夏のレジャー前にケアしたい、露出ゾーンのムダ毛
ムダ毛の処理方法を見直してみよう
また、ムダ毛の処理方法はいかがでしょうか?処理する方法によって持続期間や肌への負担は異なってきます。
自身の処理方法について一度見直してみてはいかがでしょうか?
▼カミソリ、電動カミソリ
多くの人におなじみの方法ですね。
カミソリによる剃毛は大変手軽で安価な脱毛方法です。
しかし、毛根に働きかけるわけではないため、持続期間が短いです。
▼毛抜き・脱毛シート・脱毛ジェル
剃りにくい場所にある、抜けにくい太い毛や長い毛を毛抜きで抜くことはありませんか?
ピンポイントで毛を抜くことができますが、痛みが強く、広範囲にわたって行うのは難しいです。手間もかかりますね。
さらに、毛抜きによる脱毛では、後から生えてくる毛が角質の下で伸びてしまう「埋もれ毛」になってしまう場合があります。
ますます処理が大変になることもあるので、注意が必要です。脱毛シート・ジェルも同様になります。
▼電動脱毛器
自分の手で行う毛抜きによる脱毛の痛さや遅さを解消できる脱毛ツールの一つに電動脱毛器があります。
高速で回転するピンセットが毛を抜いていく仕組みです。高速であるため、毛抜きに比べると痛みが伝わる前にさっと抜けていく、という印象です。
しかし、電動になっても処理方法は毛抜きと同様なので、埋もれ毛が出てしまいます。
毛抜きと電動脱毛器による脱毛で埋もれた毛を、角質を削って引っ張り出すことはできます。
ただ、肌をこすってしまうため、何度も繰り返すうちに摩擦による色素沈着が生じる恐れがあるので注意しましょう。
▼家庭用光脱毛器
家庭用光脱毛器は、エステサロンで利用できるような光脱毛(フラッシュ脱毛)を家庭でもできるようにした脱毛器です。
照射範囲は広いですが、IPLという波長の幅の広い光を用いているため、狭い範囲に強く働きかけることができません。そのため、望ましい脱毛が難しいです。
▼家庭用レーザー脱毛器
光やIPL、レーザーを照射するタイプの脱毛器は、メラニン色素のある黒い部分に熱を加え、毛根にダメージを与えることで脱毛を促します。
しかし、使用する際には注意が必要です。
医療用レーザーに比較すると、出力が弱く毛根へのダメージが限定的であることから、脱毛の効果が不十分な場合があるためです。
また、医療機関と異なり、肌トラブルが発生した場合に補償として医療機関での処置が受けられるわけではありません。
エステサロンで実施される光脱毛も、医療脱毛に比較すると出力が弱めです。
このため、医療用レーザーで行う脱毛よりも施術期間が長引く傾向にあります。
美容皮膚科や美容外科でできる脱毛とは?
レーザー脱毛で太い毛を脱毛
医療機関でこそできる医療脱毛といえばレーザー脱毛です。さて、実際に医療脱毛を受ける場合、どのように進行するのでしょうか?
医療脱毛で用いるレーザーは、出力が強いため医師による医療行為で用いられます。
そのため、脱毛を目的として来院された場合には、まず、医師の診察を受けます。
▼肌のチェック
脱毛を目的として受診した場合、まず、肌を確認します。
・肌に傷がある
・1カ月以内に強い日焼けをしている
といった肌の異常が見られる場合、レーザーを当てることで弱った皮膚に大きなダメージが生じてしまいます。
ケガがなくても色素沈着などの恐れがありますので、事前に医師に知らせることが大切です。
なお、元から肌色が濃い場合も、脱毛で十分な効果が得にくい場合があります。
この点についても事前の肌のチェックで確認します。
▼毛質、毛量のチェック
次に、毛質・毛量をチェックします。
特に、毛質は重要です。レーザーの光による熱を吸収しやすいのは黒く太い毛。
そのうち、毛周期が毛根の成長している時に当たっているものが、脱毛効果が上がる毛根です。
つまり、最も目立つ毛から脱毛が進んでいくのです。
一般的に太く濃い毛の集まるスネやヒザ、ヘソ周り、Vラインなどの脱毛にはレーザー脱毛が最適だということがわかりますね。
毛が太いとそれだけ熱を吸収するということは、それだけ痛みがあり得るということでもあります。
もちろん、医師が毛の太さに合わせてレーザーの出力を調整します。
▼ジェル塗布
続いて、脱毛箇所にジェルを塗ります。
凸凹とした皮膚を滑らかにし、レーザー照射面との隙間に差がないようにします。
また、このジェルは余分な熱を吸収させる目的でも使われます。
▼テスト照射
ゴーグルを装着して、テスト照射を行います。
この段階でいったん強い痛みや異常がないかを確認・調整します。
▼本照射
連続して照射をしていきます。
照射は15mm x 12mmの長方形で、重複や隙間のない施術が可能です。
なお、痛みや熱さが残らないよう、実施した箇所を冷やしながら続けます。
▼施術後
医師・看護師から施術後の注意を受けます。
特に、レーザー照射をした箇所については日焼けの予防をするようにします。
レーザー照射を受けた時点で日焼けと同様の状態となっているため、二重に肌への負担を負うことを避けるためです。
エステサロンと異なり、脱毛後のローション塗布などの必要はありません。
▼次回施術まで
レーザー照射から2、3週間で、レーザーが毛根にダメージを与えることのできた毛が抜けていきます。(初回のレーザー照射で約40%の脱毛が目指せます。)
毛周期に合わせた施術のため、だいたい2カ月程度の間隔をあけます。
なお、施術後に万一トラブルが生じた場合には、抗炎症剤などの医薬品を処方して治療します。
▼「毛が減った」と思えるまでの期間は?
個人差がありますが、だいたい3回程度の施術で見てわかるぐらいになります。
e-MAXで細い毛&うぶ毛を脱毛
ここまでは、Vラインのような濃く太い毛に用いるレーザー脱毛を見てきました。
しかし、背中や腕にはもっと細い毛やうぶ毛が生えていますよね。
これらについては、レーザー脱毛ではなく、e-MAXという機器を用いた脱毛を行うのがおすすめです。
脱毛ダイオードレーザーと高周波(RF)を合わせられる特殊な機器であるe-MAXは、レーザー脱毛と異なる仕組みで脱毛を促します。
肌の表面から3~4mm下の深い部分にわたって温度を上昇させることで、毛の再生組織にダメージを与えます。
レーザー照射では黒い毛を媒介として毛根にダメージを与えましたが、e-MAXは毛を必要としないため、細く色の薄い毛やうぶ毛に対してもアプローチできます。
なお、e-MAXはこのほかに、
・シミやくすみ、赤ら顔
・小ジワ、肌のたるみ
・ほうれい線、額・目の周りのシワ
に対する施術の機能が備わっています。
同じ機器を使用できるため、脱毛以外も気になる方は、並行してできるか医師に相談するとよいでしょう。
見えない部分の脱毛で、すべすべ肌のバージョンアップを!
医療機関でできる、背中やVラインなどの見えない部分の脱毛について確認してきました。
医療用レーザーなどを用いた脱毛は、一時的な脱毛ではありません。自宅にて自分で行う脱毛のような長期間の摩擦による色素沈着や埋もれ毛などの肌トラブルやエステサロンのような長期間の施術期間・ローションなどの購入が必要なく、さらに比較的短期間で済む点が優れています。
特に、初回の脱毛だけで約40%の脱毛が得られる可能性がある点は、夏に向けて脱毛を検討する上でとても魅力的でしたね。
水着や浴衣、フレンチスリーブ、アップのヘアスタイルなど、夏は女性の輝きをより華やかに見せてくれるアイテムがたくさん出回ります。ぜひこの機会に医療機関での脱毛で、ますます装いをステキに見せられる「つるつるすべすべな美肌」を狙ってみませんか?
サツキの季節も終わりを迎え、夏に向かって動き出すこの時期に気になるのが、脱毛です。
しだいに気温が高まるため衣替えをして、半袖で出かけることが増えていきます。
さらに季節が進んで夏を迎えると、タンクトップや袖なしのワンピースやチュニック、さらに水着を着る機会が多くなっていきますね。
このように露出の大きい服装になるに従って、ムダ毛が気になってきます。
誰もが気にするムダ毛ゾーンのケアは当たり前
女性の場合、水着を着るときに真っ先に対策するのは、次のムダ毛ゾーンでしょう。
・腕(特に前腕の目立つ毛)
・脚(スネ・ヒザ・フトモモの硬い毛、長い毛)
・ワキ(濃い毛)
小学校高学年から中学校の頃には体毛が濃くなっていきます。
ずっとムダ毛処理を続けてきているなら、これらの箇所のムダ毛処理は慣れっこですよね。
実際、半袖の季節になると、それこそ毎日のように処理している人は少なくありません。
「いっそ男性用の電動シェーバーを買って使おうかな?」なんて思うこともあるでしょう。
手足やワキの処理は、そのくらい生活に浸透している作業です。
では、大人の女性が気にしたいムダ毛ゾーンについてはいかがでしょうか?
きちんとケアできているでしょうか?
大人の目には見えている! 露出ゾーンのムダ毛
大人になって仕事を始めると、ムダ毛の処理の面倒さが際立ってきます。「もうちょっと丁寧にしたいけど、今日はこのくらいでいいかな」と、つい手を抜きがちになってくるのも仕方がありません。
しかし、実際には、大人の目線で見ると、美しいボディを手に入れるには、もっとケアが必要なゾーンがたくさんあります。
服装が自由になり、自分を魅力的に見せる機会がこれまで以上に増えるのに伴って、ムダ毛処理の範囲も広がります。
例えば、
・うなじ(背中近くの長い毛)
・背中(広がるうぶ毛)
・ヘソまわり(太めで長い毛)
・Vゾーン(パンティラインからはみ出てしまう毛)
などがさらにケアしたいムダ毛ゾーンです。
これらの場所は、特に水着などの夏の装いをしたときに「自分からは見えにくく、他人からは丸見え」となります。
自分ではベストの状態と思っているにもかかわらず、油断している部分にばかり目がとまってしまうとしたら、残念ですよね。
女性の魅力を最大限に生かすためにも、これまで目を向けていなかった場所、手の届かなかった場所のケアも意識していくのが大切なのです。