乾燥でハリがなくなる
体の中でも顔だけはほとんど外に出ている状態なので、紫外線にあたる機会はとても多いと思います。紫外線は、こめかみにとって大きな敵です。肌の保湿成分のコラーゲンやエラスチンは水分を保つ役割があり、肌に弾力やハリを与えています。加齢で保湿成分を形成することができなくなると、紫外線が肌の中にまで入り込んできて、蓄えている水分が蒸発してしまいます。その結果、しぼんで肌にしわが出てきて、ハリと弾力が失われるのです。
そして、乾燥も肌だけではなく、こめかみにもいいとはいえません。肌は加齢を重ねると、だんだんと潤いがなくなっていきます。20代にさしかかると女性ホルモンの減少によって、皮脂の分泌が少なくなっていくため、肌の乾燥が始まってきます。なぜなら、肌上層部分の角質層にある、セラミドや天然保湿因子などの保湿成分がだんだんと減少してしまうからです。乾燥が続くとやがて角質層ははがれていき、水分が蒸発し硬くなって小じわになったりハリが失われたりするのです。年を取れば肌の再生周期が遅くなり、紫外線や乾燥の修復にも時間がかかってしまいます。

これらのトラブルが重なると、丸みのあったこめかみもへこみが目立つようになります。肌の紫外線と乾燥は、このようにこめかみにも関係があるのです。スキンケアをきちんと行っていくことも、こめかみにとっては基本的な対策になります。

こめかみがへこんでいる原因②

・筋力の低下
髪の生え際にある噛むときに使う筋肉を側頭筋といいます。筋肉は年を重ねると細くなってきますが、側頭筋も同様に衰えによって筋力が低下します。顔の場合、筋力が弱くなると肌がたるみ、たるんでくるとほうれい線が目立ち、顔の形も変形してしまうのです。
そうならないために、咀嚼を増やして筋肉を鍛えましょう。近年は咀嚼の回数も少なく、噛みごたえのあるものを食べることが減ってきています。咀嚼の回数が減る事で、筋力の衰えを進行させているといっても過言ではありません。これを改善するには、噛みごたえのあるものを食べたり咀嚼の回数を増やしたりと、食べ方を変えていくことが必要です。
また、調理する時には、野菜を大きめにカットして使うといった咀嚼を促す工夫をしてみてもいいでしょう。普段の食生活も気にしてみると側頭筋の筋力アップができるようになってきます。さらに、咀嚼は脳に刺激を与えて活発になるので、脳の老化も防いでくれるため、あらゆる部分の健康につながりおすすめです。
この他に、こめかみの筋力をあげるトレーニング方法もありますので、ぜひやってみてください。
こめかみの筋力低下を防ぐための側頭筋トレーニングを行って筋肉を鍛えてみましょう。体全体を動かす運動ではないので、気軽にできて実践しやすいですよ。
まず、こめかみ周辺のマッサージをし、筋肉を和らげます。側頭筋は目を使ったり噛みしめる癖があったりすると凝り固まり、凝りがひどくなると、顔を引き上げたままキープすることができません。マッサージは、こめかみの髪の生え際を指で優しく回して上に引き上げてください。この時は筋肉を意識してマッサージしましょう。また側頭筋は耳にもつながっているため、耳は意外に凝りやすい箇所です。耳をつまみくるくると回すようにしてマッサージします。お風呂上りや湯船に浸かっている時なら、体も温まっているので凝りも和らぎやすいでしょう。
マッサージして筋肉がほぐれたらトレーニング開始です。奥歯を7秒程度噛みしめます。力を入れすぎず、こめかみの筋肉が動いているのを感じる程度で問題ありません。そのあと、ゆっくりと7秒で戻していきます。これを3回繰り返すだけと簡単なので、これなら毎日続きそうですね。

・顔の脂肪が減少する
こめかみがへこんでしまうのは、加齢だけが原因ではありません。痩せることは常に女性のテーマだと思いますが、食事制限も一因と考えられます。脂肪を減らし、スタイルを整えていくのが理想です。しかし、その際に顔の脂肪も落ちることで、顔全体はすっきりしますが、同時に落ちなくても良いこめかみの脂肪も落ちてしまうことも。日本人はもともとこめかみがへこんでいるため、脂肪が落ちれば余計にへこんでみえます。こめかみにへこみがあると老けて見られ、疲れた印象を与えてしまうため、食事制限もほどほどにしなくてはなりません。
こめかみについて、へこんでいる原因や自分でできることをお話してきましたが、できることにはやはり限界があります。改善が難しい場合には、美容外科でこめかみ形成という施術を行っていますので、施術内容なども参考にしてみてください。医師の技術と経験により、理想の形に近づけてくれることでしょう。

施術方法

理想のこめかみとはどのようなものでしょうか。こめかみのことだけを考えると、ピンと来ないかもしれません。顔の他の部分とのバランスで、ほどよく丸みのある形に整えたほうがよいでしょう。デザインは、事前に担当医師との相談で理想的に仕上がるように行います。
こめかみ形成の施術をする方には、こめかみにへこみがある方はもちろん、こめかみの段差を整えたい、額全体の形を整えたいといった、若々しく変わりたいという要望が多くみられます。
これらのこめかみに関する悩みは、ヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入で理想の形にすることができ、施術により丸みのある若々しさ、メリハリがある表情豊かな顔立ちになります。施術方法はヒアルロン酸注入、プロテーゼ挿入術があります。

・ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、プチ整形と呼ばれているほどとても手軽にできる施術で、施術時間はおよそ10分。施術後約1年は続き、注入後は体内に吸収されていきます。ヒアルロン酸は体内で形成される成分なので、体に吸収されても悪影響はありません。ヒアルロン酸の量を確認しながら注入していくため、注入量の調節もしやすく、デザインに合わせた施術が可能です。ヒアルロン酸注入は美容整形に抵抗がある方でも、比較的行いやすい施術方法と言えるでしょう。

・プロテーゼ挿入術
事前にシミュレーションを行って術後の仕上がりなどを確認し、細部にまでこだわって要望に合わせたデザインを決めていきます。側頭毛髪内の3~4cmを切開し、こめかみのくぼみのある箇所にプロテーゼを挿入します。プロテーゼは、人口軟骨とも呼ばれ軟骨と同じくらいの硬さでできています。ヒアルロン酸注入との大きな違いは、プロテーゼの素材は吸収されることがないので形が持続するところです。プロテーゼは、骨と骨膜の間にしっかり収まるようにデザインしているので、変形やずれが生じることはありません。挿入前後の違和感はなく感触も自然な感じです。

もし、ヒアルロン酸注入後にプロテーゼに変更したいときには、手術を行うこともできます。手術前にヒアルロン酸の分解剤を注入した後に、プロテーゼ手術が可能です。分解されない注入剤の場合は、手術中に除去を行ってからプロテーゼを挿入します。万が一曲がっていたり、形状が気に入らなかったり、ずれがあったりする場合には新たなプロテーゼに入れ替えることも可能です。ダウンタイムはプロテーゼ挿入後に腫れやむくみがあるため、1~2週間程度かかると考えてください。内出血があったとしても、10日前後で自然に消えていきます。目立ちにくい箇所でもありますし、お化粧でカバーすることもできます。日常生活はたいてい問題ありませんが、しばらくは激しい運動は控えたほうが良いでしょう。

こめかみの他にも印象が変わる施術法

肌のしわ、シミも加齢によって増えていきますが、こめかみのへこみでも同じように加齢が感じられることがわかりました。へこんでしまうのはこめかみだけではありません。目の周辺にもくぼみが現れてきます。人の第一印象は目で決まる!とも言われていますので、第一印象はできるだけ良い印象を与えたいですね。目の周辺にも脂肪注入や上眼瞼くぼみへのヒアルロン酸注入など、見た目も自然にボリュームアップができる施術もあります。全体的にバランスを整える必要があれば、医師に相談してみるのも良いでしょう。

まとめ
こめかみを整えると印象が優しくなって、気持ちも明るく変わっていくことでしょう。ヒアルロン酸注入なら、手軽に理想の形に仕上がります。万が一、デザインが気に入らなかったり、不自然になったりする場合にも対応できるようになっています。ヒアルロニターゼという注入液を使って、元の状態に戻すことができます。こめかみのへこみに悩んでいる方は、まずはヒアルロン酸の注入から検討されてはいかがでしょうか。美容外科で健康的なはつらつとした女性になることができます。