化粧では隠し切れないアゴやエラを削る美容整形
エラ削り
エラは、顔が四角く大きく見えてしまう要因とも言われ、また頑固なイメージなど、第一印象にも大きく影響する部分になります。
下顎骨の下顎角という部分が横に広がっていたり、大きくなっていたりするためにエラが張ってしまいます。また、骨以外にも咬筋が張っていることも原因となります。
手術では、この下顎角を切除することで、前から見ても横から見ても美しいフェイスラインを造っていきます。
○施術方法
手術の際は、口中の奥歯の歯茎の下あたりを切開し、突出している下顎角と余分な筋肉を削ります。エラが一気になくなるので小顔が持続する手術です。また、全身麻酔をして手術を行うため、3日ほど入院する必要があります。
アゴ骨削り
アゴが長い、しゃくれている、口を尖らせているように見えるなど、アゴの悩みも深刻です。整形手術では、アゴの骨を削ることでシャープな輪郭に近づけることができます。
こちらも口中の歯茎の下を切開し、骨を切除する手術が行われます。切除の方法は悩みや目的によって異なりますが、こちらも全身麻酔が必要になるため、術後は3日ほどの入院が必要となります。
○施術方法
アゴを削る施術方法は以下の方法があげられます。
・アゴ削り
下アゴが突き出しているいわゆる「しゃくれ」、アゴが伸びているという方に行われる方法です。切開後に、アゴの先端や両端部分が削られるものです。
・中抜き
切開後、アゴの骨をダルマ落としの要領で中抜きし、詰めて繋ぎあわせる方法です。中抜きしたことで生じた骨と骨の段差は削り、アゴの長さや方向を調整した上でプレートを使って固定します。
・アゴ中抜きと前出し
アゴ先が後ろを向いている、アゴがないという方に行われる方法です。切開後、アゴの骨を水平に切り、下側の骨を前に出したところで固定するものです。
術後のダウンタイム
口の中の手術になるため、見た目には傷あとが残ることはありません。しかし、内出血が発生するため、術後3日ほどはドレーンと呼ばれる血を抜くための管を挿入して過ごすことになります。また、骨を削るため、術後2〜4週間は痛みが残ります。痛みが引くまでは顔が下膨れになることもありますが、鎮痛薬や保冷剤を使用しながら過ごしましょう。
また、これらのことからしばらく安静にして過ごした方が良いと考える方が多いですが、寝ているばかりだと顔が腫れやすくなるため、できるだけ体を起こしていましょう。口が開けづらくなることもあるため、食事は柔らかく食べやすいものがメインとなります。
無理のない手術で美しいフェイスラインを
エラやアゴを削るほどに小顔になれると思いがちですが、やりすぎるとフェイスラインが不自然になってしまうため、施術の際は注意が必要です。また、アゴの近くにはオトガイ神経が通っているため、その長さによっても削れる分量が変わってきます。無理をすると神経に損傷が及ぶ場合もあるため、まずはカウンセリングを受け、自分に合った美しいフェイスラインを手に入れましょう。
近年、メイクのテクニックによって目を大きく見せたり、顔の血色をよく見せることが可能となりました。しかし、そうしたメイクテクニックを駆使しても隠しきれないのが、「突き出たアゴ」や「エラ」。フェイスラインを整えて小顔を手にいれるために、美容整形で行える施術についてご紹介します。